フォトレポート:2011夏ツーリング2日目

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2日目:道の駅あおき〜保福寺峠〜会田〜会吉トンネル〜青木峠〜修那羅峠〜道の駅あおき


 

 2日目はまず鹿教湯温泉から青木村の道の駅にクルマで移動する。県道12号線を行くのだが、大明神岳の東側を巻くように走るこの道自体がなかなか魅力的な峠道である。

 道の駅あおきは今までも何度か利用しているが、このあたりの峠道を走るための拠点として、ちょうどいい位置にある。

 自転車をクルマから降ろして10時半過ぎに出発。今日は昨日以上にいい天気で、日差しも強烈である。村役場を過ぎて、先ほどクルマで移動してきた県道12号線を逆送、途中から右折して 県道181号線に入り、保福寺峠を目指す。しばらくは全く日蔭の無い炎天下の道をひたすら登って行く。今日もたっぷり汗をかかされそうだ・・・


みちの駅あおきに移動する前に、鹿教湯温泉街の散策コースを一回り。この橋は紅葉橋といい、内村川上流の渓谷の紅葉が見事だとのこと。

こちらは五台橋という屋根のある珍しい橋。

道の駅あおきには10時過ぎに到着。

道の駅を出発。

上田から青木村を経て松本に至る国道143号線は、このあたりほぼ一直線の道が続く。前方にはいかにも真夏という感じの入道雲が。

ここから右折して県道181号線を保福寺峠に向かう。峠まで14キロとある。

しばらくはひたすら炎天下の登り勾配である。

昨日と同様、何か体温も上昇している感じで、どうも力が入らない。

それでも道が森の中に入り、木陰が増えてくると少し楽になってきた。

昔ながらの舗装の荒れた登りが続くが、昨日に比べれば勾配もそれほどきつくないので、のんびりとペダルを回して行ける。

自転車はおろかクルマやバイクとも全く会わず、蝉時雨の中の気持ちよい登りである。

やがて前方が開けてくると・・・

ここが保福寺峠である。標高は1,345メートルで筑摩山地を越える最古の峠である。

日本アルプスを世界に紹介したウェストンが明治24年にこの峠から見た北アルプスの絶景に見とれた事を記念する碑。

残念ながらもやに霞んで北アルプスの絶景は拝めなかった。


奥が会田方面への下り。右側は今から33年前、1978年8月のツーリングでほぼ同方向を写したもの。ウェストン碑へのとりつきの道の付き方が変化している。

30分ほど休憩したのち、峠を後にして下り始めた。

しばらくは集落もない山間の道をひたすら下って行く。

保福寺の集落に入る。

はるか前方には豊科の街並みが見える。

下り切って錦部のコンビニで飲み物補給。

ここからしばらく国道143号線も完全2車線の整備された路面が続くが・・・

このあたりから、昔からの山越え道路の雰囲気となる。ちなみに国道143号は1890年に長野県道として全通した古くからの道である。

三才山トンネルを抜ける国道254号が全通して以来、この道は交通量が激減している。

クルマにとっては国道ならぬ酷道とまで言われているらしいが、自転車にとっては勾配も緩く、静かな峠越えが楽しめる道が続く。

やがて会吉トンネルに到着。このトンネルは通行可能な国道のトンネルとしては日本最古のトンネルのひとつ。相互通行のための信号が珍しい。

会吉トンネルを抜けて先に進む。

下に見える道は東條ダムに通じる道。


このあたり展望の開ける明るい雰囲気で、お気に入りの区間である。
 

多少の上り下りはあるが、稜線をほぼ水平に走り、青木峠に向かって少しずつ登っていく。

再び両側に木々が茂ってくると、峠は近い。

青木峠(明通トンネル)に到着。このトンネルは、通行可能な国道のトンネルとしては日本最古とされており、会吉トンネルとともに1890(明治23)年に開通している。

全長95メートルのトンネルを抜けると、このように見事な眺めが広がる。(奥は菅平、万座方向)

峠からの展望を堪能すれば、後は道の駅あおきに向かって下るだけである。

一気に下って、修那羅峠に続く県道12号線の分岐に到着。


予定はしていなかったが距離も短いので修那羅峠まで往復することにしたが、平均勾配10%近い登りで結構きつく、大型トラックなども黒煙を上げながらうなりをあげて登って行った。


 

修那羅峠で安宮神社の石仏を見に行かないのはどうかと思うが、今回はパスしてしまい、さっさと戻ってしまった。

修那羅峠を下った後は道の駅に戻るだけである。

15時45分、道の駅あおきに戻って来た。一休みしてから、自転車をクルマに積んで、今日の投宿先の布引温泉に向かった。

2日目も猛暑の晴天の中、予定していたコースを無事走ることが出来てホッとした。3日目はクルマで山岳ドライブを楽しみながら帰京する。


−−−< 3日目フォトレポートに続く  >−−−

 

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