私の相棒:Nakajimaロードレーサー<改装Version>
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Nakajima ロードレーサー<改装Version>
>> 2005/07 完成 <<
このような経緯の中で、フレーム自体はCrMoスチールですし、当初の工作も1980年代の雰囲気をそれとなく施してあったため、今回一部の工作を追加/変更した上で、当時の雰囲気を再現した次第です。
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メッキ仕上げのラグとクラウン、各部の彫刻と色入れ、Wレバー、トップチューブに3本のアウターバンドで固定したリヤブレーキアウター、アメゴム色のレバーパッド、リヤ変速機スプリングアウター、トークリップ仕様のクイルペダル等、いかにも70年代中盤から80年代前半のロードレーサーの雰囲気を出すことが出来たと思います。アウターバンドで固定したリヤブレーキワイヤーのセッティングはなかなか難しいですが、反面楽しい作業でもあります。適切な長さを維持しつつ、ブレーキレバーから出てくるワイヤーの立ち上がりと、その後のカーブのライン、前後ワイヤーのバランス、アウターバンドの固定位置などを試行錯誤しながら調整していると、時間の経つのも忘れます。今回はまあまあうまくいったかなと思います。 塗装はパールホワイトに赤の胴抜きの2色塗り分けです。メルクスがファエマチームで乗っていたレーサーにもなんとなく似た配色ですが、私としては今はなき片倉シルクのR2ロード、1964年の東京オリンピック日本チーム使用車をモチーフとしたつもりです。
パーツ仕様は当時の私が憧れていた『サカエロイヤル-ESL』
を中心とし、フレームも1970年代中盤から80年代前半の一般的な工作に改装しました。 ツーリング車は現行パーツを主体に組み上げている私ですが、ロードレーサーに限っては、実はこの頃の雰囲気が好みです。メルクス、 インプ、ズーテメルク、オカーニャ、テブネ、そしてその次に続くイノーなどの全盛時代ですね。ニューサイ、サイスポ、"MIROIR DU CYCLISME"(ミロワール)などの雑誌で見た "DE ROSA"、"Rossin"、"Bianchi"、"CINELLI"、"MASI"、"COLNAGO" などのイタリアンレーサーや、それらの名車に乗っている当時の一流のプロ選手の写真を見ては、ため息をついていたものです。ただし、その頃の私にとって 、カンパニョーロレコードフルセットのレーサーは全く手の届かない高値の花であっただけでなく、素人が乗ってはいけない特別のものだと思っていたのも事実で、イタリアンレーサーの雰囲気をなんとか国産パーツで出せないかなあなどと考えていました。 そういう意味で、この自転車は当時の自分の想いを具現化したと言えるかもしれません。 もちろん現代のプロロードレースも好きですが、 パーツはともかく、極端なスローピングフレーム、30cm以上飛び出たシートピラー、極端に低いステム、しゃくり上げたハンドルバーなどで構成されたシルエットには、どうも研ぎ澄まされた美しさは感じられません。 これは、いわゆる『オールカンパ』のレーサーに憧れていた当時の自分の心情がいまだに刷り込まれているのだと思います。 最後になりますが、サカエロイヤル-ESLの入手の際には、何人かの自転車仲間のご尽力をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。 |
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サカエロイヤルその1
シートピラーはロイヤルP1-ESLです。製造番号によると1978年製造です。 サドルは藤田シームレススーパーソフトです。スーパーソフトといいつつ、最近のサドルに比べるとクッションはかなり薄いです。 ちらっと見えているポンプはプリマスですが、こういう国産のなんでもない部品のほうが、今やなかなか入手出来ません。 |
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サカエロイヤルその2 チェーンホイールもロイヤル5-ESLです。クランク裏側にも軽量化のための溝が最初から掘られています。歯数は51×42Tです。 純正のチタンBBシャフトも持っていますが、残念ながらBBがありません。手持ちのスギノ軽合ワンといくつかのサイズの小径バラ玉ベアリングとの組み合わせでは結局適合しないため、現時点ではスギノシールドBBセットにESL純正チタンフィキシングボルトを組み合わせてあります。 |
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サカエロイヤルその3 ステムもロイヤルESLの110mmが入手出来ました。チタン製の引き上げ棒とボルト類、軽合ウスに加えて、クランプ部の肉抜き、突き出し部の中空化により、当時としてはかなり軽い部類のステムです。 ハンドルバーはロイヤル978という製品で、チネリクリテリウムに似た形状のものです。むしろ、このハンドルバーのほうがステムよりも手に入らないかもしれません。 このバーはフェルール部分が短いのですが、私の好みで綿テープは途中まで巻き、はがれ止めのために赤いビニールテープで固定しています。綿テープは久し振りですがハンドルが細く見えますね。 |
