追憶のカタログ展Part12:196?アルプス

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追憶のカタログ展

− Part12:196?アルプス −

 皆様良くご存知のスポーツサイクルアルプスのカタログです。1960年代と思われます。
 車種としては、グリーンキャップ・クラブマンエース・ロードキング・ロードエース・ローバーが掲載されており、有名なクイックエースはまだ発売されていない時代のもののようです。
 現在も旅行車中心のラインナップを崩さず、サイクルツーリング好きには貴重なお店であることは、言うまでもないでしょう。
 
なお、この本カタログは本ホームページをご覧になって、わざわざスキャンした画像を送っていただいた 「不良中年」I様のご協力により掲載致しました。この場を借りて、「不良中年」様にはあらためて御礼を述べさせていただきます。

 注.下記の画像は著作権保護対象と思われますが、本ホームページではあくまで趣味の範囲での使用に限定するものとし、特に著作者には届出しておりません。 著作権保持者や関係者の方は、何かございましたら、即刻削除等の処置を致しますのでご連絡下さい。


 

表紙です。
背景は、やはりアルプスでしょうか。

 

グリーンキャップ・同スーパーは「一般サイクリング車」、クラブマンエースは「サイクリング高性能車」とあります。
いずれも松葉ステータイプで固定されたフラップ付きマッドガードを装備しており、伝統的なクラブモデルから発展した様子がうかがえます。
このページでは、クラブマンエースのみクロモリフレームとなっています。価格は\47,000となっているようです。

 

こちらはスピードモデルです。
ロードキングはハイテン鋼の普及モデルとクロモリのデラックスモデルの2車種、ロードエースは531ナベラグ・カンパ・ユニバーサルの最高級モデルです。
前後1/2メッキ、ハンドル部のボトル、革サドルなどは、当時のロードレーサーの定番スタイルというところでしょうか。
重量は12kg程度となっていますが、最近の「ロードバイク」が以下に軽くなったかよくわかります。

 

こちらは日常用スポーツ車と、ローバー。
ローバーはキャンピング車として長い歴史を持っている車種ですが、現在のカタログを見ても、BB上部のグリップを兼ねた補強工作やクロスドシートステー、ヘッドランプ取り付け形状等、この写真とほとんど変わるところはありません。
アルプスの長い歴史と伝統を感じさせる代表的な車種という感じがします。
このローバーを駆って、日本国内・海外を走り抜けたツーリストの数も膨大なものになるのでしょうね。

 

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