峠越えを中心としたサイクルツーリングの記録、ちょっと懐かしい峠みちやカタログ、70年代〜80年代のヨーロッパのロードレース、プラモデル製作などについてご紹介しています。
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Part112：1963年 東京サイクリングセンター総合カタログ
Part112は1963年の東京サイクリングセンターの総合カタログです。
東京サイクリングセンターは1955年に創業した都内のオーダーメイドスポーツ車専門ショップの老舗で、オリジナルブランドは「ゼファー」です。残念な事に2008年12月28日に廃業し、現存しておりません。
私がサイクリングの世界を知ったのは1972年、中3の秋でした。当時の都内には旅行車を中心とするオーダーメイドスポーツ車を取り扱っている専門店が何軒もありましたが、初心者の私にとって、東京サイクリングセンターは、その佇まい、ニューサイクリング誌に掲載されている広告、オーナーの板倉氏の個性など、何か別格のようなものを感じたものでした。
オーダーこそしませんでしたが、パーツやニューサイクリング誌の購入などで何度もお世話になりましたし、オーナーから伺う趣味の自転車やサイクリング文化の話もとても興味深いものでした。
このカタログでは、当時のゼファーのラインナップに加えて、各種パーツやアクセサリーも掲載されており、最後のページには、ゼファーのフレームを製作していたトーエイ社も紹介されています。
また、最後のページには、38年7月1日現在のゼファーの標準価格表も記載されていることから、このカタログを1963年のものと類推いたしました。
以下、各ページ単位に掲載していますが、私のコメントは入れておりません。また、文字などはかなり小さくなってしまいますので、電子ブックも作成してあります。無料の電子ブックサービスを利用したため、本Webサイトとは関係ない広告も表示されてしまいますが、実際のカタログをめくるように見ることが出来ますし、拡大表示も可能ですので、合わせてご覧下さい。URLは以下の通りです。
http://www.adjustbook.com/doc/Index/show/us/6796/bk/14172
なお、このカタログは当時の実物をスキャンしたもので、私のWebサイトをご覧いただいた方から、ご本人が若い頃に実際に入手した後、現在に至るまで保管されていた貴重なものです。スキャン後の画像の修正加工はあえてしておりません。紙の黄ばみやセロテープで止めた跡など、若かりし頃に何度となく眺めている内に痛んでしまったこのカタログを補修して大切に保管してきた事が偲ばれます。本ページをご覧いただいている方にも憶えがあるのではないでしょうか。もちろん私もその一人です。ということで、当時の雰囲気を味わっていただければ幸いです。
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