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ヘッドラグと肩は当初からメッキにしていたので、今回もメッキのまま残しました。肩の彫刻と三角穴は自分で色を差しましたが、近くで見るとアラが目立ちます。
バーエンドはVIVAですが、アクセントカラーの赤に塗ってあります。
ブレーキ本体は吉貝NGC400の後期タイプで、クイック機構はフリーストップになっています。リターンスプリングの前側には、サンツアースプリントのブレーキのスラストベアリングを組み込んでみました。ブレーキシューもスプリント用ですが、意外に効きがよく、充分な実用性があります。 |
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前後変速機とWレバーは当時のシュパーブのセットです。 フリーホイールはサンツアーウイナーのウルトラサイズ7段。当時は126mmリヤエンドに入る世界初の7段だったと思います。 ハブは年代的にずれていますが、シュパーブプロのボスフリータイプで130mm幅のものです。126mm幅なら比較的容易に手に入るのですが、130mm幅のボスタイプは意外に出回っていないようです。 ペダル回りは極東プロエースロード軽合プレートが手に入りましたので、当時使っていたクリストフのトークリップとストラップと組み合わせています。 |
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− スペック − |
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| フレーム | 基本仕様 | Nakajimaオーダー、丹下チャンピオンNo.2 Cr.Moダブルバテッドチューブフルセット、ショートポイントロストイタリアンカットラグ、セミスロープロストクラウン、シマノUFエンド、シートステー/クラウンにNakajima刻印、Wレバー台座、ボトル台座、ブリッジ補強板 |
| 寸法 | フレームサイズ:570mm(C-T)、トップ:550mm、エンド内巾:F100-R130mm、フォークオフセット:45mm、ハンガー下り:70mm、シートアングル:74度、ヘッドアングル:73度 | |
| 追加/変更工作 | アヘッドコラムをネジ切り加工、リヤブレーキアウターダボ除去、BB下ワイヤーリードをカンパタイプワイヤーリード3点に変更、ポンプペグ除去、下ブリッジ追加、丹下レビン軽合ヘッドパーツ | |
| 塗装 | ホワイト+レッド胴抜き(ヘッドチューブ、シートチューブ)+ヘッドラグ上下/フォーククラウン/エンド当たり面メッキ | |
| ホイール系 | ハブ | サンツアーシュパーブプロ (100-130mm 36H ボスフリータイプ) |
| スポーク | DTチャンピオン、星アルミニップル | |
| リム | アラヤRC-540 (36H) | |
| タイヤ | パナレーサーカテゴリーエリート (700×23C) | |
| 駆動系 | チェーンリング | サカエロイヤル5-ESL (51×42T) |
| クランク | サカエロイヤル5-ESL (170mm) | |
| ボトムブラケット | スギノマイティシールドBB (サカエESLチタンフィキシングボルト) | |
| フリーホイール | サンツアーニューウイナーU7 (13-14-15-16-18-21-24T) | |
| チェーン | サンツアーAP | |
| ペダル | 極東プロエースロード(軽合プレート) | |
| トークリップ | クリストフスペシャル | |
| トーストラップ | クリストフ(赤) | |
| 変速機系 | フロント変速機 | サンツアーシュパーブ (FD-2000) |
| リヤ変速機 | サンツアーシュパーブ (RD-2100) | |
| 変速レバー | サンツアーシュパーブ (LD-2050) | |
| ブレーキ系 | ブレーキ本体 | 吉貝NGC400 (ブレーキシューはサンツアースプリント) |
| ブレーキレバー | 吉貝NGC200H | |
| ハンドル系 | ハンドルバー | サカエロイヤル978 (400mm) |
| ステム | サカエロイヤルESL (110mm) | |
| バーテープ | VIVAコットン (白) | |
| サドル系 | サドル | 藤田シームレススーパーソフト |
| シートピラー | サカエロイヤルP1-ESL (27.2mm) | |
| その他 | ポンプ | プリマス |
| リフレクター | キャットアイロード用 | |
| ランプ | サンツアースコープライト | |
| ボトル | サンツアー |
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