HOME > 追憶のカタログ展 > Part106:1967年 三光舎プロキオン

Part106:1967年 三光舎プロキオン

サイクル 1957年4月号  Part106は1967年?の三光舎プロキオンのカタログです。

 三光舎はスポーツ車の変速機、ハプ、フリーホイール等の製造を中心としていた部品メーカーで、1960年代後半まで存続していたようです。

 ちなみに私が持っている自転車専門誌で最も古いものは右画像に示す「サイクル」の1957年4月号で、三光舎の広告が掲載されていますから、少なくとも1950年代には会社は存在していますが、創業年や歴史などについては、私は存知上げません。






ニューサイクリング 1966年11月号  プロキオンは1966年に発表された変速機で、以下に示すメーカーカタログには、「世界最初の軽合金製変速機」とあります。

 左の画像は「ニューサイクリング」1966年11月号の広告ですが、私と同世代のサイクリストであれば、デザインはともかくとして、機構自体は比較的初期のサンプレックスプレステージに似ていることがわかると思います。
 当時の三光舎はサンプレックスも取り扱っていたようですし、設計上の参考にしたのは、まず間違いないように思われます。








カタログのご紹介

 以下、表紙を含めて10ページのカタログ画像です。単なる製品紹介と言うよりは、取付・整備マニュアルという内容です。プロキオンは、パンタグラフ部に取り付けられているスプリングの形状によって、前期型、後期型があることが知られていますが、以下のカタログは後期型のもののようです。後期型の発表時期が何年何月かは不明ですので、本ページでは、とりあえず前期型の発表の翌年1967年とさせていただきました。

 なお、私自身はプロキオンの現物は見たことはありますが、自身で所有していたことも使用したこともありませんので、以下の画像にコメントは付記しておりません。













inserted by FC2 system