フォトレポート:TOM2011初日

TOP > サイクルツーリングレポート > トーエイオーナーズミーティング2011 > フォトレポート:TOM2011初日

 

初日:韮崎駅〜みずがき湖〜信州峠〜信濃川上〜大蔵峠〜佐久広瀬〜野辺山


今回の相棒はSRAM10速仕様にリニューアルした軽量スポルティーフ。

 9月18日早朝、輪行袋に収めた愛車とフロントバッグを肩に自宅近くのバス停からバスに乗り込み、私鉄とJRを乗り継いで立川駅へ。立川駅から中央本線スーパーあずさ1号に乗り、韮崎駅には定刻8時37分に到着した。

 韮崎駅にはもう一人サイクリストが降り立ったが、この方はTOM初参加のMさんだった。

 今回はSRAMのパーツを中心にほとんどのパーツを換装した自転車の初ツーリングのため、いつもより念入りに組み立ててチェックしている内に、Mさんは先に出発。

 こちらも駅舎と愛車の撮影を済ませて、9時半過ぎにいよいよ出発。まずは穂坂路からみずがき湖を目指してペダルを回した。天気も良く、今日もたっぷりと汗をかかされそうである。



韮崎駅を定刻に降りて、発車して行くスーパーあずさを見送る。


同じ列車を降りたTOM初参加というMさんが一足先に出発した。私とほとんど同じプランで野辺山を目指すとおっしゃっていた。

自転車の組み立ても終わって出発準備完了。気温も高く、残暑厳しい一日となりそうである。

9時半過ぎにいよいよ出発。まずは国道141号線に入る。

駒井橋を渡って県道23号線(穂坂路)に入る。真っ青な空には夏らしい雲が。

県道23号線は増富まで続く道である。


この道は広大な畑の中をひたすら登り詰めて行く山岳県道であり、しばらくは日射しを遮る箇所が無く、なにしろ暑い。

回りはこのように見渡す限りの農地であり、非常に雄大な景色が広がっている。

前方に見えるのは棚田。

ここで増富ラジウムラインに突き当たり、右折して増富方面にハンドルを向ける。

このトンネルは鳥井峠の下を抜ける鳥井坂トンネル。ポータルにはヤマセミの彫刻が彫られている。この辺りは紅葉スポットでもあるとのこと。

更に登り詰めて行くと、道は左右に分岐する。右は増富ラジウム温泉郷に、左は黒森に至る。

分岐を右折してすぐのところにみずがき湖ビジターセンターがある。

ビジターセンターにはレストランもあるということで、ここで一休みすることにして、自転車を降りる。

ビジターセンター2階の展望フロアから見たみずがき湖の全景。みずがき湖は塩川ダムのダム湖である。

ビジターセンターのすぐ近くには北杜市立増富小学校があり、この日は運動会が開催されていて和太鼓の響きが聞こえていた。なお帰宅してから調べてみたところ、この運動会は「閉校記念運動会」だった。現在の生徒数はわずか5人とのことで、来年の3月末で閉校になるとのことである。

ビジターセンターで昼食をとって、再びサドルにまたがる。TOMに参加している友人達が増富温泉で昼食とするという事を事前に聞いていたが、この真夏のような暑さの中を更に登る気にならず、直接信州峠方面に向かうことにした。

道は引き続き、ひたすら登りである。

70年代のニューサイクリング誌の高橋裕晴氏などの紀行文でよく目にした黒森鉱泉の案内板。残念ながら、現在は休業中らしい。その背後に見える特徴的な山肌は、もちろん瑞牆山(みずがきやま)である。

瑞牆山は標高2,330m。日本百名山のひとつであり、全山が黒雲母花崗岩で形成されている。南西部は風化や浸食の影響を受け、独特の岩峰が特徴的。(以上、wikipediaより)

