追憶のカタログ展Part53:197x TA SPECIALITES
− Part53:197x TA SPECIALITES −
Part53はフランスのTAの1970年代中盤のカタログです。ペダルが掲載されている事から、おそらく1975年以降のものと思われます。
TAは日本のサイクリストにとっても昔から馴染み深いメーカーであり、特に5ピンのクランクと6アームのチェーンリングは今でも多くのサイクリストに使われています。また、ボトルやフロントバッグ、シュープレートなども使っていた方が多いのではないでしょうか。私と同世代くらいのサイクリスト諸氏なら、サイクリングを始めてしばらくすると、その時に乗っていたマスプロメーカーのランドナーの改造に興味を持つようになり、まずはMAFACクリテリウムカンティブレーキ、サンプレックスやユーレの変速機、そしてTAのチェーンリングに交換・・・そんな人も多 かったのではないでしょうか。
当時の国産チェーンホイールが最小32T程度だったのに比べて、TAは26Tが最小でしたから、当時の『ニューサイクリング的』峠越えツーリングにはおおいに威力を発揮しましたね。
もっとも私自身はTAのクランクよりはスギノプロダイナミックやストロングライト49Dのクランクが好きだったので、TAリング(46×28)+49Dという組み合わせを長く愛用していました。
その後、時代の経過とともにフランスの部品メーカーは衰退していきましたが、ストロングライトとともにTAは今でも健在で、チェーンホイールや各社規格対応のチェーンリング、ボトル等のアクセサリ を展開しています。
私自身も、現在の保有自転車5台中4台が、カンパ・シマノのクランクにTAの現行チェーンリング装備です。絶対的な性能を追求するのであれば、クランクと同一メーカーがいいのでしょうが、現行のTAリングは歯数が豊富で仕上げも美しいので、気に入って使っている次第です。
なおTAの現行製品については、TAのホームページをご参照下さい。
本カタログは東京のK・H様のご協力により掲載致しました。この場を借りて御礼申し上げます。
下記の画像は著作権保護対象と思われますが、本ホームページではあくまで趣味の範囲での使用に限定するものとし、特に著作者には届出しておりません。
表紙
目次-1
目次-2
ペダル:1975サロンドパリで発表
ペダルプレートはアーレンキで脱着可能
ヘッドパーツ
BB小物と寸法表
プロフェッショナル3アーム
プロフェッショナル3アームの分解図
プロフェッショナル5ピンクランク+クリテリウムリング
クリテリウムチェーンリング:最小歯43T
プロフェッショナル5ピン+シクロツーリストリング
シクロツーリストチェーンリング:最小歯26T
プロフェッショナル5ピンクランク
プロフェッショナルチェーンリング:最小歯43T
シングルチェーンリングのバリエーション
2種類のタンデム用チェーンホイール
ボトルケージサイズの小物入れ
センタープルブレーキ取付用小型キャリアとバッグ
ボトルケージ
アルミ製ボトルケージ
ボトルケージ:競技用?
各種ボトル
シュープレート
シートピン・ブレーキアウターガイド
ベアリング・ペダル用グリースガン
ツールキット
裏表紙