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はじめに

 自己紹介目次ページでも書いたとおり、PCがまだ「マイコン」と呼ばれていた70年代後半から80年代の初頭、AppleUやPC-8001、MZ-80Kなどが市販された頃から興味を持ちました。以下はパソコンを通じた自分史のようになってしまいますが、もし興味があれば、ご笑覧下さい。

1.きっかけ

 時代的には日本のパーソナルコンピュータ黎明期だった頃で、専門雑誌の『I/O』、『アスキー』、『マイコン』、『マイコンBASICマガジン』などが創刊された少し後でしょうか。まだマイコンという呼び名が主流でした。
 機種としては、シャープのMZ-80、NECのPC-8001、日立のベーシックマスター、富士通のFM-8、アップルのAppleU、タンディ・ラジオシャックのTRS-80、コモドールジャパンのVIC-1001などが売れ筋だったと記憶しています。
 当時、大学の友人の間でちょっとした「マイコン」ブームとなり、一人がAppleUのデッドコピーである「AP-U」を買ったのを皮切りに、何人かが別々の製品を立て続けに購入しました。ほとんどの製品はマイクロソフトBASICをベースとしたBASICインタプリタを搭載しており、雑誌に掲載されていたプログラムコードを入力して走らせていました。それを見ている内に何となしに大きな可能性を感じ、あっという間に引き込まれていった次第です。

2.東芝パソピア初代機 - 最初に買ったPC

TOHSHIBA PASOPIA そんな私が選んだ最初のコンピュータは、見かけのデザインに惹かれた東芝のパソピア(PA7010)というマイナーな製品で、本体価格は\163,000でした。スペックは以下の通りです。

  • CPU:Z-80(クロック4MHz)
  • フリーメモリ:最大64KB
  • BASIC-ROM:32KB
  • ビデオRAM:16KB
  • 画面解像度:最大640×200
  • サウンド:単音ビープ
  • I/F:プリンタ/カセットレコーダ/RS232C 等

 本体に加えて、純正グリーン高解像度CRTディスプレイ、プログラム入出力用カセットレコーダ、ドットマトリクスプリンタ(恐らく当時のエプソンがOEM供給)などをセットで購入し、大学生協に払った金額は、 1982年当時確か40万円弱だったと思います。もちろんハードディスクはまだありませんし、5インチフロッピードライブもあまりに高価で手が出るものではありませんでした。

 搭載言語はマイクロソフトBASICをベースとしたT-BASICでしたが、雑誌『アスキー』などに掲載されていたマシン語モニタ(機械語を直接書き込むためのプログラム)を必死になって打ち込み、16進数の機械語でプログラムを作成したり、大学の実験レポートのデータ計算や小遣い帳プログラムなどをBASICで組んだりして楽しんでいました。

 しかしこのPCを手にした事で、コンピュータのその後の発展を確信し、いっそのことコンピュータとソフトウェアの発達を内側から見ていきたいと思うようになった事で、ソフトウェア会社に就職したのですから、このPCの購入が私の仕事人生を決定づけた要素の一つである事は間違いないですね。

3.シャープX68000初代機 - 一目見て衝動買い

SHARP X68000 就職して人並みに結婚し、数年経った1987年のある夏の日に、夫婦で秋葉原に出掛けました。暑い日が続いていたので、我が家でもついにエアコンを買おうということになったのです。
 さて、ある大型家電店に入った時のことです。パソコン売り場に見慣れないデザインの製品が陳列されていて、思わず目にとめました。かってのワールドトレードセンターを思わせるツインタワーデザインの本体、マウスとしてもトラックボールとしても使えるマウストラックボール、本格的アーケードゲームに劣らないフルカラーの美しいゲーム画面(グラディウス)などを見ている内にムラムラと購入意欲が湧いてきてしまい、結局その場で奥さんを拝み倒して購入してしまいました。
 それがシャープのX68000の初代機でした。エアコンがパソコンに化けてしまったというわけです。定価は確か37万円くらいだったかと思います。

