表紙です。最高級ロードのR2-Xではなく、実戦派ロードレーサーとして長い実績を持つR2を表紙に持ってくるところが、いかにも片倉シルクらしいと言えるのではないでしょうか。
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最高級ロードのR2-XSよりも、長い伝統を持つR2ロードとR1トラックの方が写真も大きく掲載されており、それぞれ型番はR2-A、R1-Aとなっています。R2-XSが当時のシマノDAフルセットであるのに対して、R2-Aはサンツアー・杉野・吉貝中心のパーツ構成となっているのが特徴です。
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R2の一つ下のグレードのグロワールロードです。デラックスタイプのRA-Gはサンツアー中心、スタンダードタイプのRB-Gはシマノ105中心のパーツ構成で、フレーム工作も多少差があるようです。また女性用のフレームサイズの小さいタイプも用意されています。
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こちらはスポルティーフとツーリングで、当時の定番的仕様になっていますが、スポルティーフも杉野PXのトリプル仕様になっています。パイプキャリアの装備、スポルティーフのセンタープル直付、ツーリングのヘッドランプ直付や革サドルなど、オーダー車感覚でまとめられています。
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限定車種となっているレディスポーツと22インチ・24インチのミニスポーツに加えて、シルク伝統のSC15キャンピングが掲載されています。キャンピングはパニア台がオプションとなっていますが、帆布製のサイドバッグは前後フル装備であり、MAFACクリテリウムカンティブレーキが採用されているあたり、当時のマスプロメーカーのキャンピング車としては、やはり頂点に位置していたような気がします。
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こちらは各マスプロメーカーの入門用スポーツである"ヨンキュッパ"(\49,800)シリーズに相当するシルクロードシリーズです。BSのロードマン、ミヤタのジュネス、ナショナル(現パナソニック)のラスコルサあたりの競合車種になります。下の画像にあるキャリアやバッグ類、電装品、各種アクセサリーがオプションパーツとして用意されています。
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主要車種についてはフレーム単体でも発売しており、例を挙げると、R2-XSが\96,500、R2-Aが\69,500、キャンピングが\62,500となっています。
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裏表紙はスペックチャートになっています。各パーツのメーカー名や商品名、仕様が詳細にわたって記載されていますね。
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