追憶のカタログ展Part79:1973年 シマノデュラエース(詳細編)

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追憶のカタログ展

− Part79:1973年 シマノデュラエース(詳細編) −


 Part79は1973年の初代シマノデュラエースのアセンブルマニュアルです。1973年のデュラエースについては、Part60でリーフレットを紹介していますが、こちらは分解図やパーツ番号、1台のスポーツ車を組み上げる際の基礎知識まで掲載したものになっています。
 デュラエースは日本の自転車部品としては初のシステムコンポーネントとして企画開発されたシリーズです。それについてはPart60で触れていますので、そちらをご参照下さい。

このカタログはH・O様のご協力により掲載致しました。この場を借りて御礼を述べさせていただきます。

※下記の画像は著作権保護対象と思われますが、本ホームページではあくまで趣味の範囲での使用に限定するものとし、特に著作者には届出しておりません。 著作権保持者や関係者の方は、何かございましたら、即刻削除等の処置を致しますのでご連絡下さい。


※以下の各画像をクリックすると拡大画像(横1280ピクセル)が表示されます。

表紙です。DURA-ACEの字体は今より角張ったデザインです。

こちらは裏表紙です。

パーツを供給したシマノフランドリアチームの写真とともに、「入魂の手づくり」とあります。

ここから各パーツの紹介となります。最初はリヤディレイラーですが、まだデュラエースではなく、当時既に発売されていたクレーンです。

フロントディレイラーとチェーンホイールです。フロントディレイラーは当時発売されていたタイトリストと構造がよく似ていますが、各部のシェイプアップにより小型・軽量化されています。チェーンホイールはPCDが130mmで最少39Tのインナーが用意されていたところにシマノの独自性がありました。現在ではこのPCDがスタンダードとなっているのは、皆さんもご存知の通りです。

フリーホイールとハブです。フリーは5段が13-21、14-22、15-24の3種類、6段が13-18、13-23の2種類です。ハブはスモールとラージそれぞれ5段用の100-120mm、6段用の100-126mmが用意されています。

Wレバーとバーエンドコントローラーです。固定ボルトが4m径で、ここにも独自性がありました。

ブレーキ本体とブレーキレバーです。本体は47-57mmの当時のレギュラーサイズで、この時はまだスモールサイズはありません。ブレーキレバーは当時のカンパニョーロと比べてブラケット本体が大きく、私自身は手が大きかったので、このブラケットは結構好きでした。

ヘッド小物、ワイヤーリード、ワイヤー、そしてフォークエンドです。ヘッドパーツはいわゆるカンパタイプです。フォークエンドにダボが付いているところが時代を語っています。

こちらはトラックレーサー用のパーツです。

トラックレーサー用エンドとヘッド小物、純正の専用工具です。

左ページでは専用工具の使い方が説明されています。右ページから最後のページまではアセンブリングマニュアルとなっていますが、これはデュラエースというよりは、スポーツ車全般についての基礎知識をまとめたものになっており、スポーツ車を扱うショップや当時のサイクリングマニア向けに書かれているように思います。なお、以下のページについては説明を省略します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


デュラエースはシマノが本格的なスポーツ車のパーツメーカとして世界にうって出るために開発したコンポーネントですが、当時はヨーロッパのプロロードレースの厳しさに品質や性能がついて行かず、相当苦労したようです。しかし、この時の苦労がその後のシマノの発展に繋がったわけで、シマノの製品群の中で、唯一「シマノ」という社名を付けずに「デュラエース」という単独のネーミングを通しているところに、シマノのプライドのようなものを感じさせます。

 

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