フォトレポート:御前崎オフ2009初日

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初日:新金谷駅〜お茶の郷〜小夜の中山〜浜岡砂丘〜御前崎〜割烹民宿「聖火」

今回の相棒は"黄イスポ"に載せてきた十速会仕様。ちなみにリヤガードと前後ホイールをはずせば、旅行車2台までは充分納まります。

  出発当日の朝の天気予報は土日ともに晴れ。去年は日曜日が暴風雨で中止となって残念な思いをしましたが、今年は2日間とも存分に走れそうです。

 朝6時前に自転車をクルマに積み込んで出発し、途中、参加者のしもだかおり氏(F氏のハンドルネーム)宅に立ち寄り、彼と彼の自転車を乗せてから東名高速に入りました。東名は渋滞もなく、集合地点の大井川鐵道「新金谷駅」には9時20分に到着。
 駅前にはいつもお見掛けする皆さんがすでに何人も到着しており、駅前駐車場は御前崎オフ参加者のクルマでほぼ埋まってしまっています。

 その内にJR金谷駅からの輪行組や、別の場所にクルマをパーキングした埼玉組の皆さんも相次いで自転車で到着。更には前日の内に東京から230kmの道のりを自走(!)してきていた女性 (マキネエさん)も無事姿を現しました。

 そして10時30分前、主催者のくりくりさんから、毎年少しずつ改訂されているお手製ルートマップが配られ、コース説明と諸注意を受けて、10時30分過ぎに全員揃って出発したのでした。


以下の画像のコメントは、私が思いつくままに書いております。また一部の写真は参加者のお一人であるコバさんのアルバムからお借りしました。なにとぞご容赦のほどをm(__)m


 

 

 新金谷駅前に参加者がほぼ全員集まって、出発を待ちます。まだ雲は多いものの、気温はそれほど低くなく、快適なサイクリングが楽しめそうです。
 さて、大井川鐵道は旧型車両の宝庫として有名です。集合時間帯には残念ながら蒸気機関車はいませんでしたが、いつもの国鉄旧型客車オハ35系や京阪電鉄3000系電車が当時の塗装のままで入線しています。

 今回は初参加の女性が多いのですが、皆さんかなり凝ったクロモリフレームのロードやランドナーに乗っていて、男性陣は油断は禁物です、タブン。一緒に写っている地黒さんは相変わらずやる気満々ですが、写真撮っているのに、ベテランのお二人はこの期に及んでも自転車談義のご様子。相変わらず直立不動の姿勢で写真に納まる子囃子さんは花粉症かな?



(コバさん、写真お借りしました)

くりくりさんからお手製マップが配られて、今回のランのブリーフィングです。手書きの地図は、この通り走ればかならず宿に到着出来るスグレものです。



(コバさん、写真お借りしました)

10時30分過ぎ、いよいよ出発です。皆さん、にこにこしながらサドルに跨ります。

まずはお茶の郷に向かいます。

JR東海道本線の踏切を渡って左へ。道は少しずつ上り勾配となっていきます。


 

 

クルマもほとんど通らないゆるやかな登り勾配の道を、皆さん軽快なペダリングで登って行きます。

登るにつれて大井川の展望が広がってきて、気持ちいい登りです。



(コバさん、写真お借りしました)

分岐点で小休止の後、お茶の郷に向かう登りに入ります。

今年も向かい風はさほど強くなく、お茶畑の中をのんびりペダルを回して登って行きます。

登りとなると張り切る地黒さんが「ガ〜ミさん、見っけ」と言いながらパスしていきます。

元気な先頭集団4人組。


 

 

道の両側にひたすらお茶畑が続く牧ノ原台地です。

お茶の郷に到着です。ここで小休止して、小夜の中山の檄坂に備えましょう。

自転車から降りると始まる自転車談義。これもまた楽しい一時なんですよね。

あっちでもこっちでも自転車を囲んで歓談です。

ドロヨケ・バッグを装備した自転車がたくさん並んでいます。う〜ん、ニューサイクリング(笑)

お茶の郷のすぐ近くの牧ノ原公園に移動して、しばし展望を楽しみます。

「ボクも大きくなったら、カッコイイ自転車オーダーするんだ!」というつぶやきが聞こえたのは、私の気のせいか思い込みでしょうか・・・

牧之原公園からの眺望。毎回お馴染みの眺望ですが、ゆったりと流れる大井川、大きく蛇行する大井川鉄道の線路、眼下の金谷の街並み、川向こうの島田市街と、雄大な景色が広がり、見飽きることがありません。

