峠越えを中心としたサイクルツーリングの記録、ちょっと懐かしい峠みちやカタログ、70年代〜80年代のヨーロッパのロードレース、プラモデル製作などについてご紹介しています。
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Part108:1988年 三信技研
Part108は1988年の三信技研の英文カタログです。
個人的には「三信松本製作所」という社名が馴染み深く、「三信技研」に社名変更されていたのは本カタログで初めて知った次第ですが、基本的にスポーツ車のハブの専業メーカーだったと思います。
私と同世代のサイクリストであれば、この会社のハブを使っていた方も多いと思います。私自身は1970年代のプロエームやジャイロマスターを実際に使っていました。
また、マスプロメーカーの多くのスポーツ車にも三信のハブが装備されていましたし、サンツアーシュパーブシリーズのハブも三信が供給していました。
※このカタログにも、サンツアーの各コンポーネント用のハブが掲載されています。
なお、本カタログの表4(裏表紙)には、会社の所在地が長野県松本市とありますが、1981年のカタログには本社所在地が東京都千代田区有楽町の三信ビルディング、工場が長野県松本市と記載されており、本社を工場所在地に移したことが社名変更とも関係しているかもしれません。
ちなみに本社が入っていた三信ビルディングは、1929年竣工当時の姿を残すオフィスビルの一つでしたが、老朽化を理由に2007年に解体され、その跡地は2018年には東京ミッドタウン日比谷として完成しています。
本カタログは大阪のF・E様のご協力により掲載致しました。この場を借りて御礼申し上げます。
カタログのご紹介
以下、表4(裏表紙)を含み、全17ページを掲載しています。私のコメントは特に入れておりませんが、1981年のカタログと見比べてみると、色々な製品の変遷が見てとれて、私自身も興味深く拝見いたしました。