フォトレポート:御前崎オフ2013初日

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初日:新金谷駅〜お茶の郷〜小夜の中山〜浜岡砂丘〜御前崎〜割烹民宿「聖火」


今回の相棒は最近完成したばかりの"GIOS torino Super Record"。 十速会の入会資格ではフルガードの装着が義務付けられている(と巷では信じられている)し、何人もの人から『GAMIさんがガード無しの自転車で来るなんて』と突っ込まれる羽目となった。それに対して、ワンバターンの『心の眼ではフルガードと松葉ステーが装着されているのが確かに見える』と苦しい言い訳をするのであったが、せっかく御前崎に間に合わせたんだもんね。

 出発当日の朝の天気予報は、土曜日が雨のち曇りで降水確率70%、そして日曜日が晴れというものだった。ということで、今回はまともなレインウェアも用意し、6時少し前に自宅を出発したのだった。

 川崎ICから東名に乗り、とても走りやすい第二東名を飛ばし、集合地点の新金谷駅には8時40分過ぎに到着。道中ずっと降っている雨はまだ止まないが、先着組の皆さんと雨宿りしながら、参加者の皆さんの到着を待った。

 そうこうしている内に、徐々に雨足も弱くなり、ほぼ全員揃った10時過ぎには雨具がいらないほどとなる。雨雲が我々の頭上から離れていったのは、記念すべき10回目の御前崎オフの開催を祝ってくれたに違いないというのは身びいきかな。

 そして、いつものように主催者のくりくりさんからお手製ルートマップが配られて、ブリーフィングと初参加の皆さんの自己紹介が済み、10時半少し前、今回のオフ会が始まったのだった。


第二東名島田金谷ICを降りて、コンビニで小休止。自宅出発後、ここまでずっと雨の中のドライブだった。

集合地点の大井川鐵道新金谷駅に到着。

続々集まってくる参加者の皆さん。中には雨天走行に備えてマッドガードを装備し始める方も。ちなみに不足していたスプリングワッシャーは私のスペアパーツボックスから供出。

転車台の上にはC12-164号機。164号機は昭和12年製造で、木曽福島機関区で現役を退き、現在は日本ナショナルトラストの保有機関車となっている。

全国に2両のみ現存する、かつての優等列車用合造車オハニ36。

こちらは近鉄特急16000系電車。塗装も当時のまま。

C12をバックに記念撮影。横一杯に広げられたのはKokoさんの力作。

「初参加の方、手を上げて〜」「は〜い」
今回は10人の方が初参加とのことだった。

くりくりさんからいつものお手製マップが配られてブリーフィングが始まった。

10時25分、いよいよ出発。カメラ目線はご存じ田村編集長。りみどさん、フロントメカの調子が悪いのかな?

大井川鐵道のガーダー橋をアンダーパスして大代川沿いの道へ。

続いて、JR東海道本線の踏切を渡る。

路面は濡れているが、雨はほとんど止んでいて、気温も上がってきた。

 

ゆったりと流れる大井川と東海道本線の大井川橋梁。16連のトラス橋は実に雄大。

右にUターンしてお茶の郷への登りに掛かる前の一休み。

視界いっぱいに広がる茶畑の間を一直線に登って行く。今年も向かい風はそれほどでもなかった。

お茶の郷に到着。ここで小休止してトイレタイム。

トイレの前だろうが何だろうが、人の新車は気になる気になる。

大井川を見下ろす展望スポットの牧之原公園に移動。前回はもちろん無かった新東名の標識が。

牧之原公園からの眺望。ほとんど毎年同じ構図(苦笑)。今回は残念ながらスッキリとした青空は望めない。

牧之原公園を後にして、金谷坂に向かう。

しばらくは緩い登り勾配。

皆さん、楽しそうな顔、顔、顔。

金谷坂に到着し、そのまま菊川坂の檄下りに。

金谷坂を一気に下る菊川坂。

下り切ると、いよいよ小夜の中山の登り。登り始めの20%超の檄坂に、最初から押して行く人もいれば、完登目指して力一杯ペダルを踏む人もいる。

気合いを入れて登り始める十速会会長とatsさん、F38T×R23Tの愛しい流麗可憐号を愛情込めて押すJさん。

こちらも頑張って登るも、さっさと途中で足つき。振り返ると景色も見事だしね。

緩斜面をテレテレとしばらく登っていくと、茶屋が見えてくる。

早速昼食にありついている人、おとなしく並んでいる人。

毎度お馴染みの染飯。

お汁粉の湯気の向こうには、行儀良く横一列の面々。

毎年毎年、美味しい豚汁やお汁粉を準備して待ってくれている茶屋のご家族。

食事もほぼ終わり、のんびりとした一時。

さて、そろそろ出発ということで、茶屋の前で記念撮影。手前にしっかり写っているGIOSは、もちろん計算して、ここに置いたのではありませんヨ(←ホントか?)

