追憶のカタログ展Part65:1986片倉シルク

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追憶のカタログ展


− Part65:1986
片倉シルク スポーツサイクル −

 Part65は1986年の片倉シルクスポーツサイクルカタログです。80年代も後半に入り、車種構成にも変化が現れています。トラックレーサーやキャンピングがカタログから消え、代わりにトライアスロンモデルが登場しているところに、当時の国産スポーツ車の状況が見てとれます。表紙のデザインを見ても、サイクリングを唯一の趣味とするというより、音楽やキャンプ、フィッシングなどとともに楽しむものとなっているというイメージが表現されています。サイクリングが『汗みどろの旅』から、爽やかな汗をかくフィットネススポーツに変化しつつあった時代を反映しているように思います。

本カタログは神奈川のI・K様のご協力により掲載致しました。この場を借りて御礼申し上げます。

 注.下記の画像は著作権保護対象と思われますが、本ホームページではあくまで趣味の範囲での使用に限定するものとし、特に著作者には届出しておりません。著作権保持者や関係者の方は、何かございましたら、即刻削除等の処置を致しますのでご連絡下さい。


※以下の各画像をクリックすると拡大画像(縦1240ピクセル)が表示されます。

 

 

 表紙です。 上にも書きましたが、爽やかなスポーツギアとしての自転車をイメージさせるデザインになっています。自転車はオーダーによるトラックレーサーで、ダウンチューブのロゴマークも伝統的なデザインです。

 

 

 ストラーダとネーミングされていますが、型番はR2-L、すなわち伝統のR2ロードの最新モデルです。
 サンツアースプリントフルセット14速仕様になっています。

 

 

 こちらはクリテリウム(RA-L)です。 シマノ600EXフルセットで、SISシフティングレバーが装備されています。いよいよインデックス時代に入ったという事ですね。ただし、変速段数は12速です。

 

 

 当時日本でも知られるようになったトライアスロン用モデルのRA-TLです。
 2ボトル装備、やや寝かせたヘッドアングルと50mmのフォークオフセットは当時の各社のトライアスロンモデルのスタンダードな設計です。また、この頃から多色カラーも一般化してきたと思います。

 

 

 こちらは中級パーツ中心のロードレーサーのRB-SLです。競技というよりはフィットネス用に近いコンセプトだと思います。

 

 

 入門用ロードレーサーのRBOです。初めてのロードレーサーという位置づけでしょうか。

 下段はジョギングモデルと称するミキストタイプのもので、休日に軽く一汗流すためのライトスポーツというところですね。

 

 

 グランスポーツはいわゆるスポルティーフに相当するモデルですが、分割式マッドガードも装備した快走ツーリング車となっています。

 ランドヌーズは、650×38Aのタイヤを装備した輪行用ツーリング車です。ランドナーの定義は様々ですが、60年代に日本に紹介されたフランスのランドナーモデルを日本の地形と輪行を考慮したものに消化した和風ランドナーの典型と言ってもよいと思います。

 

 裏表紙です。


 

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