私の相棒:Nakajima ライトツーリング(汎用タイプ)

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Nakajima ライトツーリング(汎用タイプ)

>> 1999/04/24 納車、2009/10 エルゴパワー改造によりリヤ10速化 <<


※写真は2010/03現在の仕様


 この自転車は、トラディショナルなスポルティーフスタイルを踏襲しつつ、現行パーツの機能と性能を生かすことを狙った、帰り新参としての初のオーダー車で、1999年春に完成しました。主に日帰りから2泊程度までの舗装路中心のツーリングに用いています。

 中学3年の秋にサイクリングの世界に足を踏み入れて、学生時代は峠越えを中心としてあちこち走り回っていましたが、就職するとサイクリングに出かける機会がめっきり減り、いつの間にか「自転車に乗らないサイクリスト」になっていました。1987年にオーダーした700Cツーリング車が完成した頃から、仕事はますます忙しくなり、家族が出来た事も手伝って、その後はサイクリングに出かけたのはせいぜい1年に1〜2回程度、しかもすべて日帰り。せっかく作ったツーリング車も、ほとんど動態保存に近い有り様でした。

 1998年の秋頃でしょうか、インターネット上を気ままに徘徊しているうちに、ふと思いついて「自転車」というキーワードでホームページを検索してみると、ツーリング記録や所有している自転車を公開しているホームページがたくさん見つかりました。そこで何人かの方とコンタクトしてメール交換やオフ会での語らいを行っているうちに、自転車熱がふつふつと湧き出てくるのを感じ、「帰り新参」として復活することになったのです。

 30年以上も前、最初にオーダーした頃はフランス部品と650Bランドナーの全盛期。私も各誌の記事や広告を参考に、フランス部品でまとめた650Bツーリング車を作りました。時は流れ、ふと見渡すと、プロショップならばどこにでも売っていたようなフランス部品がいつの間にか表舞台から退場していました。パーツや自転車の変遷については、今でも購読を続けているニューサイクリング誌を通じて、ある程度の知識は得ていたものの、さらっと読み飛ばしていましたし、復活間もない頃は、まるで竜宮城から戻ってきた浦島太郎のような違和感を感じました。

 それでも先入観を捨てて調べてみると、最新部品はレースだけではなく、性能・機能・品質の高さからツーリングにも大きなメリットが得られることに気づき、それらのパーツでツーリング車が出来ないものだろうかと考えてみました。イメージとしては、ストレスフリーな走行が楽しめるライトツーリング車といったところです。ただしフロントキャリアとマッドガードを装着したスポルティーフテイストのフォルムは崩したくないということが前提です。そもそも荷物は背負いたくありませんし、雨降り時の泥はねもノーサンキューです。

 そこで、当時のニューサイクリングの広告でちょっと気になっていた東京板橋区の「自転車屋中嶋」さんを訪ねて、自分が抱いている構想を相談し、作りたい自転車のフレーム工作や部品構成案を具体化していきました。そして完成したのがこの自転車です。


 さて、この自転車も完成以来11年を経過し、そろそろ再塗装でもしようかなと思っていました。その一方で、2010年にはカンパニョーロから11速のミドルグループとしてアテナグループセットが発売されたことで、新たに11速車をオーダーしようと画策していたのですが、保管スペースや予算の関係もあって、二の足を踏んでいました。
 そこで、この自転車を再塗装するとともに、一部工作も変更して、アテナを組み込んだ11速仕様に仕立て直すことにしました。

 帰り新参として初めてオーダーしたこの自転車には愛着もあり、今後も大切にしていきたいと思っています。11速車として生まれ変わった姿はこちらのページに紹介しています。


 左の写真は完成当初のもので、シマノアルテグラSTI、デュラエース、105の混在仕様です。

 納車当日に初めて乗った時は、「ヌルッとした」変速の素早さと正確さ、引きが軽くしかも剛性感あふれるブレーキのタッチと効きなどが極めて印象的でした。時代の進歩を実感し、まさに「目からうろこ」状態でした。

 その後、2002年10月〜12月にかけてカンパニョーロエルゴパワー仕様に換装しました。ハンドル上部を持つ事が多いツーリング車にはエルゴパワーのブレーキレバーが使いやすいように思います。
 また、2009年10月には、エルゴパワーを改造してリヤ10速仕様にしました。

 エルゴパワーやシマノSTI装備のツーリング車で問題となる輪行ですが、当初はブレーキワイヤーを抜いたり、分割式変速ワイヤーを分断して、いわゆるフォーク抜きで処理していました。現在は本所のNH-58ガードを分割式に加工していることで、リヤマッドガードの後ろ半分とフロントマッドガード、前後車輪をはずしてロード用輪行袋に入れるだけなので、非常に簡単です。

