追憶のカタログ展Part64:1983片倉シルク

  追憶のカタログ展先頭ページに戻ります

追憶のカタログ展


− Part64:1983
片倉シルク スポーツサイクル −

 Part64は1983年の片倉シルクスポーツサイクルカタログです。長い伝統を誇るR2ロード、R1トラック、SC15キャンピングは、このカタログでも健在です。シルクらしい丁寧な工作のフレームに質実剛健なパーツ構成で、メーカーとしては小規模ながら、バランスのいいスポーツ車が掲載されています。以下のカタログに掲載されているいずれかの自転車からサイクリング趣味に入った方も多いのではないでしょうか。

本カタログは神奈川のI・K様のご協力により掲載致しました。この場を借りて御礼申し上げます。

 注.下記の画像は著作権保護対象と思われますが、本ホームページではあくまで趣味の範囲での使用に限定するものとし、特に著作者には届出しておりません。著作権保持者や関係者の方は、何かございましたら、即刻削除等の処置を致しますのでご連絡下さい。


※以下の各画像をクリックすると、別ウインドウで拡大画像(横1280ピクセル)が表示されます。

表紙です。最高級ロードのR2-Xではなく、実戦派ロードレーサーとして長い実績を持つR2を表紙に持ってくるところが、いかにも片倉シルクらしいと言えるのではないでしょうか。
 

最高級ロードのR2-XSよりも、長い伝統を持つR2ロードとR1トラックの方が写真も大きく掲載されており、それぞれ型番はR2-A、R1-Aとなっています。R2-XSが当時のシマノDAフルセットであるのに対して、R2-Aはサンツアー・杉野・吉貝中心のパーツ構成となっているのが特徴です。
 

R2の一つ下のグレードのグロワールロードです。デラックスタイプのRA-Gはサンツアー中心、スタンダードタイプのRB-Gはシマノ105中心のパーツ構成で、フレーム工作も多少差があるようです。また女性用のフレームサイズの小さいタイプも用意されています。
 

こちらはスポルティーフとツーリングで、当時の定番的仕様になっていますが、スポルティーフも杉野PXのトリプル仕様になっています。パイプキャリアの装備、スポルティーフのセンタープル直付、ツーリングのヘッドランプ直付や革サドルなど、オーダー車感覚でまとめられています。
 

限定車種となっているレディスポーツと22インチ・24インチのミニスポーツに加えて、シルク伝統のSC15キャンピングが掲載されています。キャンピングはパニア台がオプションとなっていますが、帆布製のサイドバッグは前後フル装備であり、MAFACクリテリウムカンティブレーキが採用されているあたり、当時のマスプロメーカーのキャンピング車としては、やはり頂点に位置していたような気がします。
 

こちらは各マスプロメーカーの入門用スポーツである"ヨンキュッパ"(\49,800)シリーズに相当するシルクロードシリーズです。BSのロードマン、ミヤタのジュネス、ナショナル(現パナソニック)のラスコルサあたりの競合車種になります。下の画像にあるキャリアやバッグ類、電装品、各種アクセサリーがオプションパーツとして用意されています。
 

主要車種についてはフレーム単体でも発売しており、例を挙げると、R2-XSが\96,500、R2-Aが\69,500、キャンピングが\62,500となっています。
 

裏表紙はスペックチャートになっています。各パーツのメーカー名や商品名、仕様が詳細にわたって記載されていますね。


  追憶のカタログ展先頭ページに戻ります

inserted by FC2 system