夕べ遅くまで騒いでいたのに、こうして6時前には宿の前に集合して、御前埼灯台に向かう。
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今年はどうやら朝日を拝めそうで、その時を待つ皆さん。
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しばし待っていると東の空が赤く染まってきて、水平線上から太陽が昇ってきた。
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朝日を拝むことが出来て満足顔の皆さん。ちなみに、この朝日ポタから参加するために、朝5時過ぎに宿に到着した人も若干一名。
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眠い目をこすりつつ起きた甲斐がある綺麗な朝日。
御前埼灯台は歴史的・文化的価値の高さから、Aランクの保存灯台に指定されている。
ちなみに海図では海洋に突出した陸地の突端部の名称としては、おおむね土へんの「埼」を用いており、土へんの「埼」は、陸地(平地)が水部へ突出したところを表現しているそうである。
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上空に半月を見上げながら、灯台と愛車のツーショット。
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宿近くの海岸から見た富士山。写真の加工ではこれで精一杯。
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朝食でご飯を三杯お代わりして、ランに備えるのもいつものこと。一般的な中高年の団体客ツアーの朝食ではあり得ない。
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出発前の記念撮影。夕べあれだけ飲んで騒いだのに、そんな疲れは全く見えない。
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さて、宿をあとに2日目の行程が始まった。
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まずは御前崎海岸方向へ。
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ヤシの木通り。
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トンネルを抜けて、緩い勾配を登ってくる皆さん。
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いつも立ち寄るコンビニにて小休止。この後は静岡鉄道駿遠線廃線跡を利用した太平洋岸自転車道に入る。
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太平洋岸自転車道に入った。
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地頭方駅跡。静岡鉄道駿遠線は藤枝〜榛原〜相良〜袋井を結んでいた、営業キロ64.6km、軌間762mmの軽便鉄道。興味のある方はこちらのサイトへ。
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避難場所を示す看板が数百メートルおきに立てられている。
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毎度お馴染みの切り干し大根の干場。今回はちょっと少ない感じ。
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小堤山トンネルに到着して小休止。次は買い物ツアー第一弾のしらす工場へ向かう。
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しらす屋ヤマカさんの工場兼売店に到着。シラスを干す棚が駐輪場と化している。
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今回も参加者の多くが行列をなしてしらすや桜エビをお土産に買い求めた。お店の方も大忙し。主催者のくりくりさん曰く、「時間が気になるバスツアーの添乗員の気分だョ」
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しらす屋さんの後は、買い物ツアー第二弾、道路一本隔てたところにある、相良物産さんに立ち寄る。美味しい静岡茶やショウガ紅茶が振る舞われた。ここでもお土産にお茶を買い求める参加者が多く、店員さんは大忙しだった。
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ご主人や店員さんに見送られて、相良物産さんを後にする。今回も割引価格でサービスしていただいたらしい。
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次は相良油田に向かう。
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油田で休憩の後は、多少の上り下りをこなしながら静波海岸を目指す。
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静かな田園風景の中をのんびりと走って行く集団。
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荻間川沿いの自転車道を海岸に向かう。
すれ違ったのは地元の中学生かな。ちゃんと指定ヘルメットを着用している。
ちなみに彼女たちが乗っている自転車は、ブリヂストンの多分アルベルトだが、東京ではまず見掛けない4〜5万円台の高価格の通学車。地方の自転車店にとっては、新入生の入る春需は年間売り上げに大きく影響する。
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さあ、まもなく海岸に出る。
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海岸で小休止。あのぅ、私の自転車のハンドルの上に立って写真撮影しないで欲しいんですが。
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ここからしばらくは、穏やかな海を眺めながら海岸沿いに走って行く。
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美味しいお弁当が待っている駐車場に向かってペダルを回す。
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12時50分、昼食場所の静波海岸駐車場に到着。うおともさんのケータリングサービスもすでに到着していた。
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お腹を空かした皆さん、早速並んで配給もとい、配膳されるのを楽しみに待つ。
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車座に座って、豪華な昼食をいただく。今年は小鉢風に仕切られていて、なんとケーキまで付いている。
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皆さんの愛車が横一列に並んでいる様はいつもながら壮観な眺め。
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うおともさんの営業部長さん。毎年本当にありがとうございます。
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食事も済んで、そろそろ出発。
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途中、小山城公園で最後のトイレタイム。前回独り寂しく輪行して帰るはめとなったというなつさん、前回の轍は踏まぬとばかり、早々と伴走車から自分のリュックを出していた。
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小山城公園を出発。
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富士見橋で大井川を対岸に渡る。
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まだ1、2日走るという栗原さんとはここでお別れ。
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大井川リバティをゴールに向けて走り始める。
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歩行者やジョガーに気をつけながらも、談笑しながらゆったりとしたペースで走る。
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いやあ、皆さん楽しそうですねえ。
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そして、いつの間にか蓬莱橋に到着。
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次々に皆さんが到着。
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輪行組のみなさんとはここでお別れということで、橋のたもとで集合写真。
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輪行組はここから島田駅へ。お疲れ様でした。
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新金谷に向かう皆さんはもう一踏ん張り。
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陽も傾き、影が長くなってきた中を、大井川橋を渡る。
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そして15時42分、新金谷駅にゴール。
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さあ、帰り支度である。くりくりさん、今回もありがとうございました。
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さて、こちらも自転車を積み込んで帰るとしますか。
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こうして今回の御前崎オフも大盛況の内に終わった。主催者のくりくりさん、伴走車でサポートしてくれたぱぴよんさんはもちろんのこと、ご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました。また来年もお会いしましょう!
