峠越えを中心としたサイクルツーリングの記録、ちょっと懐かしい峠みちやカタログ、70年代〜80年代のヨーロッパのロードレース、プラモデル製作などについてご紹介しています。
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2022今井彬彦メモリアルラン<2022年6月12日走行>
毎年6月の第二日曜日に開催される今井彬彦メモリアルランに参加してきました。
このランはニューサイクリング誌の編集長だった故今井彬彦氏を偲び、故人が好きだった信州諏訪の杖突峠に集うという集合サイクリングです。正午に集合写真を撮る事だけが決まっていて、その前後は完全なフリーランという形式のもので、昨年、一昨年はコロナ禍で開催中止となり、今回は2002年の初回開催以来、21年目19回目となりました。私は19回連続の参加で、無事皆勤賞をキープ出来ました。
6月第二日曜日ということで、関東地方は梅雨入りしていて、今回も往路のクルマ移動中は少し降っていたものの、その後は天気も回復、諏訪中央公園の駐車場にクルマを駐めた時には爽やかな好天となりました。過去18回においても、雨具を着て走ったのは2006年の1回のみで、常連メンバーの間ではこれを「今井マジック」と言っています。
さて、当日朝は自宅を6時30分に出発して中央高速を諏訪ICまで走り、諏訪中央公園にクルマをデポ、9時に出発しました。
なお今回は2月に組み上げたクロスバイクでの参加です。この自転車は多分日本で一番売れているクロスバイク"GIANT ESCAPE R3"をカンパニョーロのフラットレバーやVブレーキを装備したオールカンパ仕様に改装したものです。普段は通勤快速車として乗っていますが、今回は峠越えデビューです。ちなみにペダルは片面SPDタイプですが、今回はSPDシューズは履かずにスニーカーで登ってみることにしました。
まずは皆さんが集合しているであろう安国寺交差点手前のコンビニに向かいましたが、コンビニには自転車が一台も見当たりません。どうしたのかなと思っていると、クルマで近くまで来ているt-Bikesさんとクロモリアルミさんがいらっしゃって、5、6人ほどがつい先ほど出発したと告げられました。まあ追いつけないなと思いつつ、昼食と飲み物を調達したのち、こちらも出発しました。いつものように安国寺交差点から旧道に入りますが、道路補修?のため途中で通行止めとなっていて、手前の畑の間の砂利道を登って、杖突街道に出ます。
週一休みの仕事とコロナ禍によって、今回は一昨年1月の和田峠ラン以来の峠越えサイクリングで、やや足は重たいものの頑張ってペダルを踏んでいきます。やがて途中の休憩ポイントで先行していた皆さんになんとか追いつき、挨拶がてらこちらも一休みします。皆さんはここからまた先行していきますが、10分ほど休んでから再びサドルにまたがり、杖突茶屋に向かいました。まもなく441Mさんに追いついて、その後はのんびり二人で登って行き、集合場所の茶屋には10時45分に到着しました。先着していた皆さんと久し振りにお会いし、歓談しながら早めの昼食を摂っている間にも続々と参加者の皆さんが到着します。多くは常連さんですが、久し振りの方、初参加の方もいて、いつもながらなかなか盛況です。
その後、12時過ぎに恒例の集合写真を撮影、メモリアルラン自体はこれでお開きです。参加者の皆さんが茶屋で昼食を摂ったり相次いで出発していく中、私は13時少し前に出発しました。
今回は杖突峠からゴルフコース方向に進み、金沢峠から青柳に下る行程とします。ソロでゴルフコース横のピークに着くと、あるびさんと白熊さんが登ってきます。お二人も同じコースということで、ここからは3人で走ります。まもなく千代田湖に到着し、湖畔で一休みしてからは、私がいつも走る金沢峠の少し先の分岐から青柳に下る金沢併用林道ではなく、金沢峠から直接下る非常に荒れた林道を下っていきましたが、28Cにはかなり酷な道でした。林道をなんとか下りきって国道20号に出た後は、茅野に向かうお二人と走りますが、私が途中でメモを書いたりしている内にお二人は先行していき、その後は一人で諏訪湖に向かいました。
クルマをデポした諏訪中央公園には15時40分に到着し、顔を洗ってサッパリしてからクルマに自転車を積み込み、16時過ぎに出発。帰路の中央高速はいつものように大月から小仏トンネルまで断続的な渋滞が続き、自宅には20時少し過ぎに帰宅しました。
今回は3年振りのメモリアルランとなりましたが、爽やかな好天の下を久し振りの峠越えサイクリングを楽しむ事が出来ましたし、輪友の皆さんとも久し振りにお会い出来て、気持ちよい一日を過ごす事が出来ました。
走行データ
1.走行記録 2.コース図
フォトレポート
8時45分、諏訪中央公園に到着。今回は2月に組み上げたオールカンパ仕様のクロスバイク"GIANT ESCAPE R3"で走る。
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9時に出発し、県道16号を安国寺のコンビニを目指してペダルを回す。空は「今井マジック」の晴天。
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一足先にコンビニを出発した参加者の皆さんに追いつくべく、安国寺交差点から旧道に入る。
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定点撮影地点。八ヶ岳方面は雲が多いようだ。
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旧道は道路補修か何かで途中で通行止めだった。
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通行止めの手前から畑の中の砂利道で新道に向かう。
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田植えが始まっている。
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杖突茶屋までは約6km、平均勾配6%の登りとなる。今回はビンディングは使わないで登ってみる。
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久し振りの登りはさすがに少しばかりしんどいが、頑張ってペダルを踏む。
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まずはいつもの休憩ポイントを目指す。
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いつもの休憩ポイントに到着して、先行していた皆さんとご挨拶がてら一休み。
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10分ほど休んでから、再び走り出す。前方に休憩ポイントを先に出た参加者の方の背中が見える。
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展望の良い橋でカメラを構える方も。
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441Mさんとおしゃべりしながら登って行くと、思ったより早く茶屋の屋根が見えてきた。
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10時45分、杖突茶屋に到着。霧ヶ峰方向も綺麗に見えている。
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茶屋は改装したのかな?
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到着した皆さんは、いつものように自転車談義。
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12時過ぎ、恒例の集合写真撮影。さすがにこの時ばかりはマスクも外しましょう。
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13時少し前、ソロで出発。ゴルフ場入り口の杖突峠道標を撮影。
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距離はわずかだが、しんどい登りをこなしてピークに到着。ここからは、追いついてきたあるびさん、白熊さんと3人で走る。
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千代田湖に到着し、湖畔に降りて一休み。よく晴れた空の下、とても癒やされる景色である。
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色々なアングルから自転車を撮影していますね。
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派手なオレンジ色のクロスバイクも映えているかな?
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金沢峠でしばし相談の上、かなり荒れているこの道を下ることになった。
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森の中の急な下りを進むが、大きな石がゴロゴロしており、所々は自転車から降りる羽目に。
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森を抜けると、ダイナミックな展望も望める。
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再び森の中の下りをこなしていく。この辺り、路面は多少落ち着いてきた。
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林道を抜けて集落の中へ。しばらく走ると国道20号に出て、茅野方向に向かう。
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途中からソロとなったが、15時半過ぎに諏訪湖に戻ってきた。
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15時40分、諏訪中央公園に到着。久し振りの峠越えでやや足は重いが、自転車にも特にトラブルは発生せずに完走出来て何より。
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今回の走行距離は40km弱。実走行時間はわずか3時間ちょっとだが、気持ちよい一日を過ごせたと思う。
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−−< 2022今井彬彦メモリアルラン フォトレポート 完 >−−