追憶のカタログ展Part55:1978 3ttt

  追憶のカタログ展先頭ページに戻ります

追憶のカタログ展

− Part55:1978 3ttt (tecno tubo torino) −

 Part55はイタリアのハンドル/ステム/シートピラー等のメーカー3ttt (tecno tubo torino) の1978年用と思われるカタログです。カタログには発行年月が記載されていないのですが、当時のサイクルスポーツ増刊「オールカタログ」で調べて、ロード用ステムのmod.78や新型シートピラーが最初に掲載された年代から、とりあえず1978年と推定しました。もしかしたら違うかもしれませんが、悪しからずご了承下さい。
 ロード用ステムの
mod.1は当時のコルナゴやデローザ、ビアンキなども採用しており、各社のブランド名が彫刻された細身のステムは、CINELLI 1/Aとはまた違った造形美があったように思います。サドルもユニカとともにイタリアンロードレーサーに使われていました。3ttt は今では3T というようですが、ITMCINELLI とともにイタリアを代表するハンドルバーステムのメーカーとして、プロレースではお馴染みのブランドです。このカタログはA4見開き形式で、表紙含めて全12ページを掲載しました。

本カタログは神奈川のJey様のご協力により掲載致しました。この場を借りて御礼申し上げます。

注.下記の画像は著作権保護対象と思われますが、本ホームページではあくまで趣味の範囲での使用に限定するものであり、かつイタリアのメーカーのものでもあるため、著作者への届け出はしておりません。



表紙
 

表紙


会社紹介?
 

さすがにイタリア語はわかりませんが、いわゆる会社紹介でしょうか。

レコード・グランプリ、レコード・コンペツィオーネ

レコード・グランプリと、レコード・コンペツィオーネのロード用ハンドルバーです。グランプリはフェルールタイプ、コンペツィオーネはバルジタイプですが、英文解説を読むとコンペツィオーネは熱硬化処理してあるようです。

レコード・コンペツィオーネ・スーパーレゲロ、ピスト用レコード・コンペツィオーネ

軽量タイプのレコード・コンペツィオーネ・スーパーレゲロと、ピスト用のレコード・コンペツィオーネです。スーパーレゲロは重量200gとありますが、実際のところはどうでしょう。

レコード・ストラーダ、レコード・ピスタ

こちらはステムです。ロード用のレコード・ストラーダ、ピスト用のレコード・ピスタです。レコード・ストラーダのmod.1はチネリ1/Aと並んで、当時の代表的なロードステムだと思います。エクステンション部分の断面形状が三角形に近いのが特徴でした。mod.78はチネリレコードの対抗製品でしようか。

エクステンション可変ステム、天返しステム

こちらはエクステンションが可変のものと、上下を逆に出来る、いわゆる天返しステム、それにエクスパンダーボルトセット、クランプボルトセットです。

レコード・コンペツィオーネ、同スーパーレゲロ、グランプリのハンドルバー

こちらは、レコード・コンペツィオーネ、同スーパーレゲロ、グランプリのハンドルバーだけを紹介しています。コンペツィオーネの紹介文には、ツール・ド・フランス、フランコ・ベルジュ、ジモンディ、メルクスと書かれていますが、確か、リーチ、ドロップの寸法と形状の違いがあったと思います。

ツーリストステム、一般車用フラットバー

こちらはツーリストと呼ばれるステムと各種一般車用フラットハンドルバー、フラットバー用ブレーキレバーです。意外に色々な形状のフラットバーがありますね。

シートピラー、サドル

シートピラーと各種プラスチックサドルです。このシートピラーは1974年のニューサイクリング誌の新製品紹介ページに掲載されています。サドルは、プラスチックのみ、仔牛革(パッド無し)、鹿革(パッド入り)、鹿革(パッド入り)軽量タイプとなっています。

クリテリウムシートピラー

こちらは新製品のクリテリウムシートピラーです。当時はラプラードタイプと呼ばれた1本ボルト固定式のものです。
ちなみに左ページのピラーもそうですが、ピラー自体が現代に比べると短いですね。

クリテリウム・コンペツィオーネサドル

こちらも、このカタログでは新製品と思います。クリテリウム・コンペツィオーネというサドルです。子鹿革でパッド入りです。スーパーレゲロとありますから、軽合ワイヤーベースと思われます。

裏表紙

裏表紙

 

  追憶のカタログ展先頭ページに戻ります

inserted by FC2 system