追憶のカタログ展Part39:1982ブリヂストン ユーラシア・アトランティス
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追憶のカタログ展
− Part39:1982ブリヂストンユーラシア・アトランティス −
ユーラシアの登場は1976年で、当時のブリヂストンの高級スポーツ車「ダイヤモンドシリーズ」の一つ下のモデルとして発売されました。フレーム前3角はCr.Mo(クロモリ鋼)、フロントホークはH.T(ハイテンション鋼)となっています。前後キャリア、バッテリーランプ、バッグ、ボトル、ブレーキレバーパッド、トークリップ/ストラップなど多くのオプションパーツが用意されており、システムスポーツと銘打って販売されました。その後、毎年のように細かなモデルチェンジや車種追加が行われ、サイクリングに興味を持った若い人達のスポーツ車として、そのほかのマスプロメーカーの同クラス車とともに一時代を築きました。当時サイクリングに出掛けると、各地の街道やユースホステルなどで多くのユーラシアに出会ったものでした。
Part39は1982年モデルです。このカタログはユーラシアとアトランティスの総合カタログとなっています。私見では、83年頃までが各マスプロメーカーの本格的サイクリング車の最盛期だったように思います。
アトランティスのフレームは、コンチネンタルカットラグ、ロストワックスホーククラウン、オリジナル鍛造エンド等が採用されているほか、各種直付け工作が施され、本格的なパイプキャリヤも装備されており、細かな仕上げを除けば、オーダー車とほぼ同等だったように思います。ユーラシアグランはアトランティスの弟分として、ツーリング車として充分な仕上がりだったと思います。
なお、このカタログはA4サイズに折りたたまれており、以下の画像は適時展開して掲載しました。
本カタログは岡山のF・K様のご協力により掲載致しました。この場を借りて、御礼申し上げます。
注.下記の画像は著作権保護対象と思われますが、本ホームページではあくまで趣味の範囲での使用に限定するものとし、特に著作者には届出しておりません。 著作権保持者や関係者の方は、何かございましたら、即刻削除等の処置を致しますのでご連絡下さい。
ユーラシアについては、以下の各ページに掲載しています。
Part71:1976、Part57:1977、Part74:1978、Part49:1979、Part39:1982(このページ)
表紙は小さなローカル駅と車掌車(ヨ5000かヨ6000?)が輪行の旅という雰囲気で、なかなかいいですね。表紙の裏はユーラシアグランツーリングです。650×35A(26×1・3/8)の典型的な日本のランドナーという感じがします。
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こちらはディアゴナール、スポルティーフ、ロードレーサー、レディの4車種です。特にディアゴナールは、フロントトリプルの18スピード、700×32Cホイール、カンティブレーキ、フロントキャリヤ直付ヘッドランプ等のスペックが、当時舗装化が進み始めた日本国内向けの新しいツーリング車を提唱していたようです。
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こちらの3ページはアトランティスです。ユーラシアと比較すると、パーツはもちろんの事、フレームがはるかにグレードが高く、なかなか見事なラグワークとロストクラウン等がセールスポイントでした。ダイヤモンドシリーズ直系のシリーズだけに、キャンピングもラインナップされています。
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別刷りで挟み込まれているのは表がオプションパーツや用品、裏はスペック表です。キャリヤ類から、バッグ、各種サイクリング用品が豊富に紹介されています。またアトランティスについてはフレームカラーのオーダーも可能でした。特に純正バッグは種類が豊富で、使い勝手の良いものも多く、私も個人的に幾つも購入して、今でも6種類ほどは現役で使っているほどです。
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こちらは各車種のスケルトンとスペック表です。
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