フォトレポート:2010今井彬彦メモリアルラン初日

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初日:茅野〜安国寺〜杖突峠〜美和湖〜中沢峠〜分杭峠〜鹿塩温泉



分杭峠から美和湖方面を望む

 出発前日の天気予報は曇り時々雨。 それでも今回はもし出来たら2日間走るというプランを立てていた。初日は鹿塩温泉あたりまで走り、翌日に昔の赤石林道、今の県道251号を走って赤石峠を越えるという計画である。

 日曜日の朝6時半、輪行袋に詰めた愛車とサドルバッグを持って、自宅最寄りのバス停から始発バスで最寄り駅へ。新宿から特急あずさに乗って茅野に向かう。茅野到着は定刻の9時51分。駅前広場には6人の参加者の皆さんがすでに準備を終えて集まっており、こちらも急いで愛車を組み立てる。10時半少し前に皆さんは出発。私はトイレと駅前での写真撮影を済ませてから出発した。

 今回の相棒はカーボンフォーク装備の10速会仕様軽量スポルティフ。ボトルケージ込みで9kg弱と、まあまあ軽く仕上がっている。最近、RD/FD/エルゴパワーをケンタウルの2008年式に、ブレーキ本体をマビックSSCにそれぞれ換装して、全体にパーツのブラック化が進んでいる。ちなみにマビックSSCのブレーキは引きの軽さとリニアな効き味が印象的。


自転車の組み立ても終わって、茅野駅を10時半過ぎにスタート。

いつものように安国寺近くのコンビニで食料を調達してから、杖突街道の登りに入る。

まずは安国寺集落の中をノンビリと登る。

杖突街道と合流し、ここから本格的な登り。

先月のM・O・Mの時と比べると、今回は登りがそれほどきつく感じない。ダイエットの効果が多少はあるらしい。

やがて、茅野駅を先に出発した皆さんが休憩しているところに追いついた。こちらも小休止。

上るにつれて展望が開けてくるが、さすがにこの天気では遠望は望めない。

いつものビューポイント。下界の諏訪の街並みはなんとか見える。

そして、峠の茶屋に到着。

峠の駐車場には、本日の参加者の皆さんが三々五々集まっていた。

いつものように、12時5分前に、南から埼玉を中心とする面々が隊列をなして到着。

急逝されたI氏のお嬢さんがまだ幼子だった頃にオーダーで作られた、ワタナベ製のモモコスペシャル。

12時15分過ぎ、約40名で集合写真撮影。わざわざ前後反対に青いTシャツを着ている3人は「闇組織十速会」のメンバー。もちろん、この写真を撮影している副会長(←私)も、事前の会長の命令により、着用していた(笑)

集合写真撮影後は、昼食とする人、自転車談義する人など、それぞれ。

眼下の諏訪湖はさすがに霞んでいた。


皆さんと歓談している内に、神戸から来られていた子囃子さんが、本日は鹿塩温泉に泊まって明日はしらびそ峠を予定しているという事が判明した。私とほぼ同じ行程であり、ケータイで明日の天気を確かめると、まあ走れそうである。早速鹿塩温泉の塩湯荘に電話してみると宿泊もOK。そこで、ここから子囃子さんとの二人旅を始めることにして、 高遠まで下る441Mさんと3人で12時半過ぎに峠を後にした。

子囃子さんのデモンタブルは一見なんでもないようだが、よく見るとサンプレでリヤ10速仕様である。

茶屋から軽く一登りすると杖突峠の標識があり、ここから高遠まで一気のダウンヒルが始まる。

ハイスピードで飛ばす子囃子さん。杖突街道はクルマが少ない上にカーブも緩く、快適な下りを楽しめる。

後ろの441Mさんは高遠から飯田線沿いに出て、鉄分(笑)を補給するポタにするとのことだった。

高遠市内手前の野笹で、更に下る441Mさんを見送った後、子囃子さんと2人で小豆坂トンネルに向かう。

最初はUターン気味に登って行く。

思いがけず、いい雰囲気の登りである。

ほんの10分ほどの登りで小豆坂トンネルに到着。

小豆坂トンネルを抜けて、美和湖に下る。

美和湖沿いにある道の駅「南アルプス村長谷」で小休止。ここは手作りパンで結構有名であるが、ほとんど売り切れだった。

道の駅を出発して更に南下し、戸台口を通過。

ここ市野瀬から分杭峠まで約5.5kmの区間は、平均斜度9%近い登り勾配が続く。

道幅も狭くなり、栗沢川に沿って登って行く。

登って行く内に、駐車場が見えてきた。

以前は無かったが、ここから分杭峠を往復するシャトルバスが出ているのだった。分杭峠がゼロ磁場のパワースポットとしてTVで紹介されて以来、峠がクルマであふれるようになってしまったため、分杭峠が一般車駐停車禁止となったのである。なんだかな〜。

もちろん自転車は通行禁止ではなく、いよいよ峠手前のつづら折れ区間に入る。こちらが登っている間、シャトルバスがひっきりなしに往復していた。

ここからは、こんな感じのヘアピンカーブが連続する。

この標識が見えて来ると、中沢峠に到着する。

中沢峠で駒ヶ根から上ってきた県道駒ヶ根長谷線と合流する。昔からの案内板は相変わらず健在だった。

こちらは1981年8月のツーリングの時に撮影した中沢峠。自転車は650×38Bの神金ランドナー。

中沢峠で小休止している内に、子囃子さんも到着。

ここから分杭峠はもうすぐである。

分杭峠が見えてきたが、前方には何やら誘導員らしき制服姿が・・・

誘導員のいるところから、こんな無粋な駐車禁止ポールが・・・

なんとまあ・・・

やれやれ・・・

という事で、分杭峠に到着した。

こちらは1981年8月のツーリングの時に撮影。

下に見えるのがシャトルバスの転回場。 停まっているのが最終バスとの事だったが、取り残された観光客もいました。どうしただろうか・・・

たまには自分も写りましょう。

前方の美和湖方面は雲で霞んでいた。

今日の宿の鹿塩温泉塩湯荘までは、ここから約15km下りっ放しとなるため、ウインドブレーカーを着込む。

鹿塩川沿いに一気のダウンヒル。

塩河の街が見えてきたあたりでポツポツと雨が降ってきたが、気になるほどでもない小雨だった。

鹿塩温泉はここから左折。

やがて、前方に塩湯荘が見えてきた。

17時ジャスト、塩湯荘に到着した。

温泉で汗を流しサッパリとしたところで夕食が始まった。


初日は天気予報は曇り時々雨という事だったが、宿に到着直前に少し降ってきた程度で、峠道を走るにはちょうどよいくらいの気温だった。4年振りの分杭峠がパワースポットブームの影響でやや落ち着かない雰囲気になっていたのは残念だったが、杖突峠での皆さんとの語らい、子囃子さんと2人でおしゃべりしながらの峠越えで、いい一日を過ごすことができた。

−−−<  2日目フォトレポートに続く  >−−−

 

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