今回はカーサイクリングのつもりで準備していたが、前日の天気予報では2日目が雨模様とのことで、融通の利く輪行に変更した。時刻表を調べると、新幹線を使わずに小田急線を使っても所要時間はほとんど変わらず、運賃ははるかに安い。

　ということで、自宅に一番近い小田急の狛江駅で自転車を輪行袋に収めて小田急線の電車に乗車、小田原からJRに乗り換えて三島、三島から伊豆箱根鉄道駿豆線で定刻の8時46分に修善寺に到着した。

　自転車を組み立てている内にカーサイクリング組の仲間も順次駅前に姿を現した。よくご一緒する方も久しぶりの方もいるが、皆さんお馴染みの方ばかりで、やあやあとご挨拶している内に自転車も組み上がった。

　今日は天気も良く、かなり暑くなりそうである。そして、途中合流の一人を除いて本日のメンバーが全員集まったところで、9時半過ぎ、修善寺駅前を出発。まずはひたすら登って、戸田峠を目指すのであった。

今回の相棒は11速仕様スポルティーフ。 2月の御前崎デビュー後、マッドガードをストックしておいた新品に交換の上、リヤを分割式に加工。ホイールはマヴィックの完組ホイールに26Cのタイヤを履かせた。今回が輪行デビューで、リヤの分割式ガードと前後ホイールをはずしただけで輪行袋に収まったのは嬉しい誤算。

以下、一部の写真は参加者の撮影したものをお借りしています。

修善寺駅前に集まった参加メンバーの皆さん。

こちらのお方はクリートのついていないSPDシューズで来てしまったが、なんと！スペアのクリートを持っているメンバーがいて、出発前に無事クリートを取り付けることが出来た。

修善寺駅前で集合写真を撮影して、さあ出発。

今日は絶好のサイクリング日和となりそう。

修善寺温泉から虹の郷方向にハンドルを向ける。ここから約14kmで標高差850mの登りが続く。

各自それぞれのペースで登り始める。

虹の郷のフェンス横で小休止。

後続は来ているかな？

登るに連れて、西方向に海が見えてくる。

西伊豆の海岸線方向の眺望。

ひとしきり頑張って、だるま山高原レストハウスに到着。ここで標高は約620m。

しばし一休み。

3月11日の震災後そろそろ2ヶ月になろうとしているが、観光客も少しずつ戻っている様子で、駐車場は結構な混雑だった。

レストハウスを出発、戸田峠に向かう。

皆さん、のんびりと会話しながらペダルを踏んでいく。

戸田峠に到着。標高は約670m。

山桜がまだ綺麗に咲いていた。

戸田峠を後にして西伊豆スカイラインにハンドルを向ける。

戸田峠から西伊豆スカイラインのピークまでは、更に200mばかり登らねばならない。

西伊豆スカイラインのピークに近づくと、時折強風にあおられてハンドルを取られそうになる。しかし、さえぎるものがないだけあって、眺望は見事である。

登って来た道を望む。なかなかダイナミックな風景である。

このあたりが今日のコースのピーク地点で標高は約930m。皆さん良く頑張りました（笑）

ピークから一気に下り、土肥峠に到着。

さあ、土肥の海岸まで標高差570mのダウンヒルである。

山間の快適な下りに、皆さん頬が緩んでいますね。

あっという間に駆け下りて、土肥の町なかに到着。

海岸沿いの国道136号線に入ってランチ出来る店を探し、ここ「味蔵山」に決定。

味蔵山は定食に食べ放題のサイドメニューがついていて、皆さんガッツリといただきました。

海岸沿いとはいえ、土肥から今日の宿のある雲見温泉までは何度かの登り返しもあり、決して平坦ではない。

1回目の登り返しのピークに近い場所の恋人岬で小休止。

若い恋人達が大勢歩いている中、いいトシしたおじさん達と紅一点で堂々記念撮影（笑）

※ 写真お借りしました。

2回目の登り返しを下ると堂ヶ島。

ここで飲み物補給。私も保温ボトルに缶コーヒーを補給中。　※ 写真お借りしました。

飲み物を補給後、なかなか出発しない皆さんに先行して、雲見温泉を目指す。

雲見温泉まで残り8.7kmの標識

松崎を過ぎて、このあたりが3回目の登り返し。一人黙々とペダルを踏む。

最後の登り返しをやっつけると、雲見温泉である。追いついてきたUさんと松原荘を探す。

そして17時15分、松原荘に2人で到着。まずは風呂で汗を流し、後続の到着を待つ。
※ちなみに、後続の皆さんは石部の棚田に立ち寄り、檄坂を登ったそうな。

目の前の海で採ってきた新鮮な海の幸の数々。

盛りだくさんの磯料理を前に乾杯、その後は夜遅くまで、今日の行程や自転車の話で盛り上がったのであった。