追憶の峠みち No.3

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追憶の峠みち No.3

過去に走った峠みちの風景をピックアップしてみました。 峠そのものだけでなく、走っている時に気に入った風景の場合もあります。 「懐かしい」と思われる方、「昔はこんなだったんだ」と思われる方など、ご覧いただく人によってさまざまと思います。

第3章:1980年〜1986年

この時代になると、サイクリングに出かける頻度が一気に少なくなりました。 よくある話ですが、免許を取得してクルマを購入したことで、しばらくはクルマ主体となったのです。 もっともドライブも相変わらず林道や峠路中心で、足回りを固めてロールバーを装備したラリー車もどきで走り回っていました。
その後、就職、結婚、子育ての時期となり、86年を最後に長い休火山状態に入っていったのでした。 そのようなわけで、あまり写真はありません。


飯田線伊那市駅にて

1981/08/14


女沢峠(1,294m)
長野県上伊那郡長谷村−長野県駒ヶ根市
1981/08/14


 この年の夏ツーリングは、ここ飯田線伊那市駅を下車することから始まりました。ここまで乗ってきた電車は、当時もごく僅かしか残っていなかった80系、いわゆる湘南電車の4連です。  伊那市駅から高遠を経由して林道女沢線に入り、女沢峠を越えました。当時は林道開設間もない頃で、荒々しい林道でした。
中沢峠(1,290m)
長野県駒ヶ根市−長野県上伊那郡長谷村
1981/08/15


分杭峠(1,424m)
長野県上伊那郡長谷村− 長野県下伊那郡大鹿村
1981/08/15


 この日は駒ヶ根市から分杭峠を目指しました。中沢峠はT字路になっており、ここから右折すると分杭峠方面に向かいます。
 
 この峠は昔からサイクリストには良く知られた峠です。杖突峠から高遠を経て、分杭峠、地蔵峠、青崩峠を越えて静岡県の水窪に達するコースはいわゆる中央構造線に沿っている道です。
駒ヶ根YHにて

1981/08/16


赤石隧道(1,200m)
長野県下伊那郡蕎木村 −下伊那郡上村
1981/08/16


 この写真は前日の駒ヶ根YHの肝試しで一緒になった横須賀の女子高生5人組です。今の「ジョシコーセー」とだいぶ雰囲気が違いますね。この子達も今やウン歳と思うと感慨深いものがあります(^_^;  飯田市元善光寺から南東に進み、赤石林道に入り、ピークである赤石隧道を越えます。当時は約17kmにわたるダートでした。
 
兵越峠(1,160m)
長野県下伊那郡南信濃村 − 静岡県磐田郡水窪町
1981/08/16


峠の民宿みさくぼにて
静岡県磐田郡水窪町
1981/08/16


 国道152号秋葉街道の青崩峠は現在に至るまで車道は未開通ですが、その代わりに兵越峠が通じています。はるか下に見えるのは秋葉街道です。この写真は兵越峠越えの途中で撮影したものです。  この日は兵越峠を越えて水窪ダムを経て、更に登り詰めたところにある民宿に投宿しました。かなり急な登りで閉口しました。
 
山住峠(1,107m)へ
静岡県磐田郡水窪町水窪−水窪町門桁
1981/08/17


山住峠(1,107m)へ その2



 民宿から門桁山を巻く林道をひたすら走り、山住峠を目指しました。なにしろ山深い道だった記憶があります。  全くクルマや人と出会わず、とにかく山住峠を目指して黙々とペダルを踏んでいました。
 
松姫峠・鶴峠分岐にて

1982/11/03


峠(885m)
山梨県北都留郡小菅村
1982/11/03


 この日は久し振りに松姫峠を越えようと走っていったのですが、なんと通行止め。と言うことでガッカリしていますね。
 
 そして通行止めの松姫峠をあきらめて、鶴峠に行きました。当時もまだダートだったと思います。
 
旧甲州街道野田尻付近
山梨県北都留郡上野原
1982/11/03


鳥居峠付近(900m)
山梨県韮崎市
1983/05/14


 鶴峠を越えて上野原に下り、そこから旧甲州街道を探索してみました。下には中央高速が見えています。思いがけず狭い道が残っていました。  この年、クルマを購入。カローラ1600GTです。ラリータイヤを履かせて、自転車の代わりに林道をクルマで訪れる機会が増えました。これは小武川林道を鳥居峠に向かう途中の写真です。
大ダワ峠(1,000m)
東京都奥多摩町−東京都檜原村
1983/05/21


犬越路隧道(950m)
神奈川県津久井郡津久井町− 神奈川県足柄上郡山北町
1983/06/05


 5年振りの鋸山林道もカローラで走りました。林道ツーリング中のオフロードバイクと林業作業中のレオーネ4WDバンが懐かしいです。
 
 犬越路林道は崩れることが非常に多い林道として有名でした。自転車で越えるための調査と称して、この時もカローラで行きました。なにしろ路面状態が悪く、何度も底を打った記憶があります。
大垂水峠(372m)
東京都八王子市− 神奈川県津久井郡相模湖町
1986/05/05


和田峠(688m)
神奈川県津久井郡藤野−東京都八王子市上恩方
1986/05/05

 この日は3年振りのサイクリングで、久し振りに和田峠を越えようと、まずは大垂水峠を越えました。峠付近が整備され、まるで昔と違っていたのに驚きました。  和田峠は私の峠越えの原点です。この景色を眺める時、いつも初めて来た時の事を思い浮かべます。
 
和田峠 その2

1986/05/05




和田峠 その3

1986/05/05


 この時の愛車です。3年振りのサイクリングですっかり軟弱になった体力では、このギヤレシオは高すぎて、ずいぶん苦しみました。
 
 とにもかくにも和田峠に到着。この日は体力が追いつかず、そのまま陣馬街道を素直に下り、クタクタになって自宅に帰りました。

以上で「追憶の峠みち」は終わりです。
この時を最後に1999年の復活まで、長い休止期間に入っていくのでした。

 

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