フォトレポート:TOM2010

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初日:東栄〜仏坂峠〜四谷千枚田〜与良木峠〜長篠城〜豊川〜蒲郡〜形原温泉


今回の相棒はフロントキャリア装備スチールフォーク仕様の10速スポルティーフ。

 19日朝、豊橋駅前のビジネスホテルを5時半に起床、前日夜に近くのコンビニで買っておいた弁当で朝食を済ませ、6時45分過ぎにチェックアウト。輪行袋とフロントバッグを肩に、豊橋駅に向かった。
 豊橋駅から7時1分発の飯田線普通列車に乗車し、東栄駅に向かう。しばし車窓からの風景を楽しんでいると、乗客の一人から声を掛けられた。最近サイクリングを始めたというその人は、これから走るコースの事や輪行袋に納まっている自転車の事を矢継ぎ早に質問してくる。トーエイというブランドもご存知で、今回のオーナーズミーティングの事を説明すると、さすがに驚いていた。

 そのうち、同じホテルに投宿し、一足先に飯田線始発列車で水窪駅に向かっているたaさんからメールが入り、東栄駅で一人サイクリストが降りたとの事。もしかしたら、オーナーズミーティングに参加された人だったのだろうか?
 やがて、8時半少し前に東栄駅に到着。駅に併設されているふるさと文化交流館に知り合いがいるという先ほどの乗客の方と'電車を降りる。「とうえい」と書かれた駅名標とともに輪行袋に入った愛車を記念撮影してから、自転車を組み立てた。

 組み立てとチェックも終わり、駅舎と愛車の撮影を済ませて、9時過ぎにいよいよ出発。まずは別所街道に入り、仏坂峠を目指してペダルを回した。



豊橋駅飯田線ホームに入線してきた飯田線中部天竜行き普通列車3505M。車両は飯田線専用の119系である。


8時半過ぎ、無事東栄駅に到着。「とうえい」と書かれた駅名標とトーエイの自転車の組み合わせは、はるか昔のニューサイクリング誌の東叡社の広告にもありました。

自転車の組み立ても終わって出発準備完了。今から30年ほど前、バックパックを肩にホステリングの旅をしていた時に、旧駅舎時代の東栄駅に降りた事もあった事を思い出す。

9時過ぎにいよいよ出発。別所街道を北上する。

猛暑も過ぎて「普通の」残暑の中を進む。

中設楽で別所街道と別れて、伊那街道にハンドルを向ける。

前方の電光掲示板は、ここから道も狭くなり、落石に注意するよう表示されていた。

確かに道も狭くなり、僅かに登り基調となってきた。

木陰で小休止。法面はネットで覆われており、確かに落石注意の状況である。

神田から左折して、仏坂峠に通じる鳳来東栄線に入る。

ここから神田川に沿って仏坂峠に向かう登り坂となるが、勾配はそれほどでもない。

途中で見かけた小さな滝。穴滝というらしい。

この道は木々の間を縫うように走っており、眺望は望めないが、陽射しも適度に遮られてなかなか走りやすい。

神田の分岐地点から約4kmを過ぎて、前方にトンネルが見えてきた。

仏坂峠に到着。1971年に竣工とあった。

トンネルを抜けて、今回楽しみにしていた四谷に向けて下り始める。

下り始めてすぐ四谷地区に到着。ここが四谷の千枚田で、南側斜面のはるか下まで棚田が。

ほぼ稲刈りも済んで、いかにも秋の風情。そして前方に見える道を更に下って行くと・・・・

このように見事な棚田の景色が広がる。四谷の千枚田は前方に見える鞍掛山を水源とし、実際には1,296枚の棚田から構成されている。詳しくはこちらの新城市のホームページを参照。四季折々の風景を見てみたいという感じがした。

