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トーエイオーナーズミーティング2014<2014年9月14日〜15日走行>

林道花川原線  9月14日(日)・15日(月)の2日間にわたって、第17回TOEIオーナーズミーティング(TOM)が長野県松本市郊外の浅間温泉で開催されました。今回は各地から84名のサイクリストが集合しました。今回、私は5年振りのカーサイクリングで参加です。

 初日は自宅を当日朝5時45分に出発、関越練馬IC〜藤岡JCT〜上信越道上田菅平ICというルートでクルマを走らせて、道の駅「あおき」に8時45分に到着。クルマをデポして青木村・筑北村の峠を巡るルートを走りました。
 コースとしては、道の駅から国道143号線の青木峠(明通トンネル)、林道花川原線の花川原峠、国道143号線の会吉トンネルと辿り、最後にもう一度青木峠を逆から登り返して、道の駅に戻るという周回コースです。
 走行距離は60kmにも満たないですが、ほぼ同じ標高差の峠を登っては下るという、貧脚にはなかなか走り甲斐のあるコースでした。

 宿はTOMで2回目となる浅間温泉の地本屋さんで、リニューアルされた温泉で汗を流し、美味しい食事と宴会、そして参加者の皆さんとの自転車談義を大いに楽しみました。

 2日目は宿から道の駅「上田道と川の駅」にクルマで移動し、道の駅から旧トンネルが廃止された四十八曲峠の現状確認をした後、冠着付近からの善光寺平の眺望を楽しみ、戸倉上山田温泉に下って道の駅に戻るという周回ルートを走りました。
 この日も、登っては下るというのを2回繰り返すルートで、タップリ足を使いましたが、旧四十八曲峠のトンネルまでは行けましたし、一本松峠に至る県道498号から眺める善光寺平の雄大な眺めも堪能して、なかなか良いランとなりました。

 というわけで、今回のTOMも2日間ともまあまあの天気の中を予定していたプランを無事こなすことが出来ましたし、宿での参加者の皆さんとの歓談と宴会で楽しい一時を過ごすことも出来て、充実した2日間でした。
 最後になりますが、主催者・スタッフの皆様には深く感謝いたします。

走行データ

 ※ツーリングレポートトップページの一覧表から行程表のMS-EXCEL版ファイルがダウンロード可能です。

 1.行程表・プロフィールマップ コース・プロフィール
 2.コース全体図・ルートラボ
   1日目 http://yahoo.jp/GTY9eR 2日目 http://yahoo.jp/JOV5Gc

TOM2014 コース全体図

レポート要約 - 1日目:9月14日(日)

林道花川原線花川原峠 初日は自宅を当日朝5時45分に出発、関越練馬IC〜藤岡JCT〜上信越道上田菅平ICというルートでクルマを走らせて、道の駅あおきには8時45分に到着しました。
 今日のコースは青木村・筑北村の3つの峠を巡る周回ルートで、まずは国道143号を青木峠に向かいます。

 青木村役場を過ぎると道は明確な登り勾配となり、そのまま青木峠まで平均勾配5%弱の登りが続きますが、修那羅峠方面への分岐を見送ると、意外に楽に登ることが出来ます。

 トンネルを抜けて少し下ると道は2本に分かれ、今回は県道303号に入って西条まで一気に下ります。そのまま西条からさらに南下し、乱橋から上町方向にハンドルを向け、次は花川原峠を目指します。集落の間のきつい直登をやり過ごすと、勾配は多少緩くなりますが、それでも峠までは常に10%以上の勾配が続きます。

 広い切り通しの花川原峠にはお昼過ぎに到着。空気が澄んでいれば、正面には北アルプスの常念岳や槍ヶ岳を望めたはずですが、今回は霞んでいて残念でした。峠を越えて会田まで下ると、山梨でよく見掛けるハッピードリンクショップがあり、ここで軽くランチタイムとしました。

 13時過ぎ、再びサドルに跨がり、しばらくは国道143号と並行に走っている県道303号を進みますが、これが意外にきつく感じる道で、間もなく国道143号と合流するあたりで、屋根付きの資材置き場の日蔭で休憩しました。

 一休みして出発し、国道143号と合流して緩い勾配の道を少し走ると会吉トンネルに到着です。ここは信号のある珍しいトンネルです。その後、青木峠を反対側から再び抜けて、道の駅まで一気に下りました。

