フォトレポート:右左口峠〜黒坂峠〜鶯宿峠

 

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10月13日(日):右左口峠〜黒坂峠〜鶯宿峠


 

 

 当日朝の中央高速は三連休中日でかなり渋滞していて、道の駅とよとみに着いたのは9時25分。

 想定より1時間半ほど出発が遅れてしまうので、しばし地図を見ながら思案する。

 その結果、鳥坂隧道をカットして、右左口峠〜黒坂峠〜鶯宿峠というルートで走ることにして、9時50分過ぎに道の駅を出発した。

今回の相棒はイタリアンカラーの11速車。ローギアが29T、タイヤが26C(と、私の自転車で太めのサイズ)なので、多少のダートの峠越えを含むランにはこの自転車が使い易い。

 


 

中央道の渋滞で、予定では8時には着くはずだった道の駅とよとみには9時25分に到着。

9時52分に道の駅を出発。道の駅からすぐの豊積橋南交差点を右折して、右左口町に向かう。

 

途中で見掛けた一見蕎麦屋か何かにも見える豊富警察官駐在所。

 

右左口峠みちは前方の山の上を走ることになる。

中道往還(なかみちおうかん)の宿場町であった右左口町の町並みに入り、直線的に一気に登って行く。

 

町を抜けると、道はそのまま旧右左口峠みちに続いている。

登るにつれて、前方の視界が広がってくると・・・・

 

この通り、眼下に甲府市内、遠方には秩父山地方向の展望が開けてくる。今日は秋晴れでこの先も眺望が期待出来そうだ。

 

まもなく国道358号線の橋が見えてくる。旧道はこの橋の下をくぐる。この旧道はかつては国道358号線として開設されたが、その後右左口トンネル、精進湖トンネルを通る甲府精進湖有料道路が開設されて1994年に無料開放されるとともに、こちらが国道に昇格、右左口峠みちは県道に降格となった。

 

すぐにゲートが見えてきて、ここから本格的な登りの開始である。たまにゲートが閉じられることもあるようだが、今日は大丈夫。

 


右左口峠みちは登り始めは舗装だが、少し進むと、荒れたコンクリート舗装とダートが交互に現れ、その後は峠を挟んで本格的なダートが続く。

 

 

 

 

しばらく登って北側斜面に回り込むと、見事なパノラマのような視界が広がる。自転車から降りて、しばしこの景色を堪能する。

 

更に登って行くが、途中、このような補修箇所もある。

この道は峠に近づくと視界が狭まってくる。そろそろ峠も近いと思っていると、なにやら前方から何人かの会話が耳に入ってきた。

 

 

 

峠に到着すると、なんと6人組のサイクリストである。自転車もランドナータイプがほとんどというこの方達は、静岡のクラブ所属ということだった。会話には私にもなじみ深い名前も出て来て、しばし歓談を楽しんだ。

唯一、峠名が記載されている「右左口峠観測局」の小屋。

 

しばし皆さんと歓談したのち、一足先に下り始めることにする。

しばらくはダートが続くが、それほど荒れているわけでもないので、どんどん下って行く。

 

5km弱下って、国道358号線と合流した。写真を撮っている間に先ほどの皆さんも下ってきたが、こちらは次の峠を目指すことにする。

 

途中で県道36号線に入り、旧芦川村に向かう。道はひたすら登り勾配が続く。

 

旧芦川村の東端にはすずらんの群生地もあり、街灯もすずらんの形状を模している。

旧芦川村役場。現在は笛吹市役所の芦川支所となっている。

芦川支所手前の沢に沿った急勾配の登り坂に入る。

 

急坂を登り切るとイノシシ除けのゲートがあり、このゲートを開け閉めして、黒坂峠に向かう林道黒坂里道線に入る。

 

この林道は舗装こそされているものの、8%以上の勾配が続き、どんどん標高を上げていく。

少しずつ視界が開けてきて、峠に近づいていることを予感させたが、この先でCAT(キャタピラー社)のショベルカーが道をふさぐように停まっていた。この夏の大雨で崩れた路面の修復工事である。幸い今日は休工日のため通過出来たが、工事中であればまず間違い無く引き返すことになっただろう。

 

後方が無事通過した工事区間。

工事区間を過ぎて間もなく黒坂峠に到着した。初めて訪れた9年前に比べて、あまり手入れされていない草木が伸びており、開放感がやや削がれているようだった。

 

黒坂峠を少し下ったところから林道名所山線が分岐しており、その道で鶯宿峠に向かうことが出来る。

案内板にも「鶯宿峠」や「なんじゃもんじゃの木」と記載されている。

 

ここから前方の林道名所山線に入る。

明るい雰囲気の林道名所山線を少し登り返してから、鶯宿峠まで快適に下って行った。

 

鶯宿峠に到着。「なんじゃもんじゃの木」も相変わらず健在だった。

鶯宿峠から少し進むとT字路にぶつかり、ここから快適な舗装路の大窪鶯宿林道を大窪側に下る。

 

ベンチもある展望地点。

 

展望地点から甲府市街を見下ろす。

ここから道の駅までは、約18kmの下り基調となる。さて道の駅に向かいますか。

 

下って行く間には甲府盆地の展望が開ける箇所もあり、展望を楽しみながら下っていく。

 

県道308号線に合流、左折して道の駅に向かう。

 

16時少し前、西日が傾いてきた中を道の駅に到着した。

 


道の駅で一休みしてから、相棒をクルマに格納して帰路に着いたが、帰りの中央高速が勝沼手前から延々渋滞となり、帰宅は21時となった。まあ運転も嫌いじゃないので苦にはならなかったが。

それでも、今回は終日雲一つ無い晴天に恵まれ、甲府盆地と秩父方面の山々の遠望が嬉しい、いい一日 を過ごす事が出来た。

 


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