 この機種はモトローラのMC68000(クロック10MHz)というCPUを採用し、グラフィック機能とサウンド機能が当時のMS-DOSマシンとは比較にならないほど優れていました。そのため、業務用のゲームソフトが多数移植され、結果としてホビーマシンとしては一世を風靡したものの、主流にはなり得ないまま市場から姿を消しました。
 我が家でも専用のワープロソフトなどを利用したり、C言語の自己学習に使ったりはしましたが、まだ小さかった息子のゲームマシンとして使う時間が多かったのが現実でした。そういえば、電話線に繋いだ1200bpsのモデムを使ったパソコン通信もこのマシンで始めました。

 X68000は日本のパソコンの歴史上に残るマシンの一つだと思いますし、私自身も未だに処分出来ず、当時買ったソフトとともに物置にフルセットで保管したままです。多数のゲームソフトやCコンパイラ、満開製作所のフロッピーマガジンなどもありますが、どなたか欲しいという方はいませんかねえ(笑)
 なお、X68000のスペックについてはこちらをご覧下さい。

4.NEC PC-9821Bs - MS Windows3.1の導入

NEC PC9821Bs 1990年代に入ると、それまで国内市場で圧倒的な力を誇っていたNECのPC98シリーズの対抗勢力として、「DOS/V」マシンが市場に現れてきました。日本語処理をハード的に処理するPC98に対して、国際標準のIBM-PCのアーキテクチャと互換性を持ち、日本語処理をソフトで処理するDOS/Vマシンは、開発スピードと価格の点でPC98と真っ向から勝負してきたのでした。
 私も当時「コンパック・ショック」と言われたほど低価格のコンパックPCを買ってみようと思っていましたが、会社の開発業務がPC98ベースのものが主流だった事や、社内販売で比較的安く買えた事から、1993年に通称「B-MATE」と言われたPC-9821Bsを購入しました。
 拡張スロットは相変わらずNEC独自のCバスだったものの、前面のファイルベイはIDE規格であり、このマシンで初めてCD-ROMドライブや内蔵HDDを体験したのでした。スペックは以下の通りです。

  • CPU:インテルi486Sx(クロック33MHz)
  • フリーメモリ:標準5.6MB〜最大35.6MB
  • ハードディスク:170MB
  • 本体内蔵ビデオチップ:シーラスロジックGD5428
  • 画面解像度:最大1024×768(256色)
  • サウンド:単音ビープ
  • 外部記憶装置:3.5インチFD/170MBハードディスク
  • プリンタ/マウス/RS232C等

 当時仕事で既にWindowsのシステム開発を手掛けていた事もあり、個人でもNEC製のWindows 3.1を購入して、このマシンにインストールしました。 Windows 3.1はMS-DOSベースであり、最初にMS-DOSをインストールして、次にWIindowsをインストールするという手順が必要でした。 起動もMS-DOS上から"win"とコマンドを入力するやり方です。
 また、処理速度を上げたり快適な動作環境を作るためには、システム設定に関係する"config.sys"、"autoexec.bat"等のファイルを工夫する必要がありましたが、 それだけに、色々と知識を身につけたのは、このマシンのおかげかもしれません。

5.インターネット初体験

Mosaic さて、この頃から「秀Term」という通信ソフトを使ってテキストベースのパソコン通信を本格的に始めるようになり、Niftyserveのフォーラム(BBS)に繋いでいました。 確か1995年初めだったと思いますが、パソコン専門誌のインターネットの解説記事を読んだのと、朝日ネットがインターネット接続サービスを開始したのがきっかけとなり、 ぜひともインターネットを体験したいと思いました。
 日本語版Windows 3.1はネットワーク機能が貧弱でしたが、初期のブラウザである"Mosaic"、パソコン通信でダウンロードした"Trumpet"(ダイアルアッププログラム )、"win32s"(32ビットアプリケーションを16ビットのOS上で動かすためのプログラム) などを組み合わせて、色々苦労しながらも、設定を終えてようやく動いたときは感激しました。


trumpet configration ちなみに最初にアクセスしたのはアメリカのホワイトハウスでしたが、ブラウザの画面上に少しずつ現れてきたホワイトハウスの画像をみて、電話線を通じて自宅のPCがアメリカと繋がったんだなあと、家族揃って画面に見入ったものでした。ただしこの時は、ISPに支払う料金もまだ従量制でしたし、接続している間は電話も使えなかったので、毎日15〜30分程度の接続でガマンしていたと思います(笑)

