フォトレポート:入間白岩林道

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自宅〜武蔵五日市〜藤倉〜藤原峠〜数馬下〜武蔵五日市〜八王子〜自宅


多摩川CRの終点。


いつもの休憩ポイントの牛浜だが、ここ数年で一気に宅地に変わって、今は小綺麗な住宅が並んでいる。

武蔵五日市駅前から檜原街道を奥に進む。右手の檜原村役場を過ぎた先のT字路を右折し、北秋川沿いの道を進む。

このあたりまで来ると、さすがにクルマの往来も少なくなり、静かな山里の中の街道という感じがする。

やがて神戸岩方向の道との分岐が見えて来る。右折すれば、結構な檄坂の鋸山林道に行けるが、今日はそのまままっすぐ進んで行く。

時折このような狭い箇所を行くようになると藤倉も近い。

西東京バスの一番奥のバス停でもある藤倉に到着して一休み。やや雲は多いものの、走るにはちょうどよい感じの気温。

藤倉から白岩沢の渓流に沿って、更に登って行く。このあたり勾配は8%ほどあり、意外にきつい。

藤倉から20分ほどで入間白岩林道と倉掛林道の分岐地点に到着。10年前と同じように自分も入れてセルフで撮影。

起点から、まずはダート路面である。10年前は良く締まった土の路面だったが、今回は地肌むき出しの結構荒れたダートに変貌していた。


近年このあたりでもクマの出没が目撃されているため、念のためクマ鈴を自転車に装着して登り始めた。今日は26Cのオンロードタイヤで、ここまで走って来た足の疲労も重なって、乗って登るにはいささかしんどい箇所が多い。そういう箇所はいさぎよく押して進んだ。

起点から約1.5kmで舗装に変わった。またこのあたりまで登ると勾配も緩めとなるので、のんびりとペダルを回して走っていく。

それでもそれなりに高低差はあり、このように登って来た道が結構下に見える。

この辺りから少し展望が開けてくる。

倉掛林道を登ったところにある倉掛の集落が見える。

入間白岩林道は平成6年度施工とある。

それにしても、登り始めてからクルマもバイクも1台も走ってこない。聞こえるのは鳥のさえずりとクマ鈴のみである。

そして、この林道のピーク地点の藤原峠には12時半に到着した。左前方に登って行く階段状の道は浅間尾根の登山道である。

こちらが登って来た方向。フロントバッグから昼食のパンやおにぎりを取り出し、指に巻き付けたクマ鈴をチリンチリン言わせながら昼食をとった。

昼食も終わり、下り始めることにする。最初はひび割れたコンクリート舗装の急な下りが続く。

途中から舗装状態も良くなり快適に下っていく。

多少崩れている箇所もあるが、軽微であり、特に通行には支障ないレベルである。


下り初めて最初の民家。このあたりの風景は10年前と大きな変化はない。なおこの民家の手前に林道から枝分かれする道があるのだが、下っている途中に何気なくそちらを見たら、30メートルくらい奥の路上でごそごそ動いている長さ1メートルくらいの黒っぽい物体を見てしまった。こちらも止まって写真を撮ろうとしたら更に奥に走り去ってしまった。体型から想像するにおそらくイノシシだとは思ったが、とりあえず先を急ぐことにした。

ほんのわずかだが色づいている木々もある。

民宿浅間坂の看板。浅間尾根の展望が広がる風呂がいいらしい。

民宿浅間坂の前を通り過ぎるとまもなく入間白岩林道も終点である。ここから武蔵五日市までは南秋川沿いに快適なダウンヒルが続く。

武蔵五日市駅前に戻り、やまねこ亭で一休みした後は、いつもの帰り道である旧小峰峠〜八王子のコースを進む。今日は秋川もレジャーの人達で賑わっている。

前方に新小峰トンネルが見えてきた。

新小峰トンネルの脇から旧小峰峠への道に入る。この道は現在歩行者専用となっている。

初めは2車線の道も、すぐにこのような狭い1車線の道になる。ここが対面交通で大型バスも通っていたというのは、今になっては信じられない。

旧小峰隧道に到着。トンネル内は今でも蛍光灯が常時点灯している。

トンネルを抜けると、こちらの方が道の手入れは悪く、落ち葉や枯れ枝が散乱している。

今も撤去されていない小峰峠の名標とカーブミラー。

こちら側はかなり荒れている。

このようにクルマやバイクはシャットアウト状態である。さあ、ここからは走り慣れた道で帰ることにしよう。

16時過ぎに多摩川CRに入り、ここからはのんびりと自宅に帰ったのだった。


今回の走行距離は約128kmと 、日帰り峠越えとしては適度なコースである。イノシシだかクマだかには遭遇したものの、暑くもなく寒くもなく、秋の日帰り自走サイクリングをじっくり楽しめた一日だった。

−−−< 入間白岩林道 フォトレポート 完 >−−−

 

 

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