ツーリングレポート:1975/02/09:盆堀林道・入山峠

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1975年2月9日:盆堀林道・入山

  入山峠は今でも東京のサイクリストになじみ深い峠ですが、当時は峠が林道の終点でした。このツーリングの前夜、荷物の準備をしていると、中2の弟が自分も連れて行って欲しいと言いだし、仕方なく(笑)、連れて行くことにしました。当時、弟は私の自転車熱に影響されて、ヤマハ発動機により輸入が始まっていたプジョーのJ10という26サイズのセミロードレーサーを買ってもらっていました。初めてのサイクリングがいきなり峠行となったわけです。

 以下のレポートは、当時書いたものです。ひどい文章でお恥ずかしいですが、あえてそのまま載せています。ところどころに
赤字で書いている部分は今回付けた注釈です。

2月9日(日):盆堀林道・入山峠越え(晴・微風、帰りは向かい風強し)

 今日は弟と二人で行くことになった。弟にペースを合わせているので
※兄としてのプライドがにじみでているやや遅かったが、立川、五日市、林道入り口と、まあ快調に進んだ。林道は路面自体はそんなに悪くないが、雪が溶けたものであろう水たまりが多く、日の当たらないところではアイスバーンとなっている。それでもしばらくは走れたが、ダム工事をしているあたりから道が急激に悪化、崖崩れもいたるところで起こっている。しかも時々パラパラと石が落ちてくるので、気が気でない。

 この林道は盆堀川という川に沿っているのだが、しばらく行くうちに地図と合わなくなってきた。それでもそのまま進むと、道はだんだん急な登りとなり、最後には林道は終点となってしまった。
※実はここが入山峠でした(苦笑)
 
そこからは山道となってしまうので、ここで昼食にすることにした。握り飯と紅茶の食事である。風は無く大変静かで、聞こえるのは鳥のさえずりだけであった。
 



前方が林道終点、すなわち当時の入山峠。
 


入山峠にて:弟のプジョーと私のシルク
 


荒れた林道を下る弟。
 


 30分ほどしてから、来た道を戻ることにした。アイスバーンでひっくり返り、背中をクイル
※もちろんクイルペダルのことです。で打ったほかには特にケガも無く、しかしゆっくりと下って行った。例によって、ブレーキレバーを握る手が痛い。それにしても、なんと下りの速いことよ。またたくまに五日市に着いてしまった。
 そこからは向かい風となったが、弟が急に元気を出して、ハイスピードで戻り、アッという間に仙川に帰り着いた。入山峠はよくわからなかったが
※だから林道終点が峠だったんですけどね、なかなか良いツーリングだった。

所要時間:8時間40分
平均時速:12.5km/h
費   用:840円
距   離:108km
行   程:仙川−17−立川−22−武蔵五日市−15−林道終点−54−仙川

 

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