 

 

 

6.ついにDOS/Vに乗り換え

 日本でもWindows95が発売された1995年当時、パソコン雑誌の記事はパソコンの自作やショップオリジナルPCに関するものが多く、私もどうせならメーカー製ではなく自分で色々いじれそうな自作にトライしようという気になっていました。
 ただし、いきなり自作というのも敷居が高い気がして、その年の9月に秋葉原のC-BOXというショップのタワー型オリジナルPCを買いました。価格は本体のみ32万で、購入時のスペックは以下の通りです。

  • CPU:Pentium(133MHz)
  • マザーボード:EPOX P55-IT(430FX 200MHz対応)
  • メモリ:16MB(EDO-RAM 60ns)
  • ビデオカード:カノープスPW968PCI(S3-968 4MB)
  • ハードディスク:クァンタムFB-1080AT(1.08GB)
  • CD-ROM:東芝4倍速(E-IDE)
  • サウンドカード:サウンドブラスター16i/DV
  • ネットワークカード:3com Etherlink III(ISAスロット用)
  • モデムカード:TSU・NA・GU(28800bps)
  • 購入時OS:Windows 3.1

 今見ると、特にメモリやハードディスクの容量の少ない事にあらためて時代の流れを感じます。でも当時はハードディスク容量がついにGBの単位になった事に驚きました。

 その後、11月23日深夜0時にWindows 95日本語版が発売され、私もすぐに乗り換えました。秋葉原の深夜のお祭り騒ぎを記憶されている方も多いのではないでしょうか。GUIがより洗練された95でしたが、私はインターネット接続がはるかに簡単になった事の方がありがたかったですね。

7.以後、自作の道へ

自作PC 1号機  前項に書いたショップオリジナルPCは、ハードディスクをより容量の大きなものに交換したり、メモリ増設したりしながら、1年半ほど使用していましたが、1997年春にAMD-K6というPentiumとSocket7互換のCPUが発売されました。インテルより低価格で高性能という触れ込みに心惹かれ(笑)、ここでついに自作の道に入りました。CPUだけでなく、本体ケース・マザーボード・ビデオカードなども交換したのですが、いわゆる相性問題にぶつかり、Windows 95の安定動作にこぎつけるまでは結構苦労しました。
 しかし苦労した甲斐があって、以前より快適な性能が得られ、自作の楽しさを実感しました。写真は自作1号機で、採用したパーツのスペックは以下の通りです。

  • CPU:AMD-K6(200MHz)
  • マザーボード:ASUS TX97-E(430TX)
  • メモリ:48MB(EDO-RAM)
  • ビデオカード:カノープスTOTAL3D(Rendition Verite 1000-L 4MB)
  • ハードディスク:クァンタムFB-3200TM(3.2GB)
  • モデムカード:SportsterVoice33.6(33600bps)

 ちなみに、当時の購入記録によると、AMD-K6は\67,000、マザーボードは\24,800、ビデオカードは\28,800、ハードディスクは\34,800で購入していました。現在よりも高いですが、当時は安いと思っていました。

 その後、現在に至るまで、自宅のメインマシンはずっと自作です。その変遷の詳細はとても書き切れないので、CPUとビデオカードに限って、記憶にある限り書いてみます。CPUは1号機以降現在に至るまでAMDです。

