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時坂峠〜小峰隧道<2019年9月24日走行>

時坂峠 一昨年6月末日の定年後の再就職の勤務先は平日1日休みということもあって、休日はついつい休養に当ててしまい、サイクリングに出掛ける機会が無くなっていました。そんな状況の中、最近気になっていた峠があったので、9月24日の休日に本当に久し振りに峠越えソロツーリングしてきました。

 今回初めて訪れた峠は「時坂峠」(とっさかとうげ)で、東京都檜原村の浅間尾根近くにあります。
 この峠は登り口からの距離は短いものの、なかなかの急勾配と景色の良さで、ヒルクライムの好きなロードバイク乗りの人達には結構知られている峠です。

 当日朝7時45分に自宅を出発し、通い慣れたルートを走って武蔵五日市駅前には10時に到着。一休みしようと思った「山猫亭」は残念ながら定休日だったので、そのまま檜原村役場方向に進み、黒茶屋手前のファミマで昼食調達を兼ねて一休みとしました。

 昼食調達後は、さらに檜原村役場方向に進み、役場の前のT字路を右折。少し進むと角に「檜原豆腐ちとせ屋」がある払沢の滝入口が分岐します。ここから約4キロ、標高差約300mほど登ったところが「時坂峠」(とっさかとうげ)です。

 払沢の滝入口を過ぎると、まずは鬱蒼とした森の中を結構な勾配で登って行きます。しばらくの間頑張ってペダルを回して、連続するヘアピンカーブの登りをこなしていくと、回りの景色が開けてきて開放的な雰囲気の登りとなってきます。

 やがて道が直線状になってくると、峠の茶屋の看板が見えてきて、時坂峠に到着です。看板があるくらいですから、峠には茶屋がありますが、たまたま犬の散歩で来ていた地元の方の話では茶屋はもう店仕舞いしているとのことでした。ただし峠から300mほど下ると、土日祝日のみ営業している茶屋があるようです。

 茶屋の前には展望広場が作られていて、北に広がる奥多摩の山並みの絶景が眺められます。手前には湯久保尾根、右奥には神戸岩方向の山並みが眺められ、左奥の山々の急斜面には人家が点在しており、現在人気のあるテレビ番組「ポツンと一軒家」で紹介されても不思議ではありません(笑)

 ちょうど昼時に着いたので、この絶景を眺めながらランチタイムを楽しみましたが、ポツポツ雨が降り出したこともあり、下ることにします。ここから都道205号の樋里側に下るのですが、こちら側は距離も短く更に急勾配で、感覚的には20%前後の急勾配もあって、あっという間に下り切りました。

 その後は武蔵五日市駅手前まで快適なダウンヒルを楽しんでから都道32号(秋川街道)に入り、旧小峰隧道経由で八王子市内に向かいましたが、旧小峰隧道は更に廃道化が進んでいるようでした。八王子に出てからはいつものように日野橋から多摩川サイクリングロードで帰りました。

 走行距離は約105kmほどでしたが、久し振りの峠越えツーリングを楽しめた1日でした。

走行データ

 ※ツーリングレポートトップページの一覧表から行程表のMS-EXCEL版ファイルがダウンロード可能です。

 1.走行記録 走行記録  2.プロフィールマップ プロフィールマップ  3.コース図 ※ 武蔵五日市駅以西のみ掲載<ルートラボ:https://yahoo.jp/7R5hyxコース全体図

フォトレポート

奥多摩街道にも、一部の区間に自転車通行帯が設けられていた。

いつものように牛浜で小休止。ここもすっかり変貌して、閑静な住宅街となっている。

正面にJR五日市線の武蔵五日市駅が見えてきた。

残念ながら山猫亭は定休日。

黒茶屋手前のコンビニで昼食調達を兼ねて小休止。

前方右手に檜原村役場が見えてきた。

村役場先のT字路を右折して間もなく、時坂峠起点となる分岐に着く。

分岐地点を左に上ってすぐ払沢の滝入口。今日はパスして更に登る。

始めの内はこのように深い木々の間を結構な勾配で登って行く。巻き貝も↓こんな感じ。

ヘアピンカーブの連続で一気に登る。

登山者のための簡易トイレ施設。

登るにつれて、景色が広がってきた。何となしに入山峠の登りに似た雰囲気。

起点から4キロちょっとで時坂峠に到着。

峠の茶屋は閉まっていた。

茶屋の前の展望広場からは北に広がる奥多摩の山並みの絶景が眺められる。
手前の湯久保尾根の中腹にはところどころに家が点在している。

たまには自分も写りますか(笑)

300メートルほど下った先の茶屋の案内板。

ポツポツ降り出した雨の中、下りに掛かる。

下り始めてすぐ少し登り返しがあるが、全体的には結構な急勾配で下る。

スリップ止め舗装箇所もあって、体感的には20%以上の下り勾配。

下り始めて2キロちょっとで都道に合流、こちら側からは登りたくない勾配だった。

武蔵五日市駅方向に下って行く。

残念、甘味でもと思っていた黒茶屋も定休日。

武蔵五日市駅手前を左折して秋川街道に入り、小峰峠に向かう。前方は新小峰トンネル。

新小峰トンネル手前で旧小峰隧道への道に入る。クルマとバイクは通行止め。

2002年に新小峰トンネルが開通するまでは、この道を路線バスも走っていた。

旧小峰隧道は1912年に開通した歴史のあるトンネルである。

トンネルを抜けると左右から雑草が迫り、道幅は更に狭く見える。

小峰峠の案内板がまだ残されている。この道が現役だった時は、ここにバス停もあった。

八王子側に下る。

再び秋川街道に合流して、自宅に向かってひたすらペダルを回して行った。

日野橋から多摩川サイクリングロードに入る。

天気が持ち直して「天使のはしご」も出現した中、のんびりとペダルを回して帰路を進んで行った。



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