表1(表紙)と表4(裏表紙)です。
表紙はヨーロッパのロードレースシーンです。表4を見ると東京本社以外に、全国に10拠点を構えています。なおこのカタログはVol.3とありますので、1983年頃から輪界に参入したのかもしれません。(当時の自転車雑誌の広告を調べればわかりますが)
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ヘルメットもサングラスもビンディングペダルもない、古き良き時代のレースシーンですね。マリアローザを着ている選手がいるので、ジロ・デ・イタリアでしょうか。
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ここからが商品説明となります。最初はDE-ROSAのプロフェッショナルで、価格は\450,000とあります。
COLUMBUS
SLX仕様のフレームにCampagnolo
Super-Recordフルセット、REGINAのフリーとチェーン、CINELLIのハンドルステム、Selle-ITALIAターボ、VITTORIAのタイヤなど、イタリアンレーサーの定番高級パーツでまとめられています。
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このページでは、Eddy-Merckxのプロフェッショナルほか2車種とCINELLIのスーパーコルサが紹介されています。Eddy-Merckxはハンドルステムが3tttです。どちらもDE-ROSA同様、Campagnolo
Super-Recordフルセットですが、価格は意外に差があり、Eddy-Merckxは\398,000、CINELLIは\530,000となっています。
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こちらはFET極東オリジナルブランドのSERENA。フレームの製作元はわかりません。パーツはCampagnolo
Victoryフルセット、CINELLIのハンドルステム、san
marcoコンコールなどがアッセンブルされています。価格は、\178,000となっています。
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こちらは、DE-ROSA、Eddy-Merckx、SERENA、FET極東のオリジナルグッズです。特にDE-ROSAは彫刻入りのステムやシートピラー、チェーンリングも個別に購入出来るようになっていたのですね。
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ここからはヨーロッパの有名メーカーの製品です。最初は3ページにわたってCastelliのウェアが紹介されています。当時のプロチームのチームジャージ、ジロ・デ・イタリアの各賞別ジャージ、国家チームジャージなどが紹介されています。
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PUBBLICONFはレーサーキャップ専門メーカーですが、サコッシュなどもあります。
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detto pietroのシューズです。detto
pietroは現在も存続していますが、シューズの生産はしておらず、オリジナルブランドで自転車を販売しているようです。←こんな記事を見つけました。
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ここから6ページにわたってCampagnoloのパーツが詳しく掲載されています。コンポーネントとしては、Cレコード、スーパーレコード、ヌーボレコード、ビクトリー、トリオンフの5種類です。そのほかにフリーホイール、リム、専用工具、スモールパーツが掲載されています。以後3枚の画像は拡大図で見ていただくと、品番や価格などもわかると思います。
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VITTORIAのタイヤとリムです。タイヤはすべてチューブラーで、現在でも使われている名前もありますね。
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CINELLIのハンドル、ステム、サドルなど。トラック用のハンドル、ステム、サドルはNJS(日本自転車振興会)の認可も取得しています。チネリのハンドルとステムは、このあたりのものがやはり馴染み深いです。
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左ページはチネリ取扱いブランドのBINDAのストラップやカスク、ジャージなど。右ページは、san
marcoのサドル、REGINAのフリーホイールとチェーンです。REGINAには、サンツアーと同じように126mm幅のハブに使える7速フリーも用意されています。
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このページはCOLUMBUSのフレームチューブの解説記事です。SLXは一世を風靡した有名なチューブで、多くの有名ブランドの工房で使われました。
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西ドイツブランドのバッグとポンプ、フランス・イタリアのサングラスとヘルメットです。SKSのポンプは日本国内でも結構使用されていましたし、現在もポンプやプラスチック製のマッドガードは有名ですね。
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THULEと言えばルーフキャリアです。現在も使っているサイクリストは多く、大手カーショップでもお馴染みですね。私もこのページにある正立式のものを以前使用していました。
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FET極東の各地の拠点が紹介されています。なお、現在は他社に吸収合併されて、FET事業部として存続しています。
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