フォトレポート:TOM2009初日

TOP > サイクルツーリングレポート > トーエイオーナーズミーティング2009 > フォトレポート:TOM2009初日

 

TOM2009初日:道の駅さかきた〜一本松峠〜猿ヶ馬場峠〜三和峠〜大岡〜道の駅さかきた


今回の相棒はカーボンフォーク仕様の10速スポルティーフ。

 今回のTOMは秋の5連休(シルバーウィーク)の真っ最中にETC特別割引も重なっており、念のため、当日朝5時ちょっと過ぎに自宅を出発した。幸いそれほどの渋滞にも遭遇せず、関越道から上信越自動車道に入り、麻績ICで降りて、道の駅さかきたには9時25分に到着した。

 さて、今日はソロで聖高原の3つの峠を回って、善光寺平や北アルプスの眺望を楽しむ予定である。天気も絶好の峠越え日和である。

 自転車をクルマから降ろしてバッグをくくりつけ、10時過ぎに出発。まずは四十八曲峠方向に向かった。

 全くの余談だが、今回クルマに自転車を積み込んだ際、前輪だけはずせば、後席シートバックを畳んだ荷室に自転車がそのまま入る入れ方を発見。こんなハッチバックコンパクトカーでも自転車が意外にうまく格納出来るもので、後輪とリヤガードをはずさないで済むのは非常に楽である。



道の駅を出発して、まずは国道403号線を坦々とペダルを踏んで行く。


黄金色の稲穂とコスモスが、いかにも秋の風情である。

この季節は走るにはちょうどいい気候で、爽やかに晴れた青空の下を、快適なペースで進んで行く。

元町の交差点。昨年のTOMではここを直進したが、今回は右折して四十八曲峠方面に向かう。


前方の標識にしたがって左折して県道55号線に入り、四十八曲峠を目指したのだが・・・・

なんと、今回楽しみにしていた四十八曲峠から聖湖に向かう林道冠着線が通行止め。

自転車なら大丈夫かなと、しばし考えたが、ソロランでもあり、左側の迂回路(というより、実際にはショートカット)を行くことにした。

迂回路にハンドルを向けると、まもなくJR篠ノ井線の冠着駅の横を通過。ちなみに2008年度の乗車人員は1日平均46人だそうだ。

少しずつ登り勾配となる道に沿って田畑が続き、稲刈り作業が終わっている田んぼのあぜ道では、家族揃って休憩中。

展望が少しずつ広がってくるが、勾配も意外に急で、平均勾配は10[%]以上ありそうである。

それでも、このような遠望が望めるこの上りは走っていてなかなか楽しい。

やがて右側の稜線上に、県道498号「聖高原千曲線」が見えてきた。

前方は県道498号との合流地点。

ここから左が聖湖方面、右は四十八曲峠方面である。

合流地点から見下ろす善光寺平(長野盆地)の見事な展望。眼下の白い橋桁は長野自動車道で、前方左カーブの先には姨捨SAがある。

それにしても見事な眺望で、登って来た甲斐もあろうというものである。ちなみに善光寺平の前方中央あたり(千曲川と犀川の合流地点)が、武田信玄と上杉謙信戦いで有名な川中島である。

長野自動車道の橋桁下側には、JR篠ノ井線の羽尾信号場跡のスイッチバックが見える。羽尾信号場跡の先の姨捨駅から眺める善光寺平は日本三大車窓の一つに数えられているが、ここからの眺めのほうが標高が高い分、更に雄大かもしれない。

さて、眺望をあとに県道498号を少し下って少し登り返すと、そこが一本松峠である。林の中の峠で、前方の登り勾配が聖湖方向である。

聖高原は別荘地としての開発が行われており、この急斜面を登ると聖湖までは別荘が点在する林の中を進む感じとなる。

確かに別荘が多いものの、廃屋となっている建物もあり、あまり活気は感じられない。

全体には登り基調の道を走り、最後に下ると、そこが聖湖である。ここはちょっとしたレジャースポットだが、それほど観光客も多くなく、観光地としてはややさびれている感もある。

