追憶のカタログ展Part48:1982 スギノテクノ

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追憶のカタログ展

− Part481982 スギノテクノ −

 Part48は1982年のスギノテクノです。スギノテクノは杉野鉄工所がこの年に社名変更した会社です。この時代は前年81年春に発売されたシマノAXに端を発するエアロブームが吹き荒れており、以下に示すカタログにもその影響がよく現れています。 カタログはB5版見開き4ページから構成されています。

なお、本カタログは岡山のF・K様のご協力により掲載致しました。この場を借りて、御礼申し上げます。

 注.下記の画像は著作権保護対象と思われますが、本ホームページではあくまで趣味の範囲での使用に限定するものとし、特に著作者には届出しておりません。 著作権保持者や関係者の方は、何かございましたら、即刻削除等の処置を致しますのでご連絡下さい。

 


 

 

表紙です。
表紙を飾っているのは、新社名を記念して世界72カ国に1,000セット限定販売されたギネスです。ニューサイクリング誌82年6月号の広告を見ると、希望小売価格は\110,000、クランクには製造番号が彫刻され、所有者名はスギノテクノ本社に登録、永久保存されるとあります。素材も『特超超ジュラルミン』と『チタニウム』が使用されているとあります。

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こちらが製品群です。
レーシングモデル、ツーリング&10スピードモデル、BMXチェーンホイール、BMXハンドルステムの4グループに分けて紹介されています。
レーシングモデルではエアロマイティが最高級品で、その下にASとGSがありますが、いずれも空気抵抗を意識した断面形状のアームが特徴です。
ツーリングモデルでは、PCD110-74mmのATとその普及モデルのGT、当時のマスプロメーカーランドナーにも採用例の多いPXがラインナップされています。
ATは本格的なMTB用チェーンホイールの先駆けとも言える製品で、同社のマイティツアー直系とも言えるPCD110mmの5アーム裏側にPCD74mmのスペシャルマウントを持ち、最小24Tが装着可能となっています。その後の各社のMTB用チェーンホイールの先達とも言えるでしょう。
PXは古くからのサイクリストにはおなじみの内側5ピンクランクで、TAシクロツーリスト、ストロングライト49Dなどと互換性があり、チェーンリングもTAシクロツーリストとほぼ同一形状です。
BMXモデルについては、画像でご覧下さい。

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裏表紙は仕様の一覧表です。

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