追憶のカタログ展Part41:1974PEUGEOT

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追憶のカタログ展

− Part41:1974 PEUGEOT −

 Part41は1974年のPEUGEOT(プジョー)です。 プジョーはそれまでも少量輸入されていましたが、1973年にヤマハ発動機が総代理店の契約を結んで、正式輸入が開始されました。車種としてはロードレーサーが5種、サイクリング車が6種、ミニサイクルが3種、そしてレディ車が1種となっています。いずれも、いかにもフランス流のものになっています。
 また、プジョーについては、ZENさんのホームページでも詳しく紹介されていますので、ぜひご参照下さい。

なお、本カタログは岡山のF・K様のご協力により掲載致しました。この場を借りて、御礼申し上げます。

 注.下記の画像は著作権保護対象と思われますが、本ホームページではあくまで趣味の範囲での使用に限定するものとし、特に著作者には届出しておりません。 著作権保持者や関係者の方は、何かございましたら、即刻削除等の処置を致しますのでご連絡下さい。

 


右半分が表紙、左半分が裏表紙です。写真はフェミニンのイメージですね。

最高級ロードレーサーのSuper PX10Eを題材として、フレームとメカニズムを紹介しています。この頃は各パーツメーカーもまだまだ元気で、ここに使われているパーツを使用したプジョーは、翌年1975年のツールドフランスでもベルナール・テブネにより総合優勝を果たしています。この写真の右端のマイヨ・ジョーヌがテブネです。

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ここではロードレーサーが紹介されています。車種は、Super PX10E、PX10E、PR10、PA10E、J10の5種類。価格は掲載されていませんが、当時のニューサイクリング誌で調べてみましたら、順に\250,000、\110,000、\69,000、\56,000、\33,000となっていました。いずれもストロングライトのチェーンホイール、サンプレックスの変速機、マファックのブレーキ等、古くからのマニアにはおなじみのパーツが採用されています。また上位3車種はレイノルズ531のチューブセットが使われており、ナベックスプロ等のラグは黒塗りとなっています。
ちなみに当時中学生だった私の弟は、私がシルクロードに乗っていたのに影響されたのか、初めて買ってもらったスポーツ車がJ10でした。私と一緒に峠越えにも行っています。

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モデルとなっている青年達は70年代の雰囲気満点です(笑)
さて、こちらは一般向きのサイクリング車です。UE8とミキストタイプのUE18は、外装10段変速、27×1・1/4(注.700Cではありません)の快走用サイクリング車です。それ以外のPX50、PE41B、PL40、J50は26インチです。PL40は外装3段、すなわちリヤスプロケットは『たったの』3枚です。現代のリヤ10速と比べると隔世の感があります。

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こちらはミニサイクルです。NS40は外装4段、PNS22とNS22はシングルスピードで、PNS22は折りたたみ式フレームです。今で言うフォールディングバイクですね。NS40は漫画家の宮尾岳さんの「並木橋通りアオバ自転車店」でも題材になっていますね。スタイルはさすがフランス流というところで、今見ても優雅なデザインだと思います。

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最後はレディ用軽快車のPA25と、各車種の仕様です。

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