牧之原公園を後にして、菊川に向かいます。ゴーヤーマンはなんだかえらく厚着ですが、寒さが苦手だそうです。

このランは常にサポートカーが伴走してくれるので、皆さん、重たい荷物は預けてしまい、軽快なペダリングが楽しめます。

土曜日もお仕事お疲れ様です。

そして、金谷坂のピークに到着しました。

ここから急勾配の菊川坂を一気に下り、正面に見える小夜の中山に登り返します。

菊川坂を一気に下り終えると、右側に見える小夜の中山の檄坂登りに挑戦です。

小夜の中山は取り付きの超急斜面、中間の直線的な緩斜面、第2の急斜面からなっていて、たとえギヤが軽くてもペダルの踏み込みで前輪が浮いてしまうような箇所もある檄坂です。私は過去3回とも完登しておらず、今回はぜひとの思いで頑張ってみました。



(コバさん、写真お借りしました)

これが取り付き部分。
 



(コバさん、写真お借りしました)

懸命に登る地黒さんとニイエさん。
 

今回は頂上の茶屋までに撮影したのは下の2枚のみ。しかも走りながらね。 もっとも、登り途中で地黒さんがまたまた「ガ〜ミさん、見っけ」と言いながら抜いて行きましたが。

という事で、4回目にしてようやく完登したのでした\(^-^)/\(^-^)/\(^-^)/


 

 
その後、茶屋に続々と到着する皆さん。ご苦労様でした。


 

全員揃ったところで、昼食タイムです。

メニューは、瀬戸の染飯、おでん、お汁粉です。染飯については↓を参照。

 

毎回お世話になっている茶屋のおばちゃんも、おでんやお汁粉の人気ぶりに嬉しそうです。

お腹も一杯になって、そろそろ出発時間です。

茶屋を出発してすぐに左折すると、ほんの少しの登りの後に、とても素敵なダウンヒルが待っています。

快適に下っていると、背後からあの「ガ〜ミさん、見っけ」という声が(苦笑)


素敵なダウンヒルも終わり、暖かい日差しの中をのんびりと進みます。

 

 

畑に挟まれた静かな道を思い思いのペースで走っている皆さん。


まもなく菊川沿いの自転車道に入り、縦に長い集団となって走ります。

 

 

先端部分にGPS受信機が取り付けられた電子基準点が、道路工事の関係で、右側に移設されていました。

センタープル・マッドガード・ニッカー、これはこれで、いかにもツーリングという雰囲気満点です。


歴史街道館に到着、ここでトイレタイムを兼ねて小休止です。


歴史街道館を後に更に南下、海岸を目指します。

海岸に到着、ここから太平洋岸自転車道に入ります。

海に沿って、御前崎に向かいます。

普段は山間部を走る事の多い私ですが、広大な太平洋を右に見ながら走るこの自転車道は、お気に入りの道の一つで、本当に気持ちいい道です。

浜岡原子力発電所が見えて来ると、自転車道もそろそろ終わりです。

最後の休憩ポイントである茶店に到着しました。m-kojimaさんとしもださんはともかく、3人の女性が自転車をのぞき込んでいる光景は何か新鮮ですね(笑)

レーサータイツの裾を調整し、キャップを被り直しているお二人は、ツールド御前崎の最終スプリントに備えて、気合い入れているのかな?

この茶店にはネコがたくさんいます。お〜い、そんなところに寝ていると、300円で売られてしまうよ〜

ツールド御前崎のゴールに備えて、集団は嵐の前の静けさです。

誰がいつ飛び出すか、スルスルと抜け駆けする奴はいないか、お互い腹の探り合いというところでしょうか・・・・


という事で、写真はいきなり本日の宿「聖火」になってしまいました。
何故って? そりゃあ、ゴール前8kmのスプリント合戦に否応なく巻き込まれたからですよ。写真など撮ってる余裕はありませんでした(やれやれ)

宿に到着した皆さんは、自転車を掃除してから室内に持ち込みます。

24時間OKのフロに入って汗を流した後は、宴会の始まりです。いつものように豪華な料理がところせましと並べられます。

健脚の女性の皆さんによる乾杯の音頭を合図に、宴会が始まりました。

さあ、食べて飲んで自転車の話して、宴会はひたすら続きます。


わいわい騒いでいる皆さんを前にして、主催者のくりくりさんも楽しそうです。

女性陣も初参加とは思えないほど、回りの雰囲気になじんでますね。

なにやらBSの古いキャンピングのフレームを肴に、あやしい会話が始まりました。

こんなにあやしく濃い話にも、女性陣、ちゃんとついて行ってます。ayakoさんなどはデジカメまで持ち込んで取材してるし(笑)