  • CPU:
    K6-2(350MHz)→ K6-2(500MHz)→ Athlon(900MHz)→ Athlon XP1900+(1.6GHz)→ Athlon64 X2 3800+(デュアルコア 2GHz)→ Phenom II X4 965 BE(クアッドコア 3.4GHz)
  • ビデオカード:
    DIAMOND VIPER-V330(nVIDIA RIVA128)→ MELCO WGP-FX16(3dfx Voodoo Banshee)→ 3dfx Voodoo5 5500AGP(3dfx Voodoo5)→ CREATIVE 3D Blaster 4 MX420 AGP(nVIDIA GeForce4)→ ASUS GeForce FX5200 AGP(nVIDIA GeForce FX5200)→ GIGABYTE GeForce 7600GS PCI-Express(nVIDIA GeForce 7600GS)→ 玄人志向 GF9600GT PCI-Express(nVIDIA GeForce 9600GT)→ 玄人志向 GeForce GTS250 PCI-Express(nVIDIA GTS250)→ 玄人志向 Radeon HD5770

 最後に2014年5月時点の現行自作7号(CPU:AMD Phenom II X4 965 BE)の主要スペックを示します。本機を作ってからそろそろ4年近くなりますが、このスペックで特に遅いと感じる局面も無いので、今しばらくはこのままにしておく予定です。

  • CPU:AMD Phenom II X4 965 BE (3.4GHz)
  • マザーボード:ASUS M4A88TD-M EVO/USB3 (AMD 880G)
  • メモリ:DDR3-SDRAM 1GB×3
  • ビデオカード:Radeon HD5770
  • ハードディスク:HITACHI製3.5インチHDD(500GB)+SAMSUNG製3.5インチHDD(250GB)
  • ストレージ:DVDマルチドライブ(DVD-RAM/+R/-R/CD-R/CD-RW)×1
  • サウンド:マザーボード内蔵8CH音源チップ、2.1CHスピーカーシステム
  • ネットワーク:マザーボード内蔵LAN、MELCOスイッチングハブ、コレガ無線ルータ、au光回線
  • ディスプレイ:LG FLATRON W2363V(23インチ液晶ディスプレイ)
  • プリンタ:Canon MG6230
  • ソフトウェア環境:Windows7Pro、OFFICE2013、ATOK2010

8.ノートパソコン遍歴

 ノートパソコンも台数的にはかなり購入しています。昔は会社で消化しきれなかった仕事を自宅でやったり、出張に持って行ったりする機会も多く、どちらかというと必要にせまられて買ったというところです。
 それでも、せっかく自腹を切って買う以上はそれなりにスペックの良いものが欲しくなるもので、随分投資してしまいました。ここでは製品名をあげるにととどめますが、それぞれ購入当時としては比較的小型軽量高性能な機種を選定しているところは、どうもクルマ趣味と通じるところがありそうです。
 今はスマートフォンでもインターネットアクセスが出来ますし、情報漏えいの問題から会社でもPCの持ち出しはかなり制限されているので、しばらく購入していませんでしたが、2012年夏に富士通のFMV-R8290を久し振りに買ってみました。現在はWindows8.1の評価用として使用中です。 

  • NEC PC-9801NS/E:
    i386SX(16MHz)、DSTNモノクロ液晶 解像度 640*400
  • NEC PC-9801NC:
    i386SX(20MHz)、TFTカラー液晶 解像度 640*400 ※初のカラー液晶ノートで定価は60万円近かった
  • 富士通 FMV-BIBLO:
    i486DX(50MHz)、FDD内蔵のB5オールインワンノート、解像度 800*60
  • 富士通 FMV-BIBLO:
    i486DX(100MHz)、FDD内蔵のB5オールインワンカラーノート、解像度 800*600
  • 富士通 FMV-BIBLO:
    Pentium(100MHz)、FDD内蔵のB5オールインワンカラーノート、解像度 1024*768
  • 松下 Let's Note AL-N2:
    Pentium(150MHz)、B5、トラックボール
  • 松下 Let's Note AL-N2:
    Pentium(166MHz)、B5、トラックボール
  • 松下 Let's Note CF-S51:
    Celeron(300MHz)、B5、11.3インチ 解像度 1024*768
  • NEC Lavie-Note:
    PentiumV(850MHz)、軽量オールインワン
  • 富士通 FMV-R8290:
    Core2 Duo(1.40GHz)、軽量オールインワン、12.1インチ 解像度 1280*800

 以上、私のパソコン遍歴を当時の状況と絡めてまとめてみましたが、自転車に劣らず結構投資してますね。

 

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