 16時少し前に道の駅をクルマで出発。狭くてきついカーブの続く山間ルートの県道12号で、私のクルマの美味しいトルク域を使った走りを楽しみ、三才山トンネルを経由して、宿舎に到着しました。

 ということで、予定していたルートを走り終えて、温泉で汗を流し、宴会に突入していったのでありました。  


レポート要約 - 2日目:9月15日(月)

善光寺平の眺望  前日の宴会が一段落して寝たのは0時を回った頃でしたが、6時には目が覚めました。一部のメンバー恒例の朝ポタは各自の自主的判断に委ねましたが、朝もきちんと起きる自転車乗りの集団だけあって、何人かの方は朝ポタに行かれたようです。

 その後、8時からの朝食と9時の集合写真撮影が終わると、今回のTOMも終了です。主催者の挨拶と、前日の抽選会で見事フレームオブジェを当てた方の1本締めで無事お開きとなりました。参加者の皆さんがそれぞれ帰宅の途に着く中、私もクルマに乗り込み、道の駅「上田道と川の駅」に移動しました。

 2日目のプランは、道の駅にクルマをデポし、旧トンネルが廃止された四十八曲峠の現状確認をした後、善光寺平の眺望を楽しみ、戸倉上山田温泉に下って道の駅に戻るという周回ルートで、まずは県道77号線を北上します。10kmほど走って女沢橋交差点を左折、四十八曲峠に向かいます。
 実際には四十八曲峠の旧トンネルは老朽化のため廃道となり、現在は全長1,513mの坂上トンネルが通じています。

 女沢橋交差点から約2kmの間は直線的な登りで、思ったよりきつく感じますが、最初のヘアピンカーブを過ぎた当たりからは傾斜も緩く感じられるようになり、つづら折れの道を登っていきます。その後、交差点から約7km走ったところで旧峠への道の分岐地点に到着しましたが、頑丈な南京錠でロックされたゲートが設置されていて通行止めとなっていました。

 分岐地点から500mほど進むと坂上トンネルに到着です。全長1,513mと結構長いトンネルですが、ほぼ直線のため、出口もはっきり見えます。トンネルを抜けると道は下り勾配となり、下り始めると間もなく筑北村側の旧峠への分岐地点です。こちらは旧峠から姨捨山への登山口に続く道があるためか、ゲートはありません。
 ということで旧峠に向かう道に入りましたが、路面はそれほど荒れてはおらず、2kmちょっとで12年振りに旧トンネルに到着しました。トンネル入口は金網と施錠されたフェンスでしっかり塞がれており、通行禁止の看板が太いタイラップで固定されています。看板の裏は人がくぐれるほどの穴が空いているので、その穴を塞ぐ位置に固定したようです。中を覗くとトンネルの壁面はそれほどひどい状態ではありませんでした。

 旧トンネルをUターンして更に下って行き、坂井から右折、篠ノ井線冠着駅方向に登り返します。駅を過ぎると道は一気に勾配を増し、きつい登りを懸命にペダルを踏んで県道498号との合流地点を目指します。冠着駅から5km強登ると、上田と聖高原を結ぶ県道498号との合流地点ですが、ここから見下ろす善光寺平の展望は実に雄大で見事なものです。遥か下には長野自動車道の橋桁と篠ノ井線の羽尾信号場跡のスイッチバックが見え、ちょうど特急しなのが通過していくのが見えました。

 しばし展望を楽しんだ後は県道498号を上田方面に向かいます。約2kmの登りをこなすと戸倉上山田温泉までは豪快なダウンヒルです。ところが善光寺大本願別院まで下ると、そこからの1kmは、スリップ防止の亀甲パターンに溝が掘られたコンクリート舗装の急坂となりました。勾配標識には18%と書かれており、ものすごい振動と闘いながら、歩くのと大して変わらない速度でそろそろと下って行きました。

 ここまで下ると、あとは道の駅まで戻るのみです。ほぼ平坦な県道77号を気持ち良く飛ばして、道の駅には16時過ぎに到着。今回のランも終了となりました。

 一休みして17時少し前に道の駅を出発し、上田菅平ICから上信越道に乗り、関越道の渋滞があったものの、4時間半ほどのドライブで帰宅しました。  




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