追憶のカタログ展Part2:片倉シルクキャンピング・パーフェクトクイック
− Part2:片倉シルクキャンピング・パーフェクトクイック −
このページは、「シルクキャンピング」と「パーフェクトクイック」です。 "シルキャン"は、BS「ダイヤモンドキャンピング」と並んで長距離キャンピングツアーにおける定番でした。 また「パーフェクトクイック」はメーカー製輪行車の代表的なものでした。
写真ばかりなのでページが重たい点はご容赦下さい。
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1974年型です。
SC15-4:\69,300
総重量17kg。フレームはハイテンラグレスで前フォークのみクロモリ。ギドネットレバーに"JOS"型テール。チェーンホイールは当時最新のサカエカスタム3です。防水式バッテリーランプが質実剛健ですね。
PR10-4:\58,000
総重量13kg。フレームはハイテンラグレスで前フォークのみクロモリ。スプリング固定式後分割ガードやオリジナルヘッド構造などが特徴。前フォーク部に装着されたヘッドランプに、当時のアルプスクイックエースの影響が見える?
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1975年型です。
SC15-5:\79,500
総重量16.7kg。チェーンホイールがスギノマキシイUに、ボトルがスギノプラボトルから東京アルミボトルに変わりました。防水式バッテリーランプは色が変わっただけのようです。
PR10-5D:\77,200
総重量13kg。写真はデラックスのほうです。フレームはオールクロモリで、QR式ハブやアウター交換可能なスギノマキシイUチェーンホイールなどでグレードアップされています。
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1976年型です。
SC15-R:\85,000
総重量16.5kg。チェーンホイールがスギノニューマキシイ5アームに、ボトルが東京アルミボトルから丸一アルミボトルに変わりました。バッテリーランプと取付ホルダーも新型となっています。
PR10-DR:\77,200
総重量13kg。写真はデラックスのほうです。スギノニューマキシイ5アーム、サカエカスタムP-3シートピラーにパイプ製フロントキャリヤなどが装備されています。細かい所では、リヤ変速機がサンツアーV-GTからV-Tに変更されています。
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1977年型です。
SC15-K:\95,000
総重量16.8kg(560mm)。フレームがフルモデルチェンジして、サイズが2種類(533mm/560mm)となりました。よく見ると、クロスドシートステーがより前方にロー付けされているのがわかります。そのほか、バッテリーランプとダイナモヘッドが左右逆になっていたり、フロント変速機がSLからセブンに変更されたりしています。なおハブのオーバーロックナット寸法は前96mm×後127mmとなっています。(当時の5段用ハブは100mm×120mmに統一されておらず、後122mm、124mmなども有ったと記憶しています)
PR10-DK:\83,000
総重量12.7kg(550mm)。デラックスのほうは名前が「ランドナーDX」となりました。(スタンダードはパーフェクトクイックのまま)。やはりフレームは変更されており、シマノSFR鍛造ストレートエンドが採用されています。もっとも大きな変更はシルクオリジナル構造のヘッドが、普通のマイクロアジャスターになったことでしょう。パーツは大きく変化していませんが、ガードステーが前年までの松葉タイプからラウンドステーに、テールランプがリフレクターのみになっています。
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1979年型です。
SC15-W:\96,800
総重量16.8kg(550mm)。この年はあまり変更は無く、ダイナモコードがフレーム内蔵となり、ギヤがニューマキシイからスーパーマキシイに変わった程度です。なおギヤ比は5アームになってから変更なく、前48-44-34T、後15-17-20-23-26Tです。
PR10-DW:\83,000
総重量12.7kg(550mm)。こちらもダイナモコードがフレーム内蔵となり、ギヤがニューマキシイからスーパーマキシイに変わった程度です。ギヤ比は前48-34T、後14-16-19-22-26Tです。
※拡大画像あり。なお1980年型はこちら
1981年型です。
SC15-DS:\135,000
総重量19.6kg(550mm)。大幅にグレードアップされ、フレームはオールクロモリ・ラグ付きとなり、各種直付け工作が施されています。またブレーキレバーもギドネットからフーデットレバーになっています。変速機もVxセットとなっています。
PR10-DW:\104,000
総重量12.6kg(550mm)。こちらはラグレスのままですが、やはり各種直付け工作が施されているとともに、フロントフォークの曲げも綺麗に仕上がっていますね。またギヤはプロダイ6に変更されています。こうやって並べてみると、年とともに結構変化があるものです。80年のカタログが無いので経緯はわかりませんが、前回のロードと同様、81年に大幅な価格アップとなっているのが目立ちます。キャンピングやランドナーは、現在メーカーカタログから消滅してしまいましたが、当時はシルクのみならず、大手メーカーの高級スポーツ車ラインナップには欠かせないものでした。