追憶のカタログ展Part44:1980深谷産業
− Part44:1980深谷産業 −
今回は1980年の深谷産業のカタログです。 深谷産業は現在でもEDDY MERCKXの輸入元であり、それ以外にもオリジナルブランドのGHISALLO、DAVOSなどを発売しています。特にDAVOSは現在では珍しいランドナー、スポルティーフとなっています。このカタログではオリジナル完成車とフレームが紹介されていますが、特にイタリアンタイプのロードレーサーは、当時としてはなかなかセンスがあり、私も欲しいなと思った記憶があります。
なお、本カタログは岡山のF・K様のご協力により掲載致しました。この場を借りて、御礼申し上げます。
注.下記の画像は著作権保護対象と思われますが、本ホームページではあくまで趣味の範囲での使用に限定するものとし、特に著作者には届出しておりません。 著作権保持者や関係者の方は、何かございましたら、即刻削除等の処置を致しますのでご連絡下さい。
表紙は籐カゴを装備したシクロフェミナンとでもいうモデルです。
上段はシングルスピード、下段は5段変速です。
ロードレーサーが3種類です。
SR-210はいわゆるオールカンパモデルで、チェーンホイールなどはスーパーレコードのようです。
フレームの工作やカラーリング、フロントフォークの曲げ形状はイタリアンレーサーの雰囲気充分です。
SR-207はデュラエースEX仕様、SR-204はシュパーブ仕様です。なお、このページは拡大画像もありますので、そちらもご覧下さい。
このページの上の2台は、シマノAX仕様のエアロモデルです。
AERO-220はデュラエースAX、AERO-330は600AXをそれぞれフル装備しています。3台目のSR-208は600EXでまとめたスポルティーフです。
吉貝センタープル直付け、ダイナモ台座埋め込みなどの工作も施されています。
それにしても『スポロチーフ』はちょっと(笑)デュラエース仕様のピスト、600EX仕様のロードレーサー、普及タイプのランドナーです。 こちらはランドナーとキャンピングです。いずれもサンツアーVxの変速機、マファッククリテリウムカンチブレーキ、日東のハンドルバー、ブルックスサドル等でまとめられており、ツボを押さえた仕様の感じがしますね。 ミキストとミニベロです。
TL-20は女性向き、TG-20は男性向きというところです。
どれもなかなか洒落ていますね。全ケースにオポジットレバーのアダルト車はプロムナードバーが、いかにもという雰囲気です。
その下のMT-26は初期のMTBですが、80年に既に発売しているところは機を見るに敏というところです。ここから2ページはフレームの紹介です。前ページまでの完成車に使用されているもの、フレームのみで販売しているものがあるようです。
FK-210は石渡017にカンパエンド、カンパヘッドの高級仕様です。
FK-207は石渡019にシマノエンド、シマノまたはシュパーブヘッドの国産高級仕様です。
FK-204は中級、FK-305は普及タイプという位置づけです。
なお、このページは拡大画像もありますので、そちらもご覧下さい。こちらはピスト、スポルティーフ、ミキストのフレームです。 カラーサンプルです。