フォトレポート:2008井川夏オフ2日目

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2008井川夏オフ2日目:千頭〜井川〜山伏峠〜雨畑〜下部温泉駅




雨の林道でのパンク修理も久し振り。

 夕べ遅くまで宴会に参加していた皆さんであるが、7時過ぎには宴会場に降りて来て、朝食を待ちかねている様子である。こういうところ、サイクリストは真面目と言うか元気と言うか、社員旅行などではなかなか見られない光景である。
 今日は楽しみにしていた林道井川雨畑線の山伏峠越えである。元々ソロでも走るつもりであったが、昨日もご一緒していただいた子囃子さん、そして昨日は山梨側から山伏峠を越えてきたUGOのワタ兵衛さん、やはりUGOの健脚の玉井さんのお二人も加わっていただける事になり、総勢4人となった。
 朝食を済ませて宿の外に出ると、今日も快晴で相当暑くなりそうである。集合写真も撮る間もなく、それぞれのプランで宿を後にする方々も多い。
 こちらもそろそろ出発することにするが、子囃子さんは一人先行して出発し、残った3人は少ししてから出発した。
 ちなみに愛子のパパさんとHIDEさんも山伏峠越えであるが、早く帰りたいらしく、2人でいきなりダッシュして行った。
 さて、林道井川雨畑線は噂にたわがず、かなり厳しいヒルクライムであった。それに加えて、雨も降り、私自身のタイヤトラブルもあって、なかなかハードな一日となるのであった・・・。



朝食の献立。缶コーヒーはノンオリジナル(笑)


夕べあれだけ飲んで騒いだ人達なのに、待ちかねたように朝食をとっている。

全員が揃うまでにご飯のおひつが無くなるのではないでしょうか?