食事も終わって茶屋を後に、本日の後半の行程に出発。

茶屋の先の家に繋がれているこのワン君も、いつものように威勢良く吠えて、我々に檄を飛ばすのだった。

 

一里塚から左折して、軽い登りを過ぎると、素敵なダウンヒルの始まり。

※パジャマさん、写真お借りしました。

下り終えて、穏やかな日差しの下、のんびりと進んでいく。

しばらくは田園風景の中をゆっくりペダルを回して行く。

東海道本線をアンダーパス。

そして、菊川沿いの自転車道に入る。

60台近い自転車がノンビリと流して行く。

自転車道を後にして、いつも必ず立ち止まるGPS基準点。

 

歴史街道館でトイレタイム。もちろん愛車達はちゃんと右向きに並べられる(笑)

そのあと少し移動して代官屋敷資料館で美味しい静岡茶をいただくが、今回は地元の梅祭りと重なり、すごい人出となっていた。

 

七福神に扮した人達から、お菓子の入った袋がばらまかれ、子供達に混じって一部のオフ会メンバーもお菓子をゲットしようと大興奮。

代官屋敷資料館を後に南下して、太平洋岸を目指す。

海岸に到着し、ここから太平洋岸自転車道に入る。

朝まで降っていた雨のおかげで海岸の砂が適当に湿り気を帯びていて、舞い上がらないのが嬉しい。

空も綺麗に晴れ上がり、そろそろ西に傾き始めた太陽の反射が美しい。

一休みしてから、太平洋自転車道を東へ向かう。中部電力の御前崎風力発電所の風車は真下を通ると、結構な風切り音である。

最後の休憩ポイント、浜岡砂丘に到着。

浜岡砂丘の茶店では、相変わらずたくさんのネコの出迎え。

浜岡砂丘から県道357号に入ると、民宿聖火までの行程の最後の8kmは、足に自信のある皆さんのトレインが形成される。私はもちろん途中で千切れて、t-bikesさんの後を懸命にペダルを踏んだ。

静岡県最南端の岬で後続の皆さんを待つ。

明日の朝は御前崎灯台で日の出を見る。これは十速会の義務らしいです。

そして16時半、無事民宿聖火に到着。皆さんお疲れ様でした。

旅装を解き、一風呂浴びると、宴会の予行練習が始まった(呆)

※写真は意図的にボカシしてあります。

御大さんの音頭でいよいよ宴会の開始。

豪華で美味しい夕食が盛りだくさん。

相変わらず派手にアピールする十速会(^_^;

いつも座を盛り上げてくれるパジャマ姿のパジャマさんと各種サポートをいつもきめ細かく行ってくれるパピさんが前に。

ということで、主催者くりくりさんの1日早い誕生日を盛大に祝ったのだった。遠く伊豆は下田の十速会女子部長からも花束が届いていた。


こうして、深夜まで楽しい宴会が続いたのである。
明日は6時前に起きて、御前崎灯台で日の出を見ることから始まる。

ここで今年も同行記者による取材レポートが入ったので、ここに掲載しておくことにする。

※以下のレポートは、ほんの一部フィクションが含まれているかもしれないが、一読した限りでは、おおむね事実に基づいて客観的に書かれている(はずの)ように思う。


御前崎オフ2013同行記者レポート

御前崎オフ、ついに10回目の開催!

〜 毎回盛況でリビーターも多い御前崎オフの魅力にせまる 〜

記者が御前崎オフの同行取材を始めて、今回で早6回目となった。
毎回ほとんど同じ行程で、宿も同じという点では、正直新鮮味は無いはずで、普通に考えれば、何回目かで飽きられて参加者が減少してもおかしくないのに、なぜか毎回盛況となるばかりか、翌年の2月のカレンダーに早々と○印を入れてしまう参加者も多いと聞く。

また最近は、ホビーサイクリストのみならず、マスコミ関係者やショップ経営者、遅筆で有名な遠く四国在住の作家サイクリスト、はたまた元プロ選手やブルベ参加者まで参加するようになってきているらしい。

それに加えて、毎年立ち寄る地元のしらす屋やお茶の販売店、2日目の昼食のケータリングサービス会社などのもてなしを楽しみにしている参加者も多く、ごく短時間に大量のみやげを買い込み、グルメツアーさながらという側面もあるようだ。

昨年までしつこく取材していた十速会も、このランへの参加が義務付けられているようで、理由の如何に関わらず、欠席者には、会長および参加した会員からの厳しい叱責と批判が浴びせられ、その後の一年間は針のむしろ状態となるというまことしやかな噂もある。

その制裁を恐れて、どうしても2日目しか参加出来ない会員の中には、日曜日の朝の御前崎灯台の日の出ポタに間に合うべく、睡魔と闘いながら、深夜の東海道をブルベさながらのペースで走ってくる者もいるらしい。 これらはあくまで伝聞情報であり、もしかしたら都市伝説の類かもしれないが、いずれにせよその実態は闇の中である。

そこで、これまでのレポートは十速会の動静を中心に書いてきたが、今回のレポートでは、10回目の開催となった御前崎オフの何が参加者を引きつけるのかを探ってみたいと思う。

同行記者は古いランドナーは持っていないが、幸い、きちんと整備された自転車であれば良いということなので、セコハンの古いジオスで参加者とともに2日間走りながら、適時、主催者であるKR氏や参加者へのインタビューも交えて、このオフの魅力にせまってみたい。

(その2に続く・・・はず)

 

 


 

−−−< 2日目フォトレポートに続く  >−−−

 

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