大菩薩山系紅葉の林道ツーリング:嵯峨塩裂石林道〜上日川峠〜日川林道〜焼山沢真木林道

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道の駅〜裂石〜嵯峨塩裂石林道〜上日川峠〜日川林道〜焼山沢真木林道〜道の駅
 


道の駅を出発して、塩山市内から青梅街道のしんどい登り勾配をひたすらペダルを踏む。実は今回いちばんきつかったのがこの辺りである。

たわわに実った柿。

ようやく大菩薩峠登り口の裂石に到着。ここから嵯峨塩裂石林道に入る。

だが、この道がまたのっけから、こんな急坂である。ああ、しんど。

それでも取っつきの急勾配をやりすごすと、このような展望が開けて来る。

しんどい登りだが、秋晴れの空の下の美しい紅葉がなぐさめとなる。

カーブミラーを見ると、ついこんな写真を撮りたくなる(笑)

ほぼ一定の勾配の中を、見事な紅葉を楽しみながらひたすらペダルを回して行く。

すでにこんなに落葉しており、これだけ見るともう冬仕度のようである。

はるか遠くに見える山にはもう冠雪が見えている。

晴れた日を狙ってサイクリングに出掛けているので、ある意味当然であるが、晩秋で気温も低く空気が澄んでいるので、なにしろ遠望が見事である。

「熊出没注意」の看板とサドルの下の熊除けの鈴(笑)

側溝も車輪がここまで沈み込むほどの落葉。あまり端を走るとアブナイ。

時折このようなヘアピンカーブで一気に勾配をかせぐ。

はるか下は勝沼の果樹園一帯である。

何も言う事はありません。黄金色の紅葉に覆われた山並み、澄み切った青空に水平にひろがる秋の雲。まさに晩秋を感じさせる展望です。頑張って登って来た甲斐もあろうかというところです。

道はそろそろ峠が近い事を告げている。

そして、ようやく上日川峠に到着。標高は1,580m。日差しは暖かいが気温は5度もない感じである。

上日川峠全景。ロッヂ長兵衛は昔は長兵衛山荘と言っていたと思う。そういえば初めてこの峠に来た時は長いダートが続いていた記憶がある。 駐車場はほぼ満車状態である。

峠の標(笑)

大菩薩峠も行きたかったが、今回は時間が不足しており、残念ながらパスして、ダム方向に行く。

第二駐車場もこの通り。

峠をあとにして、先に進む。

道はほぼ水平から緩い下り基調となり、快適にペダルを回して行く。

やがて今回一番楽しみにしていた日川林道との分岐地点に到着した。

どうやら全面舗装を目指して工事中のようであるが、特に通行止めとはなっていなくて、一安心である。

ロックフィル構造の上日川ダム。

真新しい舗装で極めて走りやすい日川林道。徐々に上り勾配となっていく。

 

なかなか雄大な感じの道である。

起点から1kmちょっとで舗装が切れたが、いかにも舗装工事のための地ならしという感じの路面である。

やがて工事区間が現れた。

そして、なんと側溝工事でシャベルカーが完全に道をふさいでいる。だが低姿勢でお願いしてみると、ちょっと待ってくれれば通してあげるよとの事で一安心。

まもなく、シャベルカーで溝の上に鉄板でフタをしてから、通していただいた。

その後も快適な路面が続いた。まあ、この状態では林道とは言えませんね(笑)

起点から約4kmで舗装路となった。

それにしても、この林道は展望に優れている。奥に見えるのは多分八ヶ岳連峰。

まるでどこかの高原道路のような趣き。

そしてここが日川林道の終点である。延長6,464mの道であるが、展望も路面状態もよく、お勧めです。

日川林道の終点は焼山沢真木林道に合流している。右奥を約2kmほど登ると湯の沢峠に着くが、そこで終点となる。とりあえずここで大休止することにした。日だまりの中で火器を出し、白菜と卵入りのチキンラーメンを作り、ドリップで入れたコーヒーでホッと一息ついた。

日もだいぶ西に傾き、気温もかなり下がってきた中を出発。4年前に湯の沢峠に来たときより、はるか手前で舗装となり快適なダウンヒルである が、気温が低いため、顔に当たる風は非常に冷たい。。

思いがけず富士山の眺望も。

やがて嵯峨塩裂石林道と合流。すぐこの下にある「やまと天目山温泉 やまとふれあいやすらぎセンター」に寄り道して、冷たくなった身体を温泉でゆっくり暖めたのであった。


温泉から出た後は、あっという間に暗くなった道を飛ばして、道の駅に向かった。最後の上りは思いのほか足に来てしまったが、それでもなんとかたどり着いて、一休みした後、帰路に着いた。中央道ではいつも以上の大渋滞に巻き込まれて閉口したが、無事帰宅した。
それにしても天気と展望に恵まれ、心地よい一日を過ごせたものである。

※なお、大和村・勝沼町・塩山市は11月1日に対等合併して、甲州市となっています。

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