シンプルなデザインの表紙
|
モデルの髪型や服がいかにも70年代です。
|
幻の名車は少々大げさな感もありますが、ヤマハの意気込みが伺えます。
|
次のページと合わせて、フレームとメカニズムを紹介しています。ラグの事を「見なれない紋章様のもの」と書いてあったり、変速機を単純に「ギヤ」と呼んでいるあたり、意図的にそうしたのか、原文がそうなっているのか興味深いところです。サンプレックスのクリテリウムリヤディレイラー、縦型クイックシャフト、純正ロードエンドの組み合わせがいかにもフランス正統派という感じです。
|
ストロングライト93チェーンホイール、サンプレックススーパーコンペティションフロント変速機、マファックレーサーブレーキ、マビックリム、ウォルバータイヤ等、まだフランスの部品メーカーが元気だった頃のラインナップです。
|
次のページと合わせて、PX10Eロードレーサーの紹介です。レイノルズ531とナベックスプロフェッショナルラグ、サンプレックスロードエンドで構成されるフレームに当時のフランス製一流パーツで組まれています。しかし、こうやってあらためて見返してみると、ステムやハンドルバー、サドルの組み付けや、フロントディレイラーの固定位置、ブレーキワイヤーの取り回しが変ですね。国内で組んだのでしょうか。サドルにはマファックの携帯ツールがぶら下がっていますね。
|
このフレームは、シートアングル、ヘッドアングルともに相当立っており、確か76度近かったと思います。
|
PX10Eロードレーサーに装備されている部品の紹介です。チェーンホイールのクロスしたギヤ比に隔世の感があります。
|
PX10E以外のロードレーサーの紹介です。Super
PX10Eは7月発売予定となっており、それ以外にPR10、PA10E、J10の3種類が写真とともに掲載されています。価格は掲載されていませんが、当時の広告では、PR10が\69,000、PA10Eが\56,000、J10が\33,000となっていました。なおJ10のみ26サイズWOホイールです。
|
ここからは一般スポーツ車の紹介です。
|
一般スポーツ車に採用している部品の紹介です。クランクが鉄コッタードクランクというのが時代を語っています。ポンプの銘柄が気になるところですが、ベントルックスでしょうか。
|
UE8がアップで紹介されています。ホイールサイズは27×1・1/4、ギヤ比はF50×40、R14-28です。しかし、サドルやハンドルバー、ヘッドランプのセッティングがなんともいえません。
|
UE8以外の車種として5車種が紹介されています。いずれもキャリアはリヤのみです。PX8Eはロードレーサーなみのギヤ比で快走用でしょうか。PX50は26×1・3/8ホイールにミドルレシオのツーリング用、残りの3種類はフロントシングル、アップハンドルの街乗り用というところで、PCE40とPL40は外装3段です。
|
軽快車のPUE25と女性モデルの組み合わせ。キャッチコピーは原文の翻訳でしょうか。
|
ここからはミニサイクルの紹介です。
|
NS40は外装4段で、宮尾岳さんのコミック「アオバ自転車店」のアオバの愛車ですね。同時期の日本のミニサイクルがいかにも買い物用という雰囲気なのに比べると、さすがにしゃれたデザインです。
|
こちらはミニサイクルです。DA40Eは分割式フレーム、PNS22は折りたたみ式フレームで、今で言うフォールディングバイクです。NS22はシングルスピードのシンプルなタイプです。いずれもハンドルロックと点灯式のテールライトを装備しているのが特徴です。
|
車種紹介の最後は婦人用軽快車のPUE25です。ベルソー型フレームで、こちらもなかなかしゃれたデザインです。
|
スペック表ですが、詳しい事は何も書かれていないシンプルな内容です。
|
ヤマハの社名とロゴのみのシンプルな裏表紙
|