追憶のカタログ展Part8:1973ミヤタエディメルクス

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追憶のカタログ展

− Part7:1973ミヤタエディメルクス −

 エディメルクスは 宮田工業が1973年9月から発売を開始しました。 ご存知の通り、エディメルクスは史上最強のロード選手として有名で、当時はまさにメルクスの黄金時代でした。沼勉氏が当時のニューサイクリング誌に連載していた「エディメルクス−彼の生活とレースと自転車−」は毎月ワクワクしながら読んだものでした。余談ですが、70〜80年代のニューサイクリング誌は、ヨーロッパのロードレースや選手、レーサーのメカニズム等の記事も多く、そこから多くの情報が得られました。
 さて余談はさておき、以下のカタログには当時発売が開始されたばかりのシマノデュラエースがフルアッセンブルされたレーサーが載っています。今見るとフレームの各部寸法が間延びしていて昔日の感がありますが、メルクスオレンジをまとったレーサーは当時の 憧れのマシンであったことも事実です。ただし日本国内でエディメルクスとそのすごさを知る人はサイクリングマニアだけであり、今から考えると、発売されたのはちょっと早過ぎたようにも思いますね。
 
なお、この本カタログは本ホームページをご覧になって、わざわざスキャンした画像を送っていただいたMASAYUKI様のご協力により掲載致しました。この場を借りて、MASAYUKI様にはあらためて御礼を述べさせていただきます。

 注.下記の画像は著作権保護対象と思われますが、本ホームページではあくまで趣味の範囲での使用に限定するものとし、特に著作者には届出しておりません。 著作権保持者や関係者の方は、何かございましたら、即刻削除等の処置を致しますのでご連絡下さい。


 

表紙です。
下の方には「世界の名車エディ・メルクス−前人未踏のレース280勝。世界一速い男エディ・メルクス。」と書かれています。

 

エディ・メルクスシリーズはレーサーだけでなく、快走車、ランドナー、輪行車、キャンピング車までラインナップされていました。メルクスとキャンピング車というのはまるでピンとこない組み合わせですね。

 

せっかくのイタリアンカットラグも割合ぶ厚くて、ちょっと惜しいですね。
ちなみに発売後2年目くらいに大幅なグレードアップがなされて、やっと本格的なヨーロピアンレーサーとなった記憶があります。

 

ラージハブが時代を語っています。ちなみにタイヤはソーヨーの90番でしょうか。

 

バンド止めのブレーキワイヤーやWレバー、ポンプペグは当時のレーサーの常識でしたね。
でもデュラエースのブレーキワイヤーの固定バンドの作りは、ダイヤコンペなどよりも凝っていて、高級感がありました。私もいまだに持っています(笑)。

 

08/10:追加しました。
左の2車種はファーストライディング用、いわゆる快走車と言われていたものです。左端のモデルは「スピードに強いハイテンション鋼フレーム」、中央のモデルは「レーサー・モデルと同じ超高速用27型」とあります。
右端は輪行モデルです。確かフロントフォークは抜かない方式で、フロントキャリアは折りたたみ式でした。

 

08/10:追加しました。
エディメルクスという偉大な選手のブランドで、こんなものもラインナップされていたんですね。トラックレーサーは当たり前として、キャンピングとサイクルサッカー用までありました。当時のミヤタの力の入れ具合が良くわかります。しかし・・・・、時代が早過ぎた感があります。

 

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