場所を更に隅っこに移して、ますます濃〜い話になっているようです。

恒例の品評会も開催されました。ダンナ衆の注目はもちろん健脚女性陣の自転車でした(笑)
こちらはユンタさんで、ホルクス伝統のスチール製ホリゾンタルフレームにエルゴパワーでまとめられています。ご本人いわく、次はロングエンドに笹葉ステーの自転車が欲しいとか。

こちらはマキネエさんの元ビルダーさん一品制作のスチールフレームに旧カンパ部品中心でまとめられたロード。トップマウント変速ワイヤー内蔵、美しいラグ仕上げなど凝った工作が施されていました。 現在、スポルティーフをオーダー中との事でした。


という事で、私は12時を回る頃に退散しましたが、宴会は2時過ぎまで続いていたそうです。
おっ、ここで特派員レポートが入ったようです。


御前崎オフレポート:その後の十速会

昨年の御前崎オフで旗揚げされた十速会であるが、その後も各種イベントランに積極的に参画していた模様で、各地に支部も設立され、少しずつメンバーも増えているらしいとの情報が記者に寄せられた。そこで記者はその実態を明らかにすべく、昨年に引き続き、今回の御前崎オフにも単身乗り込み、会長との独占インタビューに成功した。なお、今回は『単速会』を名乗る剛脚の持ち主とその配下の者が神奈川方面から自走で参加している事が判明、 自称『単速会会長』にも取材した。

十速会会長"ジーグロ・ダンゴーナ"氏インタビュー

記者:
「十速会の現状について伺いたい」

会長:
「東京、埼玉、大阪、静岡をはじめ、各地に支部が設立してきており、世間にもかなり認知されつつあり、喜びにたえない。」

記者:
「参加資格と特典についてあらためて伺いたい」

会長:
「基本的には、フリーホイール、もとい、リヤスプロケットが10速であることが条件であるが、9速のメンバーも準会員として認めている。車種としてはロードでも良いが、フルガード・キャリア付きがより望ましいと考えている。入会メンバーには、大阪支部長が制作する十速会オリジナルTシャツと会員の自転車である事を証明する特製千社札が無償供与されるが、このようなイベントランには、オリジナルTシャツを着てくる事と、ヒルクライムやゴールスプリントには積極的に参加する事が会員の義務である。」

記者:
「今後の課題は」

会長:
「 更に会員を増やす事はもちろんであるが、そろそろ11速への対応を考えて行きたい。当面は、副会長が11速仕様の自転車を製作する事に期待している。また今後は女性会員も積極的に勧誘したいと考えている。」

飛び入り参加の副会長:
「100年に1度と言われる世界金融危機の中で、11速なんて余裕はありませ〜ん!!」

記者:
「単速会への対応についてはどのように考えているか」

会長:
短足会については、とりあえず静観したい。今後、彼らが勢力拡大を図ってくるのであれば、何らかの対応を考える が、それが友好関係を結ぶ事になるのか、血みどろの戦いになるのかは、現状ではコメント出来ない。」

短足会会長"ヒーデ"氏インタビュー

記者:
「短足会の現状について伺いたい」

会長:
「記者さん、短足会ではなく、単速会である!  くれぐれも誤植には気を付けてくださいよ。我々はスポーツ用自転車の原点とも言える単速固定ロードの普及を目的として発足した。単速固定ロードは、より正確なペダリングと正しい乗車姿勢の習熟に適した楽しい自転車であり、その事を世間に強くアピールしていきたい。」

記者:
「十速会とのコラボレーションについては」

会長:
「 我々は平和的共存を望んでおり、基本的に争いは好ましくないと考えている。ただ、相模方面の自転車乗りの習性で、バトルとなると、つい血が騒ぐが、会員には、常に紳士的、模範的サイクリストであれと強く指導している。 近々に十速会会長に会談を申し入れて、今後の友好的かつwin-winの関係を築くための施策について 論議を深めたいと考えている。」

・・・・両会長とも終始穏やかな口調で記者のインタビューに応じていたが、サイクリストは持論を曲げない傾向が強いと言われており、今後の両会の共存については予断を許さないというのが、記者の率直な感想である。
今後もひきつづきウォッチしながら、十速会と単速会の動向を探って行きたい。


・・・・という事で、参加者それぞれの楽しみが続く初日の夜が更けていったのでした。


−−−<  2日目フォトレポートに続く  >−−−

 

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