黒森集落のはずれからいよいよ本格的な信州峠への登りとなる。

信州峠までは約2.8km、平均勾配10%近い登りである。

距離はそれほどでもないが、黒森側からは意外にきつい道である。

それでも懸命にペダルを回していると、前方に切り通しが見えてくる。

やがて信州峠に到着。標高は1,464mで、山梨県と長野県の県境となっている。韮崎駅付近の標高は約350mだから、標高差にして1,100m登ったことになる。


初めて信州峠を越えた1974年と今回との比較の意味で、ほぼ同アングルの写真を並べてみた。なお1974年は川上村側から登っている。もちろん当時はご覧の通りのダートである。


この2枚は川上村側の直線的な部分であるが、37年という月日の経過をあらためて感じさせる。

川上村側は直線的一気に下る。

収穫用の大型トレーラーが何台も走っている。

あっという間に快適なダウンヒルも終わり、まだ時間に余裕もあるので、標識に従って右折し、信濃川上駅方向へ。

三国峠に続く県道68号線に出て、ここから左折。

千曲川を渡って海ノ口方向に進む。

ここから大蔵峠までは距離も短く緩い登りである。

大蔵峠に到着。この峠の下には小海線の第二広瀬トンネルが通っている。

大蔵峠を下ると、第二広瀬トンネルを抜けた小海線の線路が見えてくる。

広瀬の集落の中を、まだまだ川幅の狭い千曲川が流れている。

佐久広瀬駅を過ぎると、やや勾配のある道となり、国道141号線に合流する。

ここが国道141号線との合流地点。写真奥の方から登ってきたことになる。このあたりも南牧村の農地が広がっており、意外に雄大な光景である。

合流地点は国道141号線の小海側からの登坂車線が終わる場所であるが、野辺山まではまだ登りが続く。

一息ついて、野辺山に向かう。


野辺山高原の看板の横を通り過ぎ、ほぼ直線上の上り勾配をゆっくりペダルを回していく。

ようやく野辺山駅方向を示す看板が見えてきた。

15時半過ぎ、野辺山駅に到着。

駅前を過ぎて、少し走れば今日の宿舎はもうすぐである。

そしてリゾートイン黒岩荘が見えてきた。

今回のTOMの宿舎であるリゾートイン黒岩荘に到着した。すでに参加者の皆さんのクルマで一杯である。玄関の前ではすでに到着した方々が迎えてくれた。タイヤを雑巾で拭いてから、自転車を指定された格納場所へ移動し、受付を済ませた。

風呂で汗を流してサッパリしたところで夕涼み。日もほとんど沈みかけて、八ヶ岳がシルエットのように浮かんでいる。


抽選会の目玉、毎度恒例の東叡社謹製フレームオブジェ。一度当たった人は対象外であり、残念ながら私もその一人。

18時半、事務局の小泉さんの挨拶で宴会が始まった。今回の参加者は91人、内初参加は8人との事である。

東叡社代表の山田さんの挨拶。

参加者の皆さん。※ややぼかしてあります。

参加者の皆さん。※ややぼかしてあります。

参加者の皆さん。※ややぼかしてあります。

抽選会の目玉、フレームオブジェの当選者の一人はなんと十速会会長。

何度もご一緒しているatsさんも当選。

もう一つははるばる北海道から来られた初参加の方に。ということで今回は東日本で独占(笑)

宴会後のTOMオリジナルグッズの即売会。今回は新しいグッズがいくつもあった。私はアルミボトルを購入した。

宴会の後は、これまたいつものように参加者の皆さんの自転車を囲んでの自転車談義が深夜まで続くのであった。


初日の走行距離は約55kmと少なめであるが、真夏のような日射しを浴びながら、絶好の晴天の中をひたすら登った一日だった。それでも雄大な景色を楽しみながらほぼ予定通りのコースを走ることが出来たし、皆さんとの熱い自転車談義も楽しめて、いい一日だった。翌日は朝6時集合のポタから始まる。

−−−< TOM2011 フォトレポート 2日目に続く >−−−

 

TOP > サイクルツーリングレポート > トーエイオーナーズミーティング2011 > フォトレポート:TOM2011初日

 

inserted by FC2 system