追憶のカタログ展Part21:1978東叡社

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追憶のカタログ展

− Part21:1978東叡社 −

 今回は1978年の東叡社のカタログです。このカタログはこの年のサイクルショーで配布されたものと記憶しています。この頃のサイクルショーは、多くのハンドメイドビルダーも出展していました。サイクルショーも今は国際自転車展となり、大規模なものとなりましたが、国産ハンドメイドビルダーの出展は少なくなってしまいました。もっとも毎年3月には科学技術館でハンドメイドバイシクルショーとして開催されてはいますが、やや寂しい感じは否めませんね。
 1978年のサイクルショーでは、東叡社ブースには黒一色でまとめ上げられた自転車が出展されて、精悍な雰囲気だった事を憶えています。

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 カタログ表紙です。

 

 トーエイが昔から得意としているランドナー。全体の雰囲気はまさにフランス流ですが、ワイドなフロントギヤ比や、やや太めなタイヤなどに、日本の自然や道路の中で育まれてきた日本流のランドナーを見ることが出来ます。
 当時の私も「いつかはトーエイ」などと憧れていた一人です。

 

  フルカンパ仕様のスポルティーフですね。サイドプルブレーキながら、スマートにまとめられたフロントキャリヤを装備した精悍なスタイルで、当時の私が一番欲しかったタイプです。
 現在私が所有している700Cツーリング車は、いわばこのタイプが原点だと思います。

 

 タンデムには独自のノウハウが必要で、当時でも制作しているビルダーはトーエイほか数社しか無かったと思います。
 クルスルート(ロードレーサー)は、当時でもトーエイ以外に数多くのビルダーが存在していました。トーエイのロードと言うと、趣味で乗るクルマととらえられがちですが、ショップオリジナルブランドの中にはトーエイがOEM供給しているものもありました。

 

  これはカタログとともに配布された当時の工作価格表です。当時のサイクルスポーツ誌やニューサイクリング誌の広告にも時々掲載されていましたが、鉛筆で○印を入れながらフレーム価格を計算していた方も多いのではないでしょうか。もちろん私もその一人で、左の画像にも、よく見ると○印の跡が・・・。

 

 サイクルショー当日に見積もっていただいのかどうかははっきり憶えていませんが、とにかく私自身の見積もり内容です。
 特に凝ったところもない当時のごく標準的な仕様とスケルトンですね。フレームサイズに対してトップチューブがやや短めですが、多分、私の体格を採寸した結果なのでしょう。
 実際には価格が当時の私にはやや高すぎて、オーダーは出来ず終いでした。

 

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