追憶のカタログ展Part10:1975サンツアー

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追憶のカタログ展

− Part10:1975サンツアー −

 Part10はいまだにファンが多い1975年の サンツアー英文カタログ です。日本語会社名は「マエダ工業株式会社」です。前年に初代サイクロンの前後変速機や軽合フリーのウイナーを発表して、高級パーツメーカーへの道を歩み始めた頃のものです
 私も初めてのオーダ車である片倉シルクのロードレーサーにはサイクロンを奢りました。今でも大切に保管しています。
 リヤ変速機のV-LUXEやV-GT、フロント変速機のスパートやコンペV、引きの軽いパワーレバー、パーフェクトフリーホイールは、当時多くのマスプロメーカー製サイクリング車に装備されていたので、なじみ深い方も多いと思います。3段のフラッシュタイプフリーや内装ハブなどが時代を語っていますね。

 


 

表と裏の表紙です。サンツアーはブランド名であり、会社名は「MAEDA INDUSTRIES,LTD」となっています。
裏表紙の写真は、大阪堺市の本社と滋賀工場、三原工場、アメリカ本社です。
 


 

見開きの左半分です。当時からサイクリングをされている方には特に説明は不要でしょう。
最上段左端が175gと軽量なサイクロン後変速機、その横はおなじみのVラックス。
中段の軽合フリーウイナーには、"Reccommended for only racing"という注釈が書いてあります。
 


 

見開きの右半分です。最上段左から2番目は、当時の普及スポーツ車の定番スキッターです。これはローノーマルで、1本のスプリングでパンタグラフとテンションを兼ねていました。そのせいかどうかわかりませんが、スプリングが折れやすかった記憶があります。
右側にはパワーシフターの解説があります。引きが軽くて使いやすい変速レバーでしたが、分解掃除する際に、中に入っている極小のスプリングが飛んでしまって、探すのに難儀する事がありました。同じ経験された方も多いのではないでしょうか。
 

なおサンツアーカタログは、1982年、1991年も順次アップします。

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