さて、千枚田の光景をあとに更に下って行くと県道32号線に突き当たる。左折すれば鳳来寺山方面だが、一旦右折して与良木峠に通じる町道に入る。

この町道、山の中に点在する集落をつなぐように登って行く。

何ヶ所か分岐を過ぎて更に登って行くと、やや勾配も強くなるが、それほど急勾配という事もなく、穏やかな峠道という雰囲気。

町道に入ってから約4kmほどで与良木峠に到着した。結構古くからあるトンネルのようで、帰宅してから調べると、明治時代からあったようである。

トンネルの反対側は最初に作られた当時の石積の隧道の雰囲気を比較的よく留めていた。

峠から清崎まで一気に下って行く。

清崎から再び県道32号線に戻り、700mあまりの長さの稲目トンネルを抜けて本長篠方面に下り、玖老勢(くろぜ)まで下ったところで小休止。

県道32号線は玖老勢から鳳来寺山方面に登り返しとなる。

しばらく登り勾配が続き、前方の標識に従って右折する。

峰という地名のあたりで登りのピークとなり、ここから本長篠にむかって下り基調となる。

本長篠まで下ると、ここから国道151号線に入り、以後飯田線に沿って豊川まで下っていくことになる。

国の史跡に指定されている長篠城址に立ち寄る。長篠城は織田・徳川連合軍と武田軍の間の長篠の戦いで知られており、日本100名城にも選定されているとの事。

長篠城址近くのサークルKで小休止。ここは宝くじ売り場が併設されており、ジャンボ宝クジの3億円が出た事で、地元ではよく知られたコンビニらしい。

その後、標高が下がるにつれて暑くなって来た中をひたすら走り続け、豊川橋北から国道23号線に入り、形原温泉を目指した。

蒲郡付近を通過。途中で会津のKさんと遭遇、以後2人でのんびりとペダルを回して行った。

夕方5時前に形原温泉に入り、宿舎である山田館に無事到着した。走行距離は約103kmとなった。

旅装を解き、温泉でサッパリとした後、事務局の小泉さんの司会で、いよいよ宴会が始まった。今回の参加者は満員御礼の85人、内初参加は18人との事である。

東叡社代表の山田さんの挨拶。

抽選会の目玉、毎度恒例の東叡社謹製フレームオブジェ。

アメリカから来られたボブさんのご挨拶。

宴会の後は、参加者の皆さんの自転車を囲んでの自転車談義が深夜まで続くのも楽しみの一つである。

 

しかし壮観な眺め。

2日目:朝ポタ(西浦海岸)


2日目の朝は、これまた一部の参加者恒例の朝食前の朝ポタから始まる。6時半過ぎに宿舎をスタートし、海岸に向かって下る。

しかし・・・・、夕べ深夜まで起きていたというのに、元気なおじさん達ではある。

波も穏やかな西浦海岸。

朝食前だというのに、結構なペースで進む皆さん。

時間も押してきたので、記念撮影をしてから宿舎に戻る事にした。ご飯が無くなってしまうのを恐れてか、帰りは更にハイペースだった。

 

2日目:解散〜帰京


今回の参加者のYさんが昔乗っていたランサーGSRの現オーナーの方がYさんに会いにこられていた。現代のクルマと違って、エンジンルームもクリーンな眺めである。キャブレターはソレックスに換装されていた。

解散時刻が近づき、参加者の皆さんの自転車も続々玄関に現れる。と、その時ちょっと変わった自転車が・・・・

世界でただ1台の東叡社フルオーダーのスケーター。ブレーキワイヤー内蔵、ワインマンセンタープル直付け、トーエイオリジナルステム、チタン製足乗せと誠に豪勢なスケーターだが、オーナーの地元では近所の子供達の遊び道具となっているというのが、なんだか楽しい。

全体での記念撮影と、ボブさんによる一本締めで、今回のTOMも無事終了した。また来年もお会いしましょう。

三々五々、参加者の皆さんが帰るのを見送ってから、私も出発。私は今回2日目のコースは特に決めてこなかったので、とりあえず海沿いに東に向かってスタートした。

国道23号線をノンビリ進むが、上下線ともトラックやトレーラーが多く、少々走りにくい。

豊橋市内へ。

結局、クルマの多い街道筋の走行に飽きてしまい、豊橋から新幹線で帰る事にしてしまって、2日目の走行はここで終わりとした。


という事で、2日間の走行距離は約147kmとなった。宿舎での皆さんとの歓談はもちろんだが、初日のソロツーリングも趣きある峠越えと見事な千枚田の風景を楽しむことで出来て、今年もなかなか充実したTOMだったように思う。

−−−< TOM2010 フォトレポート 完 >−−−

 

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