追憶のカタログ展Part81:1985年 サンツアー

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追憶のカタログ展

− Part81:1985年 サンツアー −


 Part81は1985年のサンツアーです。1981年から登場した三角形の赤いシンボルマークもこの頃にはすっかり馴染み深いものとなりました。
  このカタログでは、シュパーブプロ変速機の2代目、モデルチェンジしたサイクロン、MTB用コンポーネントのXC、普及品クラスのルプリなどがラインナップされています。

このカタログはH・K様のご協力により掲載致しました。この場を借りて御礼を述べさせていただきます。

※下記の画像は著作権保護対象と思われますが、本ホームページではあくまで趣味の範囲での使用に限定するものとし、特に著作者には届出しておりません。 著作権保持者や関係者の方は、何かございましたら、即刻削除等の処置を致しますのでご連絡下さい。


※以下の各画像をクリックすると拡大画像(横1920ピクセル)が表示されます。

表1(表紙)と表4(裏表紙)です。

シュパーブプロの画像と、サンツアーのパーツがさまざまな場面で使われている事を示す画像が掲載されています。※この画像のみ拡大図はありません。

 ここからが商品説明となります。 サンツアーレーシングコンポーネントのトップレンジであるシュパーブプロが3ページにわたって紹介されています。この年の新製品はありませんが、トップマウントシフトレバーが加わっているほか、ブレーキ本体も型番が変わっており、貫通ボルトの固定ナットがアーレンキ固定式に、ゴム部品が黒色に変化しています。 フロント変速機も直付台座用が加わっています。

 2本のボルトで固定するシートピラーはおそらく前年の1984年に加わったと思います。プロが付かないシュパーブに特に変化は無いようです。

 サイクロンMARK-Uに加えて、サイクロンも掲載されています。構造やデザイン的にはシュパーブと同様です。

 こちらはMTB用コンポーネントのXCです。まだ黎明期のパーツという感じで、とりあえずヘビーデューティーな使用に耐えるよう耐久性を強化したというところでしょうか。インデックスもありません。ブレーキは初期のMTB用としてよくセンタープルの強化型です。

 ここからはコンポーネント外の製品です。サイクロンMARK-Uとその低価格版のARX、ARなどです。

 ルプリは普及クラスでしょうか。このあたりになると、私自身が現物を見た記憶がほとんどありません。

 この2ページはBMX用コンポーネントです。

 SEVEN、HONORあたりはマスプロメーカーの一般スポーツ車用というところです。サンツアー独自のトップノーマルのフロント変速機はスパートのみとなっています。シフトレバーもまだこの頃はパワーレバーが健在ですね。

 ここから2ページはフリーホイール やチェーンです。オール軽合のマイクロライト、5/6/7段組み替え可能なニューウイナー、パーフェクト 、プロコンペと、懐かしい製品が掲載されています。

 トライメック、マィティクリックは停止時にシフトレバーを引いてもワイヤーが痛まないワイヤーセーバー機構を持つ変速機です。 シールドBBはその後すっかり主流となったもので、基本的にメンテナンスフリーです。もっとも最近はBBの構造や規格の変遷がすさまじく、このシールドBももはやクラシックに見えます。

  フォークエンドはロードエンド、ストレートエンドが何種類も作られていました。基本的にはダボの個数が違うくらいです。ストレートエンドはシマノのSFRと似たデザインですが、ディレイラー取付部が斜め前方に配置されており、変速性能をより重視した設計なのかもしれません。右ページには各種専用工具が掲載されています。

  こちらはアクセサリーの紹介で、さすがにオールカラーです。私自身は今もボトルとヘアースェットベルトは持っています。ショルダーバッグも持っていましたが、いつの間にか処分してしまったようです。

 サンツアーのフリーは各歯の間隔が微妙に等間隔でなく、各種の厚みのスペーサーとの組み合わせが少々やっかいでした。

 最後のページは 変速機のギャキャパシティーと、アラヤの代表的なリムと組み合わせる場合のスポーク長の一覧表、フォークエンドの諸元が掲載されています。


 

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