追憶のカタログ展Part4:片倉シルク76年度総合

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追憶のカタログ展

− Part4:片倉シルク76年度総合 −

カタログ展の最後に、1976年度の総合カタログから何点か出展します。
片倉シルクというとマニア向けスポーツ車のイメージが強いですが、総合自転車メーカーでもあったという事が理解出来ると思います。
それにしても価格を見るにつけ、当時の自転車は結構高かったんだなあとあらためて思いました。
(と言いますか、今が安過ぎるのですが。)
写真ばかりなのでページが重たい点はご容赦下さい。

※なお下記の画像は著作権保護対象と思われますが、本ホームページではあくまで趣味の範囲での使用に限定するものとし、特に著作者には届出しておりません。 著作権保持者や関係者の方は、何かございましたら、即刻削除等の処置を致しますのでご連絡下さい。

全車種総合カタログの表・裏表紙です。
女性モデルが元キャンディーズのスーと蘭に
似た雰囲気?



左は表紙の裏側です。
「男の車」が園山俊二のギャートルズ風。
キャッチコピーもカッコいいですね(笑)

右はいわゆるジュニアスポーツ車です。
価格は\42,500と\45,000です。
下は油圧式ディスクブレーキ装備です。

メカニックマークにカンティブレーキや輪行
車などがあるのが、いかにもシルク。



高級兼用スポーツ車も充実。
兼用と書きながら、スピードレディはレディ
専用車とうたっています。価格\43,500
ツインランプが当時の高級車の証です。

「ミニはあなたのブーケ」
う〜ん、良くわからないコピーです(笑)。
写真の左上のマークは、コッターレスと高級
ステンレス装備を示しています。
しかし高いなあ、\43,500!


中央の説明文からいくつか。

●ショッピングに
・・・この街のショップから、あの街のブティ
ックへ、ウインドショッピングを楽しむのも貴
女の特権です。

●気分転換に
・・・もしなにか心に重い、いやなことがあっ
たとしても、風をきってひとまわりしてくれば、
きっと吹っ飛んでしまうことでしょう。

●美容と健康づくりに
とにかくテキメンに利き目があるんです。
※編者注「効き目」が正しいのでは?

今ならさしづめ「おいしい自転車生活」という
ところでしょうか。


女性のファッションが懐かしい雰囲気です。
「片倉の婦人軽快車を、現代女性のファッショ
ナブルなお相手として、暮らしのなかに役立た
せて下さい。」とあります。

一見5種類あるように見えますが、各ページは
色違いを並べているので、実は2種類です。
左のメリーベステンレスは\47,300ですよ。



もちろん、高級軽快車・高級実用車・高級子供
車・高級幼児車もラインナップ。

映画「青い山脈」で原節子・池部良・杉洋子・
伊豆肇・竜崎一郎・若山セツ子らがこんな自転
車で楽しく走るシーンがありました。
←って、私も古すぎますね(^_^);;

右上は、私が最初に買ってもらったタイプと同
じです。タイヤはBEでしたね。
「前カゴ・ブザーつきで、お使いが楽しくなり
ます」ということですよ。
お駄賃なしのお使いは厭だったなあ。

 

いかがでしたか?
私自身はスポーツ車以外のシルク号は見たことがありませんが、どなたか実物を見たことがある方はいらっしゃいますか? 

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