聖湖をぐるっと回って、国道403号線の猿ヶ馬場峠(さるがばんばとうげ)に到着。標高は964m。

猿ヶ馬場峠は、かっては南北信を結ぶ善光寺道最難関の峠道だったとのこと。

正午も回っているので、ここで昼食を兼ねて大休止。ときおりロードバイクも登ってくる。

昼食が終わったところで、北アルプスの展望で知られている大岡に向かう道に入る。

しばらくは登り勾配が続く。

林の中の道をのんびりとペダルを回して行く。

そして三和峠に到着。道路に三脚を立てて、久し振りに自分を撮影。

三和峠を少し下ってから登り返すと、真新しい「長野市」の標識。このあたりから道は下り基調となってくる。

直進して大岡へ向かう。

快適なダウンヒルが続く。

やがて前方に北アルプスの連なるさまが見えてきた。旧大岡村に入ったのである。

ここから県道12号線を左折して、道の駅に戻る今日の後半ルートとなる。

10[%]勾配の標識も、下りなら何ということはないですね(笑)


県道12号線はしばらく上ったり下ったりの連続で、なんとなく坂練の気分だが、北アルプスの眺望やコスモスを楽しみながら、ペダルを回して行った。

 

 

上り下りに少し飽きてきたところで野田沢に到着。ここから県道12号線を離れて右折し、坂北方面に向かう。

道はかなりの急勾配で一気に下っていき、往路でも走った県道55号線に合流した。

その後はノンビリとペダルを回して、15時過ぎに道の駅さかきたに到着した。

走行距離は50km弱だったが、名前のある峠3つのほか、いくつかのピークも越えて、眼下の善光寺平や北アルプスの眺めが予想以上だったルートだった。

一休みしたのちクルマに自転車を積んで、浅間温泉に向かい、宿には17時少し前に到着した。


ひと風呂浴びてサッパリとしてから、自転車を置いてある宴会場に行くと、多くのTOEIが整然と並べられており、参加者の皆さんが見入っていた。

そして宴会が18時半に開始された。

事務局の小泉さんの挨拶。今回も85人が参加されたが、なかには大阪から340kmを自走されて来た方もいらっしゃるとの事。

続いて東叡社の社長山田さんが挨拶。最近は東叡社でオーダーされる方も増えており、今は納期も結構長くなっているとのことだった。

いよいよ宴会スタート。宴が進むにつれて、あちらこちらに話の輪が出来て、ひたすら自転車の話が続いていた。

昨年から始まった部品当てクイズが今回も行われた。今年はリヤディレイラーの銘柄を当てるというものであったが、意外に難しく、正解者は少なかった。三光舎プロキオンはともかく、PFとか、サンツアーニュースキッターとか、軽合ルックスなんて、いくらマニアでもそうそうはわかりませんぜ(笑)

毎年参加者の目が集まる、精魂込めて作られたトーエイオブジェ。今回はブルー・ホワイト・グリーンの3色。抽選に先立ち、小泉さんから、過去に当たった人は辞退するようにとのお言葉が。


そして今回は3台中2台が、お知り合いの方に当たった。お二人の幸せそうな顔はご想像下さい。実際、本当に手間暇掛けて丁寧に作られており、TOEIファンにとっては何よりの記念になる。(ちなみに私も50周年のTOMで当たった時は本当に嬉しかったですね)


という事で、宴会は深夜まで続いたが、私は何人かの方と朝食前の朝ポタにも参加予定だったので、1時頃には床についたのだった。

−−−< TOM2009 2日目に続く >−−−

 

TOP > サイクルツーリングレポート > トーエイオーナーズミーティング2009 > フォトレポート:TOM2009初日

 

inserted by FC2 system