 その後、オーダーで4台、吊しのフレームで1台作り、現在は700Cの自転車が6台となっていますが、この自転車が帰り新参としての原点であり、これからも大切にしていきたい自転車です。


2009年10月に、図に示すラチェットを交換して、1999年型デイトナエルゴパワーを10速化しました。分解はともかく、組立はやや手間が掛かりました。なお、2000年型デイトナ9sリヤディレイラーでもきちんとシンクロし、実用上の問題点は全くありません。

チェーンホイールは、カンパニョーロレーシングトリプルクランクにブルーアルマイト仕上げのTAベントWリングとTAゼファーのインナーを組み合わせた48-39-28Tです。

2009年10月にスプロケットをヴェローチェUDに換装して10速化しました。チェーンはあえてシマノCN-6600にして、カンパとシマノの相性を実際に確かめてみようと思っています。

ブレーキはいわゆるラージサイズのシマノBR-R600で、効きは申し分ありません。ランプは無印良品の3WハイパワーLEDバッテリーランプで、さすがに明るいです。

ネットオークションで入手した、80年代中期の丹下No.2のギャランティマーク。

サドルは座り心地がソフトで、そこそこ軽量なアボセットO2-AIR40RのCrMoベースのものです。ピラーはセルコフの67X。

リヤガードはサイドプルブレーキ本体真下で分割加工してあります。

個人的に好きなラグとフォーククラウンのメッキ仕上げ。フォーククラウンはナガサワ製ロストワックスのもので、シンプルなデザインが気に入っています。

パナソニックの電動子供乗せ自転車などに装備されているソーラーテールを取り付けました。光センサーと振動センサーによる赤色LED自動点灯式で、内蔵ボタン電池は上面のソーラーセルによる充電式です。


− スペック −
※10速仕様の最終スペック

フレーム 基本仕様 丹下No.2 Cr.Mo、ショートポイントロストイタリアンカットラグ、ナガサワロストクラウン、ロストストレートエンド、丹下RB661ヘッド小物
寸法 フレームサイズ:580mm(C-T)、トップチューブ:550mm、エンド内巾:F100-R130mm
工作 クロウステー2本巻、リヤブレーキアウターダボ3点(割り入れ)、シフトレバー台座、BB下ワイヤーリード、前後ガード隠し止めネジ、フロントキャリア台座 (フォーク内側)、ボトルケージ台座、リヤブリッジ補強、6ミリパイプ製フロントキャリア
塗装 スカイブルーメタリック、ヘッドラグ・フォーククラウンメッキ仕上げ
ホイール系 ハブ カンパニョーロ コーラス(2006年モデル、32H)
スポーク DT チャンピオン1.8
リム マビック オープンプロ(32H)
タイヤ 三ツ星 トリムライン(700×23C)
マッドガード 本所 NH-58(松葉ステー、後分割加工)
駆動系 チェーンリング TA VENT+ZEPHYR (48-39-28T) TISO軽合5ピン
クランク カンパニョーロ RACING-T (170mm) TISO軽合フィキシングボルト
ボトムブラケット カンパニョーロ ケンタウル (2006年モデル)
スプロケット カンパニョーロ ヴェローチェUD10s(13-25T)
チェーン シマノ CN-6600 10s ※KMCミッシリングリンクで接続
ペダル シマノ デュラエース PD-7410(片面SPD)
変速機系 フロント変速機 カンパニョーロ デイトナ(トリプル)
リヤ変速機 カンパニョーロ デイトナ(ショートケージ)
ブレーキ系 ブレーキ本体 シマノ BR-RX100(57サイズ、デュラエースブレーキシュー)
ブレーキレバー カンパニョーロ デイトナ エルゴパワー ※2009/10に10s仕様に改造
ハンドル系 ハンドルバー チネリ 64(420mm)
ステム チネリ 1/A(105mm)
バーテープ シマノ プロ (ブルー)
サドル 系 サドル アボセットO2 AIR40R(CrMoベース)
シートピラー スギノ マイテイー(27.2)
電装系 ヘッドランプ 無印良品(3WハイパワーLED)
テールライト パナソニック ソーラーテール(LED自動点灯・ 自動充電式)
その他 ポンプ トピーク スピード マスターブラスター
ボトルケージ サルサ ステンレス
コンピュータ キャットアイ CC-CL200N(メタリックブルー)

 

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