My PASS-HUNTING 04

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 My PASS-HUNTING    04



  予定していたコースを走破出来ずに引き返すのは、実に悔しいものである。体力不足、時間不足、天候の悪化、メカトラブル等々、理由はさまざまであるが、それも苦労して登った峠みちなら、なおさら悔しい。
 そんな風に引き返した事は今まで何度かあるけれど、同じ峠で2回引き返したのは1度だけである。
 1回目は1979年7月、分岐地点から延々3時間かけて峠に着いたものの、峠から先の道がまだ開通していなかった。この時は登っている途中で雨は降り始めるし、フリーホイールが壊れたのをなんとか直して登っただけに、余計がっかりしたのを憶えている。
 それから21年後の2001年5月、今度は法面大崩落で、峠のはるか手前で引き返すはめとなった。
 2回ともロードレーサーだったのも何かの因縁かな。
 その後、この林道は相変わらず通行止めのようであるが、いずれは走破してみたいと思っている。
 

 

 



 −−文と写真 <GAMI>

 


大峠(標高1,560m)は山梨県の真木小金沢林道のピークで、大菩薩連嶺の東側に位置しており、雁ガ腹摺山への登山の起点となっている。雁ガ腹摺山は旧500円紙幣に描かれている富士山の撮影場所として有名。大峠を越えるには、大月から北上するか、奥多摩湖から松姫峠を越えたのち深城から真木小金沢林道に入ることになる。ただし近年この一帯は、発電所の建設工事により道路事情が激変しているのに加え、崖崩れによる通行止めも多い道である。
 

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