早春の飯山を訪ねてNo.2
No.2:顔戸〜平丸峠〜野沢温泉(泊)〜涌井峠〜飯山
平丸峠へは飯山新井線(県道411号)を上って行く。このあたりはスキー場であり、リフトの下をくぐりながら、最初の内はゆるやかな勾配が続く。奥に見える山々は野沢温泉スキー場のあたりである。
高度を上げていくと、徐々に残雪が増えて来る。
リフト終点。
眼下の千曲川と奥志賀の山並みが美しい。
道の左右の残雪が少しずつ多くなってくるが、陽差しは暖かく、気持ちよい上りである。
このように展望は素晴らしいが、道の状態は・・・
顔戸から約6km、桂池のあるこの地点がピークである平丸峠である。ただし峠は県境ではない。
峠の斜面はこの通り残雪に覆われている。
わかりずらいが、背後は雪に覆われている桂池である。それにしても景色とウェアがアンバランスである。
桂池。
真冬は凍結していたのだろうが、今はシャーベット状で、落ちたら命が無くなりそうだ。さて、とりあえず県境まで下ってみることにする。ご覧の通り、残雪はますます増えてきて、とてもGW中のツーリングとは思えない雰囲気である。
そして、ここが県境。全面通行止の看板の向こうは全く除雪されていない。カーブミラーも半分ほどの高さまで雪に埋もれていた。信越国境の碑はいつ頃のものであろうか。
これでは峠に登り返して、元来た道を引き返すしかない。
その後は残念ながら、せっかく上ってきた道を気持ちよく(苦笑)ダウンヒルし、国道117号を淡々と道の駅まで戻った。道の駅で色々プランを考え直したが、ここまで来ていきなり帰京するのももったいないので、野沢温泉あたりでお湯につかってサッパリした上で翌日帰ることにしたのだった。この辺がソロツーリングのいいところでもある。
野沢温泉は外湯が豊富にある。地元の高校生と一緒に汗を流した。彼らは毎日温泉に浸かっているわけだ。
とても立派な入り口。でもどれも無料というのがいい。
ここ野沢温泉も今が桜の満開である。
朝からにぎわうみやげもの屋。
いかにも古くからの温泉街というたたずまい。
今日は空き地にクルマをデポし、ここ藤ノ木から、とりあえず涌井トンネルに行ってみることにした。
何カ所か現れた登坂車線。
地名が「硫黄」というのがすごい。
藤ノ木から4km弱の上りで、涌井トンネルに到着した。豪雪地帯らしく、トンネルの前後はスノーシェルターが設置されている。
涌井トンネルから新潟県境までは下りとなる。
さすが3桁国道だけあって、時々こんな狭い箇所もある。
涌井トンネルからゆるやかな下りを5km強走って、県境に到着した。
昨日に続いて、再び峠を登り返し、デポ地からクルマに乗って、帰宅の途に着いたのである。
さて、今回は2日間とも峠から下って県境というパターンだった。道路状態や時間の関係で、峠を越えて更に走っていくというプランにならなかったのは少々残念ではあったが、奥信濃の早春の景色を存分に楽しめたという点では、なかなかよいツーリングであったように思う。
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