※なお特派員レポートの続報が入稿されたので、以下に掲載する。
記者としての視点というより一参加者としての感想になっている気がしないでもないが、あえて原文のまま掲載した。
御前崎オフ2013同行記者レポート − その2
御前崎オフ、
今回も盛況の内に終了!
〜 毎回盛況でリビーターも多い御前崎オフの魅力にせまる 〜
今回の御前崎オフも無事2日間の日程を終えた。記者は中古のGIOSで参加者の皆さんと共に全行程を走ったのだが、取材という仕事を時に、というよりほとんど忘れて楽しんでしまい、冷静な目で観察した内容を書けるかと言われれば、いささか心許ないというのが実際のところである。
また今回は、やはり取材という名目で某出版社の編集長も参加していた。彼が編集長を務める自転車雑誌は、サイクルツーリングを主題とした内容で、季刊ながらも早8号まで発刊しており、すでに一定数の読者を獲得しているようだ。彼は編集長という立場もあって、参加者に対して精力的に取材をしていたようである。もっともカメラマンは同行しておらず、写真撮影とインタビューを兼務しつつ、自身も最新の新幹線車両をモチーフとしたと称するフレームカラーと流線型のフロントバッグの自転車で2日間の行程を楽しんでおられたようだったが。
さて、同行してみての感想であるが、このランの魅力は、参加者にはとことん楽しんでもらおうという基本コンセプトのもとで、用意周到な至れり尽くせりの準備と、負担にならない地域交流、リピータ・初参加問わず、どんな自転車に乗っているかを問わず、お互いにすぐ打ち解けることができる暖かい雰囲気ということだろうか。しかも、これだけ大人数のランにもかかわらず、
交通ルールを遵守しつつもある程度思い思いのペースで走る事が出来て、まだ明るい内にきちんと行程を消化出来るプランニングも秀逸だと思われる。
昼食や土産ものの購入にも、立ち寄り場所の方々との事前打ち合わせがきちんとなされているし、買ったお土産は伴走車に預けることも出来て、参加者に余計な負担を掛けないというのも、出来そうで出来ないことである。
また、定宿となっている聖火、いつも立ち寄る小夜の中山の茶屋、しらす屋、お茶屋、代官屋敷資料館の方々が口々に「来年もまた来て下さいね」と言ってくれているのも、地域の人達との交流と貢献を大切にしているこのランの良さが現れている。
それらに加えて、例えば宿の宴会も、参加者自らが主催者と他の参加者に楽しんでもらおうと、事前に色々なアトラクションを準備していたりして、とにかく全員がこのランを楽しむんだという意志が具体的な形となっている。
一言で言ってしまえば、主催者の「参加してくれた皆さんには大いに楽しんでもらいたい」という気持ちに対して、参加者が「自分達が大いに楽しむことで、主催者にもやって良かったと感じてもらいたい」と自然に応えているということであろうか。
サイクリングには、走行距離や走行タイムという定量的な楽しみという面もあり、近年はそのような、よりスポーツに近いサイクリングが主流のようにも思えるが、このランには、皆で談笑しながら景色と食事、その地域の良さを感じながら走るという定性的なサイクルツーリングの楽しさが凝縮されている・・・・記者にはそう感じられたのである。
来年は2月1〜2日の開催予定との事。このレポートを読んで、「なんか面白そうだ」と感じられた方は、来年はぜひ参加してみて欲しい。
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