食事も終わり、皆さん出発準備。

私が手にしているのは、くりくりさんおすすめのルート情報を書き込んだガイドマップ。そう言えば子囃子さん、写真撮るといつも『きをつけ!』のポーズですね。

※N B さん撮影

山伏峠に正午着を目標としている愛子のパパさんが出発して行った。私などにはとても考えられないタイムである。

直進方向の新道トンネルを避けて、やや遠回りになるが左側の旧道に入る。

このあたりまで来ると、大井川も川幅がだいぶ狭くなってきた。

静岡に下るゴーヤーマン氏も今回は不調とのことで、ややしんどそう。

行き交うクルマもほとんど無く、大井川に沿ってノンビリとペダルを回して行く。

いよいよ山深くなってきた。

やがて長島ダムに到着。くりくりさんのおすすめにしたがって、ダム堰堤方向にハンドルを向ける。

ダム堰堤上から井川線を見る。かなりの急勾配であり、長島ダム手前は日本で唯一アプト式区間で1,000分の90(90パーミル=9%)の勾配を持つ。

富士見峠方面に行くグループも合流して、しばし一休み。

長島ダムによって形成された接岨湖の噴水。

長島ダムを後にして、井川に向けて進む。

長島ダム駅。

このあたり、トンネルが連続する。

前方分岐を右折すると接岨トンネルであるが、そちらには行かず、左の接岨峡温泉方面の道を辿る。

道幅は一気に狭くなり、路面もやや荒れているが、自転車にはこちらの道の方が好ましい感じ。

前方に見えるのは高さ100mの谷間に掛かる井川線の関の沢鉄橋。

関の沢鉄橋は日本の私鉄では最も高い橋梁である。

道はひたすら登り勾配であり、井川を目指して、こちらもひたすらにペダルを踏む。

井川の町に入り、食料品店の前で小休止をとっていると、井川まで輪行したメンバーに追いつかれた。食料と飲み物を仕入れて、しばし皆さんと歓談。

皆さんと別れて、井川湖沿いにしばらく進むと、ようやく林道井川雨畑線の起点に到着した。

ここから山伏峠まで、約18km、標高差1,200mのヒルクライムとなる。

UGOのお二人とは脚力にいかんともしがたい差があり、4人それぞれのペースで峠を目指して登り始めた。

起点から約7km付近の水場で大休止として、宿で作っていただいた握り飯を頬張る。冷たい水が実に心地よい。

更にひたすら登り詰めていく。ところどころで、今まで登って来た道がはるか下方に望める。

やがて雨がポツポツ降り出してきて、目指す峠方向の山々も霞んできた。

全員雨具を着込んで、更に登って行く。眺望がきかないのは残念であるが、雨のおかげで、陽射しによる暑さから解放されるのは、少しいいかな。

このあたり結構な急勾配で、健脚組の姿はとうに見えない。

登って来た道が見える。

視界がだいぶ開けてきて、峠が近い事を教えてくれる。もう一踏ん張り。

そして、ようやく山伏峠に到着。 目標タイムには6分及ばなかったが、まあいいでしょう。

峠は井川雨畑線の静岡側終点。ここから山梨側起点となる。

全員揃い、ひと休み。皆さんお疲れ様でした。

さて下ることにしようか。
峠からの遠望が得られなかったのは残念だが、ここから下部温泉までは、標高差1600m、距離50km近いダイナミックな下りである。

一気に下って行くが、途中、このように荒れている路面もある。

はるか前方に、これから下って行く道が見える。

下り途中で写真を撮っていたりして、先行している皆さんとの差が開いたのを縮めるべく、私も結構なハイペースで下っていく。しばらくして前方にワタ兵衛さんの姿が見えて 「やれやれ追いついた」と一安心したのだが、沢に架かる橋の段差を乗り越した瞬間、一気に前輪の空気が抜けた。降り続いている雨の中、チューブを交換して、急いで自転車にまたがり先を急ぐ。

雨畑湖手前の林道終点で、皆さんが待ってくれていた。
それにしても長い下りで、途中でちょっと飽きたくらいである(笑)

林道終点にある見神の滝。

雨は更に本降りとなってきたが、あとは下部温泉まで下ればよいのだから、まあ気は楽である。

雨畑湖岸。

北沢峠に至る南アルプス公園線に突き当たって、ここで一休み。さて出発しようとすると、『GAMIさん、チューブが飛び出ているよ』とタイヤを指差された。 よく見てみると・・・

先ほどのパンクの際、タイヤサイドを1cm以上切っていたのだった。しっかりチューブが飛び出していたが、あれだけ荒れた道を走ってきたのに、ここまで運良く破裂しなかったという次第。

仕方ない。タイヤを修理しますか。
皆さん待たせてばかりでごめんなさい

※子囃子さん撮影

専用の補修キットも携行しているが、今回はとりあえずいつも携行している布ガムテープで充分と判断して、裏側にガムテープを貼って、修理完了。

身延線〜東海道線経由で金谷までクルマを取りに戻らなければならない子囃子さんが先頭を引いて、35〜40km/hの早いペースでひたすら下って行った。


その後、下部温泉に到着するまでに、私は後輪のリム打ちパンクと、その時交換した、最初にパンクにしたチューブの修理もれによるチューブ交換をする羽目になり、計4回のタイヤ修理で、皆さんに1時間以上のタイムロスを強いてしまった。それでも、なんとか全員電車に乗る事が出来て、無事帰宅できたのであった。ご同行いただいた皆さん、本当にごめんなさいm(_ _)m
また、ワタ兵衛さんには最後のパンクの際に、新品スペアチューブを譲っていただき、感謝しております。

それにしても、以前から走ってみたいと思っていた井川雨畑線は噂にたがわずハードでダイナミックな林道であった。秋の紅葉シーズンあたりに好天の日を狙って再訪してみたい道である。

最後になりますが、このようなイベントランを企画・運営いただいたくりくりさんに感謝致します。楽しい2日間を過ごさせていただき有り難うございました。

−−−< 2008井川夏オフ フォトレポート完 >−−−

 

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