峠越えを中心としたサイクルツーリングの記録、ちょっと懐かしい峠みちやカタログ、70年代〜80年代のヨーロッパのロードレース、プラモデル製作などについてご紹介しています。
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2016年走り初め和田峠<2016年1月2日走行>
1月2日の土曜日、2016年の走り初めとして和田峠を越えてきました。
走り始め和田峠は今回で6年連続6回目で、いつものように正午前後に和田峠に集合という形式です。平成26年5月の崖崩れ以来長らく通行止めだった藤野側の和田林道も12月10日に復旧工事が完了して通行止めが解除となったので、今回は藤野側の和田林道も走るプランとしました。ですが、諸般の事情で昨年はほとんど走れていないので、まずは国道20号と陣馬街道の分岐地点である追分交差点まで走っていき、着いた時刻から所要時間を計算して、どちら回りとするか決めることにしました。
例年より少し早く7時45分に自宅を出発、いつものように多摩川CRを日野まで走り、日野橋から甲州街道に入って八王子市内の追分交差点には9時半少し前に到着です。残りの走行距離と和田峠到着予想時刻から考えて、ここを起点に陣馬街道で和田峠に向かい、往路は藤野側に下るという左回りコースとします。
ということで、通い慣れた陣馬街道を進みます。途中、なんでもないところで後ろからプッとクラクションを鳴らして抜いて行ったクルマがいたのですが、もしかしたらと思いつつ、夕やけ小やけふれあいの里に到着したら、やはりt-bikesさんでした。ここで小休止していると間もなく441Mさんも到着です。
例年、醍醐林道経由で和田峠に向かっているのですが、3人で協議の結果、今回は急勾配の陣馬街道をそのまま走って和田峠に向かうことにして出発しました。
このコースは今やロードバイク乗りの人達のヒルクライムTTコースとなっていて、陣馬高原下バス停から峠までの3.7kmを早い人は13分〜15分くらいで登ってしまうとか。貧脚ツーリストの私には全く想像出来ないスピードですが、まあそれは気にしないことにしましょう。
脚力がピークだった20代の頃は、タイムこそ計測していませんが、39×22Tとか42×24Tなんていう当時のロードしてはやや軽め(笑)のギヤ比で、とりあえず途中で休むことなく登れたものですが、それは"a long time ago in a galaxy far far away"の世界の話です(笑)
登り始めてすぐ「ここからは各自のペース」ということにし、私も「こんなにきつかったっけ」と思う急勾配をヘロヘロ登っていきます。途中何度も足を下ろしつつ、t-bikesさんが昼食の準備をしている和田峠にはなんとか正午に到着しました。
まもなく藤野側からあるびさんとワタ兵衛さんが到着、441Mさんもまもなく到着し、今回は総勢5人ということになりました。今年は茶店も開いており、温かいカップ麺と事前に買っておいたパンなどで昼食を取りながら5人で話がはずみます。
そうしている間にも何人かのロードバイク乗りの人が登ってきますが、「第3ヘアピンで心が折れそうになった」とか「心拍がどうの」という声が聞こえてきました。
食事も済み、時刻はそろそろ13時。いつものように集合写真を撮影して、今回の初走りも自由解散です。ご家族から15時までに帰るようにと厳命されているt-bikesさんは、クルマを置いてある夕やけ小やけふれあいの里に向かって、温泉に入るというあるびさんとワタ兵衛さんは再び藤野側に下っていかれました。私と441Mさんも藤野側に下りますが、下り始めてすぐの富士山ビューポイントでしばし絶景を堪能します。帰りも全走の私は一足お先に失礼し、藤野に向かって快適なダウンヒルを楽しみました。
藤野で甲州街道に入ると、あとは自宅までひたすら甲州街道を走るだけです。何年か振りに相模湖側から大垂水峠を登り、峠から京王線高尾山口駅までは全くクルマに抜かれることもなく下り切りました。その後も黙々とペダルを回して日野橋から多摩川CRに入ります。多摩川CR起点では、夕焼けに染まった富士山がこれまた綺麗でした。
帰宅は17時、走行距離は106km弱となり、日頃怠けているせいで、ふくらはぎがパンパンですが、天気も良く陽差しも暖かくて、楽しい一日でした。参加いただいた皆様、ありがとうございました。
走行データ
※ツーリングレポートトップページの一覧表から行程表のMS-EXCEL版ファイルがダウンロード可能です。
1.走行記録 2.プロフィールマップ 3.コース図
フォトレポート
最近は1月2日にも関戸橋でフリーマーケットを開催しているようだ。
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最初の小休止はいつものように多摩川CR終点。よく晴れていて、正面には富士山が綺麗に見えている。
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追分交差点に到着。今回はこのまま陣馬街道を進む。
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それにしても今日は暖かくて、陽射しが心地よい。
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真っ青な空に映える飛行機雲。
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前方の標識に従って左折すると、いよいよ和田峠への登りとなる。
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陽が当たらないところは、このように霜が降りている。
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和田峠駐車場売店まで3kmの看板。このあたりから結構な勾配の連続となる。
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ギヤを落として登り始めるが、このようなヘアピンは大外でないときついきつい。
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このあたりやや緩斜面とはいえ、実際には12%程度ありそうで、ペダリングを休める場所でもない。
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この登りで遠方の景色が見えるほぼ唯一の場所。
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またまた急勾配のヘアピン。和田峠って、こんなにしんどかったっけ?
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最後の直登。ようやく茶屋が見えてきた。
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やれやれ、ようやく和田峠に到着。今年は茶屋も開いていた。
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昨年はしっかり閉まっていた藤野側も、ご覧の通り開放されている。
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参加メンバーも全員揃い、楽しい昼食である。それにしても、平均年齢高いのに皆さん元気いっぱい。
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今日の参加メンバーの愛車はフロントバッグ装着車3台、パスハンター1台、シクロクロス1台という陣容。
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醍醐林道も通行OK。
お約束の1枚 →
ちなみに私が最初に和田峠を越えたのは1974年1月2日。うわっ、もう42年も前のことなんだなあ。この時は峠を挟んで長いダートが続く峠路だった。 |
昼食も済ませて集合写真撮影。今回の初走り和田峠もこれにて自由解散。
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ご家族から15時までに帰るようにと厳命されているt-bikesさんはクルマを置いてある夕やけ小やけふれあいの里に戻る。
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帰りに日帰り温泉に入るというあるびさんとワタ兵衛さんは、再び藤野側に下って行く。
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私と441Mさんも藤野側へ。
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下り始めてすぐの富士山ビューポイントで、富士山の絶景をしばし堪能。
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綺麗に晴れ上がった青空の下、実に雄大な眺めである。
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簡易水道の和田浄水場施設。ここから和田峠まではいきなり12%の登りとなる。
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ひたすら藤野に下って行く。
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中央本線沢井沢踏切(キロ程65K188M巾員4.0M)を渡ると、ちょうど遮断機が下りて、E257系M113編成の特急あずさが通過して行った。
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吉野郵便局前交差点に到着。ここからはひたすら甲州街道を走って帰る。
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相模湖駅前交差点通過。
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大垂水峠には15時過ぎに到着。大垂水峠の登りはこちら側からの方が楽な感じ。
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大垂水峠を越えた後は、黙々とペダルを回して日野橋から多摩川CRに入り、自宅までのんびり帰るだけである。多摩川CR起点から見る夕焼けに染まった富士山は、この時期は特に美しい。
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−−< 2016年走り初め和田峠 フォトレポート 完 >−−